ササキリュージ

株式会社佐蔵ファクトリー 代表取締役 飲食店を15年運営の後デザイン事務所を立ち上げ、…

ササキリュージ

株式会社佐蔵ファクトリー 代表取締役 飲食店を15年運営の後デザイン事務所を立ち上げ、実店舗の集客・業績改善経験を活かした企画・デザインで評判を集め法人化。 ウェブデザインからパンフレット等のグラフィックデザイン、企業YouTubeのプロデュースまで幅広い案件を担当。

最近の記事

03/確率荷重関数

プロスペクト理論を構成する一つのポイントとして確率荷重関数という要素があります。 簡単に言うと、人は必ずしも確率を正しく認識せず、自分の状況や期待・不安・心配事等の要因によって大きく確率をねじ曲げてしまうというもの。 典型的なパターンとしては、ギャンブルにおいて大当たり確率が1%しかなくても「自分だけは勝てるかもしれない」と思いこんでしまう心理や、99%の確率で成功する手術では「1%も失敗するのか。もしかしてら失敗するかも」と必要以上に不安にかられる心理状態が挙げられます。

    • 02/バーナム効果

      バーナム効果(フォアラー効果)とは、かなり昔から利用されている認知バイアスの一つで、みんなに当てはまるようなことを、まるで自分だけに当てはまる事かのように受け止めてしまう心理状態のこと。 「あなたは自己成長意欲が高く、感情豊かで自己表現力もある人。同時に、内向的で物事を頭の中だけで考えてしまいがちな一面もある。」 このような表現をされると、多くの人が「たしかに。自分のことを言い当てられている」と錯覚してしまうのでは。 しかし、よくよく文面を紐解くと、当たり前のことを言っ

      • 01/プロスペクト理論

        行動経済学を学ぶ中で最も親しみやすく、理解しやすい消費者心理、プロスペクト理論。 それは極端に「損」を避けたがる心理のこと。 何かを損したときの心の揺れ幅は、同じものを得したときの2倍〜2.5倍になる心理現象。 分かりやすく言うなら、1万円得したときの嬉しい気持ちと、1万円損したときの悲しい気持ちの心の揺れ幅はイコールにはならず、悲しい気持ちのほうが大きい。 そのため人は無意識のうちに、何かを得するという情報より何かを損してしまうかもしれないという情報に心を動かされがち。