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北欧 #アイスランド 旅行記(3日目)〜ダイヤモンドサークル〜

アイスランドに行くと決まり、ガイドブックを数冊取り寄せ、まず直感的に行きたいと思わせたのが、北部の都市アークレイリを拠点とするダイヤモンドサークルと呼ばれるエリアだった。

そのエリアの中にミーヴァトンという湖があり、球体型のマリモが生息している。この球体型のマリモが生息できるのは、地球上ではこのミーヴァトン湖と北海道の阿寒湖のみと言われている。

アイスランドで生まれたプレートが、日本で潜り込んでいるから、この二つの湖も何か見えない存在で繋がっていてもおかしくない。

ミーヴァトン湖の周囲には、神々が宿る滝と知られているゴーザフォス、洞窟の温泉があるグリョウタギャウ、13のサンタクローズの棲家の近くにあるナウマファトル、そして湯治施設のミーヴァトン自然温泉。

ミーヴァトン自然温泉では、入浴だけではなく、低温サウナ施設もあり、フィンランド発祥の健康法も試みる事ができる。

フィン式サウナの特徴はとにかく低温で、ハーブなどの薬草を蒸すなどして香りも良い。低温だと汗がじっくりと出て、時間をかければ、脂肪に溶け込んだ毒素も一緒に排出される。日本でも薬害で苦しんでいる患者さんを、この方法で医師たちが助けているケースも少なくない。

ガイドブックに見せられる、これらの写真たちを見ながら、どこか懐かしさを感じつつ、吸い込まれるように導かれていった。

よくよく調べると、このダイヤモンドサークルに車で行き、首都であるレイキャビークに戻るためには、車で雪や氷がない状態で往復12時間程。

今回の日程で、ましてや冬期には到底行けない場所だと分かり、諦めかけていた所にレイキャビークとアークレイリの間に、国内線の飛行機が就航している事を知り、迷わず予約してしまった。

実際に来てみると、そこにはガイドブックの写真からは伝わらない、それ以上の自然の精霊を肌で感じる事ができた。一瞬一瞬、どの光景も息を呑むほど綺麗だった。

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