人生の勢い

僕の人生は我ながらジェットコースターだ。

これは人生の山あり谷ありの様なHIGH & LOWを表すのでなくて、「勢い」での例え話である。

大抵ジェットコースターは最初はゆっくり焦らして、頂上に達して落下が始まる瞬間が1番早く感じるだろう。

恋愛に関しては僕もそんな感じだ。だらだら関係が進んでないように思える程度が長く続いた後、何らかの急展開で付き合う人が決まる。

これは一連が同一人物だったり、長く続いていた人でない、途中出場代打のような人だったりまちまちである。

だがしかし、進展の進み具合がほぼ止まった状態の時と急に進む時の勢いの差は富士急にある高飛車くらいある。ほんとに。

今回も半年ほど彼女が欲しいなと思いながら半年以上奮闘していたが、作れなかった。去年の浪人時に比べて大学という最高の機会がありながらできない自分が不思議でならなかった。

しかし、夏のイベントも全て終わり、冬に差し掛かった今日この頃、僕のジェットコースターはやっと落下を始めた。

彼女ありきの幻想の夏を叶えるため、マッチングアプリをせこせこ頑張っていたのだが、ノリが合いそうで合わない人や会ってみるとなんか違ったり、と全然結果が奮わないまま夏が終わった。

秋に入り、マッチングアプリも辞め、インスタを交換しておいた数人と会話していた。

とある1人と通話して話す機会があったのだが、趣味についてこの上なく話が合った。明日の一限を忘れ、夜更け前まで話した。

そして次の夜も通話しているとどうやら相手の方が休みなのでこっちに遊びに行こうかとなった。

そこまではまぁ普通だが、泊まりで2日遊ぶなら、と一緒に泊まることになった。会ったこともない異性と同じベッドで寝ることまで約束するのは初めてだった。

一瞬これは美人局か怪しい詐欺かと思ったが、相手の反応見る限りないぞと自分のアンテナが言ってたので信じることにした。ただし流石に初めて会った相手に手は出さないと誓った。

という訳で深夜2時に明日のバスとホテルを予約し始め、話して合計5時間で2日間一緒に遊ぶことが決定した。

平日の2日間、自分は授業を一コマ分サボって2人で色々なところに出かけた。自分の住んでる街を1人で楽しむのとデートで使うのではまるで見え方が違った。こんなにも良い街だったのかと再確認でき良い機会だった。

人生のジェットコースターはいつ動き出すのか本人には分からないが、少なくとも楽しむ気持ちがあれば、動いてくれることを確信した。










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