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ユニバーサル・インカム 4月16日ブリュッセルで  ベッぺ・グリッロのブログより

原文はこちら

以下、主要部分の日本語訳です。

ベッぺ・グリッロ

マーティン・ルーサー・キングの夢はユニバーサルインカムだった。 彼がワシントン大行進で"I have a dream!"と発言したのは1963年の夏のことだった。 その後、黒人の法的平等は達成されたにもかかわらず、彼らの生活はまったく改善されていないと嘆いた。 そして 1960 年代、アメリカは大繁栄の時代を迎えた。 工場にはオートメーションが導入され、人々は職を失い始めた。 マーティン・ルーサー・キング牧師は「プア・ピープルズ・キャンペーン」の名の下、収入の保障を求め、ワシントンDCのナショナル・モールをテントで埋め尽くそうとした。 彼はそのキャンペーンのわずか3週間前に暗殺された。

マーティン・ルーサー・キング牧師の死から50年以上が経過したが、状況はさらに悪化している。 貧困が人間社会における最大の課題であることは誰の目にも明らかだ。それはわたしたちの地球に蔓延している。大多数の人々が憂慮すべき不安定な状態で暮らしている一方で、少数のグループが全体の富を支配してる。

経済学者のケインズは、週に15時間労働すれば十分な時代が来ると言った。そう、私たちは、そこにたどりついている。 テクノロジーの驚異的な発展により、それは今ではまったく可能だ。信じられないほど過剰生産になった私たちの社会に、依然として貧困が蔓延する理由はない。すべての仕事の半分は事実上すでに誰の役にもたっていない。それは誰かに給料を与えることだけを目的としている。私たちはお金のために長時間労働を強いられることで、真の人間性を犠牲にしている。

私たちは何ができる? そして、貧困問題に真剣に取り組んでいる人たちは誰なのだろう?

政治がとるべき最初のステップは、真摯に大事なこととして議論をしっかりと開始することだ。

ここからは、私のコメントと写真

ちゃんと、ブルシットジョブについても言及している。
(ベッぺはちゃんとアンドリュー・ヤンはカバーしててびっくりしたことがあるけど、もちろん、ヤンよりずっと進化系だが・・・、きっと、グレーバーは読んでないだろうとなんとなく思ってた、すんません。)
日本にこういうこと書ける人、いないよね。

そして、私が昨年世界1周して痛感したのは・・・
貧者に施しを与える、金を稼ぐための教育を施す人たちは、いっぱいいるのに(それは、およそなんの解決にもならなず、現状を固定化してるだけなんだ・・・とブレグマンも言ってる)、

真剣に貧困をなくそうとしている人はどこにもいないってこと。

ほんとうにマーティン・ルーサー・キング以後、いなんだよ。
だから、私は、キングが暗殺された場所、I have a dreamと叫んだ場所に真っ先に足を運んだ。

幸いにも、ここに本当に貧困をなくそうと動き出した人がいる。
ベッぺ・グリッロがこの世界にいなかったら、私はもう少し自暴自棄だったに違いない(笑)


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