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裁判を傍聴してみた

※366日間チャレンジ、114日目。

今日、東京地方裁判所の傍聴に行ってみた。
稲垣佳美さんの『大人の社会科見学』イベントというわけで、なんせ初めての経験である。
裁判所に行くというだけで緊張して、なぜかジャケット&パンツのスーツで参加。
ただの傍聴人なのに、まるで裁判関係者のような出立である。

Googleマップのおすすめは『霞ヶ関駅で降りてB1b出口から徒歩1分』ということだったので、そのルートで行ったら、裁判所の裏口に出てしまい、そこからぐるりと正反対の正面玄関まで歩いて移動。

入口では手荷物検査があり、金属の飾りがついた靴を履いていた私は、探知機にひっかかってしまった。
あれほんと緊張しますね、ピーピー鳴ると。
でも検査官の方々は慣れたもんで
「あ、これは靴の金具ですね」
なんて言いながらフレンドリーに確認してくれた。

この日に行われるいろんな裁判の、どれを傍聴するか、入口の機械をチェックする。
混雑時は一人5分以内だそうだが、今日はそんなに混んでいなかったし、私より先に到着していた佳美ちゃんと香織さんが、すでにチェックを済ませていた。

裁判所内は撮影禁止なので、基本的には手書きのメモなのだが、中にはキーボードでスマホか何かに打鍵している人もいた。
すごいなー、手書きより早いからそうしてるんだろうなあ。

今日は、傍聴の人の数もそう多くなく、裁判所内はとても静かで、なんだか雰囲気に圧倒される。
裁判官の人たちや、検事、弁護士などの、柵の向こう側にいる人たちが、めっちゃ賢い人たちに見える(というか実際そうなんだろうけど)。
そういう、
「弁護士なのだからすごい人に違いない」
「裁判官なのだからすごい人に違いない」
みたいなバイアスが自分の中にあったことを知る。

なぜなら、ちょっとここには書けないけど、びっくりするような、つまり、自分のこれまでのイメージとはかけ離れた人たちが、目の前にいた、ということである・・・。
書けないのが歯がゆい・・・。

さて、実際の裁判は、とある刑事事件を傍聴した。
あんまりおっかないのは嫌だったので、軽めの事件を・・・と思っていたのだけど、そこそこ怖かった・・・。

検事さんや裁判官さん、弁護士さんたちが、あまりにも早口で、めっちゃ集中して話を聞いていたので、わずか1時間余りだったのに、ものすごーく疲れた。
あと、噂に聞いていた『傍聴マニア』みたいな人たちって本当にいるんだなー、としみじみ思ったり。

あ、あと、証人喚問の場面で、証人が見えないように、厳重にアコーディオンカーテンや衝立を立てて目隠ししているのもびっくりした。
ドラマとか映画とかとは違うんだなー。

実際の現場の防犯カメラ映像や、現場の地図などの資料に書き込みながら見るためのOHP(OHPとか!!超久しぶりに見た!!)などの出番もあって、短時間でも盛りだくさんの審議だった。

話を聞きながら、実際の現場の様子を頭の中で想像し作り上げていく。
ふー、なんだかすごく疲れた・・・。

ランチは、近くの農林水産省の、一般の人も入れる食堂に行った。

一般の人も気軽に入れる


これがおいしくって!!
そして、メニューに「自給率」みたいなのが書いてあった。
私が今日食べた『チーズ入りメンチカツ』プレートは、たしか75%くらいの自給率だった。

チーズ入りメンチカツ、雑穀ご飯(小)、ほうれん草のおひたし、味噌汁、プリンで1060円だったかな?あとはテーブルに置いてあったお茶。

美味しかったー。プリンはカラメルが底に入っているタイプ。
お腹がペッコペコに空いていたので、ペロリだった。

そこから歩いて日比谷公園に行き、なんとなく園内を彷徨いてお花を見たりしてから日比谷へ。

あれ?日比谷のゴジラってこんなに小さかったっけ??

日比谷ミッドタウン1Fのレクサスカフェで、オーツミルクラテをいただく。

ほっと一息。てかこの砂糖の絵・・・だいじょうぶ?履いてる??

そこから3時間くらい、女3人でめちゃくちゃ話に花が咲き、気づいたら夕方だった。
いやーほんと勉強になる1日だった・・・。
本当に今日、参加して良かった。

今日の一番の教訓は・・・
「人は見かけ通り!!」
見た目が変なのにめっちゃキレッキレに弁護してくれる弁護士さんとかって、あれはドラマや漫画の中のフィクションにしかいない、ファンタジーなんですね・・・というか、むしろ現実には存在しないからファンタジーとして成り立つんですね・・・ということをこの目でしかと見た、そんな1日でした。
見た目と中身がギャップがある人なんて、まあほとんどいないってことですな・・・。そのことを思い知りましたわ、ほんと。

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