米粉で作るお菓子作りにハマったアラサー
2ヶ月ほど前に大喧嘩して別れかけた彼氏(小麦アレルギー)のために、最近米粉でパンやカップケーキやら色々作ってたら楽しくなってきたって話。
元々料理は好きで、色々なレシピを再現したりとかするくらいの楽しみ方はしてたんだけど、彼氏が小麦アレルギーだからパンを焼かなくなった。作るのそんなに上手くなかったけどな。
前は仕事で嫌なことがあった時とかに、イライラしながらパン生地をこねくり回したり叩いたりしてたんだけど……そもそも彼氏と同棲してからパンを食べる生活が失われたのだ。
4月に結婚するはずだった彼氏と死ぬほど喧嘩して、別れはしなかったものの結婚が延期になり絶望した私は、以前彼氏に豆でできているグルテンフリーのパスタを使ってカリオストロパスタを作ったところ、彼氏が大変喜んでくれていたことを思い出した。
小麦アレルギーがあるのにもかかわらず、パンやら麺やらが食べられるのが相当嬉しいらしい。成城石井なんかで高くてあんまり美味しくない米粉パンを興味本位で買っていたこともあった。
ここ最近の私はTwitter離れのために色々な趣味に手を出していた。そのひとつが低糖質のデザート作り。豆腐を使ったデザートなどを作る日々だったが、レンジで作れる簡単レシピではなく、もう1段階レベルアップしたお菓子作りをしてみたいと思った。そこで本屋さんに飛び込み、目に入ったのがこの本だった。
米粉のデザートやパンが作れたら、彼氏が喜んでくれるかもしれないと思った。安直で馬鹿な女の発想そのもので本当に悲しくなるが。
米粉レシピの本はいくつもあったが、この本が1番説明が分かりやすくて、なおかつデザートから惣菜パンまであるオールマイティーなものだったので購入。他にも本に載っていた米粉やらベーキングパウダーやら型やらなんやらを色々と買って帰路に着いた。
その晩に彼氏に本を見せると、「俺も作ってみたい」と嬉しそうにはしゃいでいたので、一緒に白パンを作り始めた……が、大失敗。オオバコ粉を買っていなかったことがあとから発覚し、パンになるはずの生地はビシャビシャのまま。焦ってリカバリーしようとおからを入れて無理くり焼いた。結果、ふんわりとした真っ白のパンが出来るはずだったのにも関わらず、カッチカチの白くてでけえ餅になった。あと塩も入れすぎていた。激塩味のでけえ餅は、本当に悲しかったがゴミ箱行きになった。
でも一緒にでけえ餅を作った時間は本当に楽しかった。焼きあがったカッチカチのでけえ餅と対面した時はお葬式みたいな雰囲気になったけど。
そこから私は1人で練習を重ねた。
練習を重ねる毎に、うちの10年選手の電子レンジ(中に皿が乗っててクルクル回る本当に古くて安いやつ)は火力が弱くなってきてることも何となくわかってきた。レシピ通りの出力で焼成を開始すると、なんだか微妙に焼ききれてないものになるからだ。本当に買い替えたい。
練習を重ねて色々作れるようになってきて、彼氏にできたものを食べさせると「外で買うより美味しい」と褒めて貰えるようになった。お世辞もあるだろうけど、嬉しくなってそのあとも沢山お菓子を作った。
色々と作れるようになってきてからはお菓子作りが本当に楽しい。砂糖は全部てんさい糖を使っているので、その辺で買うよりは身体にいいはず。
これからも色々なものを作っていきたい。
※なお、これらを食べ始めた彼氏の体重は徐々に増えつつある。
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