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#25 ダルムシュタットについた日

昨日朝、フランクフルトの空港ホテルを出て、ダルムシュタットの街に着きました。これからまずは1年間をこの街で過ごします。


やはりタクシーは時速150キロ

初めてドイツへ来たのは2008年の春でしたが、最初に驚いたのは空港からホテルまでのタクシーが時速150キロ超で走ることでした。ドイツのアウトバーンは「速度制限なし」のイメージが強いかもしれませんが、実際はそんなこともなく、制限速度が決まっているエリアも結構あります。フランクフルト〜ダルムシュタット間も速度制限がありますが、タクシーは飛ばします。一つ前のモデルのメルセデス・ベンツEクラスでしたが(ドイツはタクシーはベンツかフォルクスワーゲン、パトカーはBMWが多い)、下の写真では155キロ出ています。

タクシーも遠慮なく飛ばす

ダルムシュタットは学術都市

30分弱でダルムシュタットに到着。ウィキペディアによると、ダルムシュタットは次の2点でユニークな街です。

・医薬品メーカーのメルクが本社を置き、街の主要な雇用主になっている
・大学が多くあり、最も大きな2大学だけで学生が3万人いる

市の人口が約16万人なので、学生としてカウントされない大学の教員や研究者を入れると、人口の2割近くが大学関係者という学術都市です。考えてみると、僕が最初の学生生活を送った茨城県つくば市(人口22.7万人中、1.6万人が学生)、交換留学で1年間滞在したオーストラリアのウロンゴン市(人口30万人中、3万人 が学生)も似た特徴を持っており、「学術都市に縁があるのかあ……」と少し複雑な気持ちになります。

ダルムシュタット中央駅 ドイツの鉄道駅は共通のにおいがします

これから年末までは、大学のゲストハウスに住みます。ゲストハウスとは、博士課程大学院生以上、客員研究員や海外からの招聘教授が短期間住む施設で、家具に電化製品、食器類、タオルやベッドリネンなどがすべてそろっています。僕が研究することになるダルムシュタット工科大学には2つのゲストハウスがありますが、そのうち Otto-Wolfskehl-Haus に住むことになりました(この名称、まだ読めない……昔の偉い教授らしい)。年末に帰省するまでには次の住居を見つけて引っ越す必要があるので、その時はレンタカー借りてイケアで買い物かな。


ゲストハウス玄関
綺麗だがそっけない室内 ベッドは小さく、冷房はなし
ワンルームに似合わず大きなキッチン〜バーカウンターは素敵

フランクフルト市街へ

入居手続きが終わったのち、周辺の足であるトラムと近郊電車の乗り方を覚える目的も兼ねて、フランクフルト市街へ出てきました。「日本人御用達」の無印良品フランクフルト店にも行きました!クラシック音楽関係の仕事をしていた頃、フランクフルトは年に一度開催される Musikmesse Frankfurt(2019年で終了)に勤めていた会社が出展するために毎年訪れていた街なので、多少の土地勘があります。当時毎年行っていたレストランでお昼を食べました。

フランクフルト中央駅近くの家庭的なレストラン〜ドイツ的な色使いが素敵

気持ちは食べ物でできている

それでも、「ああ、ここでしばらく暮らすんだな」ということを実感したのは、今朝起きて朝食を自分で準備した時でした。人間の感情は脳内の生理現象、ということは気持ちも食べ物でできているはずです。ドイツはレストランで外食すると昼食でも日本円で5,000円近くかかってしまいますが、スーパーで食材を買うと日本よりむしろ安いです。ハム・チーズ・パンは基本的な食材で、種類も多く少量パックもあるので、いろいろな種類にチャレンジしたいと思っています。

今日の朝食〜牛乳のコースターがビールのものなのはご愛嬌

日本では酷暑が続いているのでしょうか?みなさん暑さには気をつけてお過ごしください。こちらは実はとても寒く、1日の最高気温が20℃くらいです。持ってきた薄いダウンジャケットを出そうかな、というドイツからお届けしました。

今日もお読みくださって、ありがとうございました🍻
(2023年8月4日)

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