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01/プロスペクト理論

行動経済学を学ぶ中で最も親しみやすく、理解しやすい消費者心理、プロスペクト理論。
それは極端に「損」を避けたがる心理のこと。

何かを損したときの心の揺れ幅は、同じものを得したときの2倍〜2.5倍になる心理現象。
分かりやすく言うなら、1万円得したときの嬉しい気持ちと、1万円損したときの悲しい気持ちの心の揺れ幅はイコールにはならず、悲しい気持ちのほうが大きい。
そのため人は無意識のうちに、何かを得するという情報より何かを損してしまうかもしれないという情報に心を動かされがち。

「明日まで50%OFFに」揺らぐ心。
「投資よりも保険加入」してしまう心理。
などが代表的な反応ではないでしょうか。

「こちらの商品はこんなメリットがあります」
と訴えるより、
「こちらの商品を今お買い求めいただかないとこんなデメリット・残念な未来になってしまいます」
と訴えたほうが購入を喚起しやすくなります。

自社の商品サービスを、どんな利点・メリットがあるのか?という視点ではなく、
無いとどんな不便・不幸・損失が待っているのか?という視点をもって、セールスコピー・セールストークを考えると、今までよりも販売が楽になるかもしれませんね☆


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