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足したり引いたり、わたしの習慣。


習慣、ルーティンと言えば?
何をする?何してる?

わたしはね、しないことを習慣にしてる。
朝ご飯を食べない習慣!!

わたしのお母さんは、朝ご飯をしっかり食べなさいというお母さんです。
毎朝食卓には、ご飯とお味噌汁、小さなおかずに、お漬物。
そういう家で育ちました。
ごはんは、一日三回。
朝食べないと、元気が出ないよ!!って。

いつのことだったか、朝ご飯を食べるのをやめました。
お母さんは食べなさいって言ったけど。
その頃、お友達とお酒を飲むのが楽しいお年頃の二十代半ば。
夜遅くまで飲んだり食べたり。
朝ごはんまで食べてたら、どうも胃がおかしい。
病院に行けば、お医者さんが胃カメラをおすすめしてきます。

これは困った。どうしよう。
と、その時、大好きなイグアナの真似をするおじさんが、一日一食半しか食べないと知りました。固形物が胃に入らない時間を長くするんだそうです。
それならばと、わたしは朝ごはんを食べるのをやめました。

今までの習慣をやめて、食べないことを習慣にしたのです。
それって、意外に難しい。
炊き立てのご飯とあったかいお味噌汁、ポリポリと楽しいお漬物。
そんな誘惑に負けない強靭な精神力なんて、そもそも持ち合わせていません。
けれど、そこは容姿も気になるお年頃。
ダイエットも兼ねて、食べないことを習慣にしました。
すると、胃の調子も良くなりました。

その後、結婚をしたのですが、パートナーも朝ごはんを食べない人なので、習慣は自ずと継続されました。
けれど、子どもが生まれ、お母さんになったわたしは朝ごはんを作ります。
自然と朝ごはんを食べるようになります。
その頃は、お昼ごはんを食べるのをやめました。
しかし、いつの間にやら一日三食にもどっていました。

するとやっぱり胃の調子が何やらおかしい。
どうもわたしには一日三食は多いみたい。
今は子どもには朝ご飯を作るけれど、わたしはご遠慮させていただいて一日二食の生活です。

足し算って、素敵。
好きなものが増えていく。
けれど、引き算も楽しい。
何が本当に好きかが見えてくる。

何が大事かは千差万別。
トライアンドエラーで足したり引いたり。
誰かの正解はわたしの不正解かもしれないし、わたしの正解が誰かの不正解かもしれない。
今日のわたしと明日のわたし、昨日のわたしで必要なものは違うかもしれない。
昨日はあたりでも、今日はハズレかも。

行き着くところ、「今日のわたしの心地いい探し」が習慣かもしれません。


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