sassatakashi

0歳から6歳までイギリス、12歳から18歳までアメリカに、計12年間の海外生活を経て、…

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0歳から6歳までイギリス、12歳から18歳までアメリカに、計12年間の海外生活を経て、31歳に先住民ホピ族ルービンサウフキーと出会い、人生の転換期を迎える。岡山県新見市で、夫婦でマッサージ治療院を開業。

最近の記事

北欧 #アイスランド 旅行記(12日目)〜ヘルシンキ国際空港〜

アイスランドでマスクをしていた人はいなく、フィンランドでも、ワクチン接種歴がなくとも、普通に入国できる位、コロナ騒動は終わっていた。 しかし、日本はまだまだコロナ禍の最中。帰国するのに、ワクチンの接種歴、または陰性証明書、そしてマスクの着用(布マスク厳禁)が必要だった。 私は日本脳炎のワクチン接種で一時心肺停止状態に。嫁さんは、MRワクチンの時に失神した経験があり、医師の勧めでコロナのワクチン接種を控えている。 昨年の夏に家族全体に罹患歴があったが、それでも帰国時にPC

    • 北欧 #アイスランド 旅行記(11日目)〜ケフラビーク〜

      いよいよ出発の日を迎えた。長いようで短かった旅路。アイスランドの大自然の厳しさ、慈しみ、美しさで心を根こそぎ揺さぶられた十日間だった。 脳裏に見てきた数々の情景だけ浮んでは消え、まだ心の整理がつかない。 ケフラビーク国際空港から飛行機が離陸する時に、娘が大粒の涙を流しながら、アイスランドの精霊たちと別れを惜しんでいた。 「もう少しの間だけ、アイスランドにいたかった・・・」 そう、娘の涙が語るように、それだけ大自然との濃密な対話があった。 静かに祈り、雲の音に耳を傾け

      • 北欧 #アイスランド 旅行記(10日目)〜首都レイキャビーク〜

        いよいよアイスランドで過ごす最終日。悪天で、もし予定されていたスケジュールが遂行できなかった場合の予備日として設けた日。幸運にも予定した日程を全てクリアできたため、最終日はシルバーサークルという案もあったが、アイスランドのカルチャーにより寄り添うため、首都レイキャビークで過ごす事を決めた。 まず、アイスランドの伝統から着想を得た近代的な聖堂であるハットルグリムス教会。1986 年に建立され、高さ 73 m のタワーがあり、展望台で首都を360度眺めた。 朝食には、熱々のワ

        • 北欧 #アイスランド 旅行記(9日目)〜スナイフェルネス半島〜

          いよいよ旅も終盤に差し掛かってきた。 自然の脅威は留まる事を知らない。元旦まで出ていた爆弾低気圧による警報が、朝起きた時点で何とか解除されたが、道路状況を見ると、まだまだ危険な運転リスクがあるようだった。 しかし、そのリスクを犯してでも、この日予定されていたスケジュールを遂行したい事があった。 アイスランドと言えば、アイダーダック(ケワタガモ属のカモ)の羽毛(ダウン)布団も世界的に超高級羽毛ふとんの原料として愛好家に人気を博している。 私たちが興味を持ったのが、その製

        北欧 #アイスランド 旅行記(12日目)〜ヘルシンキ国際空港〜

          北欧 #アイスランド 旅行記(8日目)〜年越し花火&ボンファイヤー〜

          新年明けましておめでとうございます。 移転や転校、入園と家族にとって激動の一年でしたが、ご縁を頂いた皆さまのお陰で乗り切る事ができました。 新たなる挑戦や課題が、滞在中のアイスランドで導かれるように明確になってきています。 この経験が、皆さまに還元できるよう精進して参りますので、本年度も何卒宜しくお願い申し上げます。 さて、アイスランドの大晦日は、あいにく大雪の警報が出るほど大荒れ。 もともと、大晦日のレイキャビーク名物のボンファイヤー(焚き火)と年越し花火を見るた

          北欧 #アイスランド 旅行記(8日目)〜年越し花火&ボンファイヤー〜

          北欧 #アイスランド 旅行記(7日目)〜ゴールデンサークル〜

          南から南東地方を襲っているストームの勢いが収まらず、朝起きてみると宿泊していたビークの街とその周辺が、また雪で通行止めで麻痺状態。 そういう時は、夜明けちょっと前の9時位に出ると、除雪車が通ったばかりで、観光客があまりいなく、運転に慣れた地元ドライバーが慣れない運転を上手に避けてくれるから、実は一番安全な時間帯とレンタカー屋に紹介されていたので、忠実に従った。 ビークの街を出て、首都レイキャビークに帰る途中に、ゴールデンサークルと呼ばれているエリアに立ち寄った。 アイス

          北欧 #アイスランド 旅行記(7日目)〜ゴールデンサークル〜

          北欧 #アイスランド 旅行記(6日目)〜ヨークルスアゥルロゥン氷河〜

          ついに念願の氷の洞窟探検の日がやってきた。 まず、朝一番にアイスランド気象台の予報を確認する。風速20メートルの嵐で警報が出ていた。 次に、ツアーガイドからこの嵐の中、専用車で洞窟に近づけなくなったため、マイナス10度以下の強風の中、1時間近くハイキングしないと近づけないが、子供たちは大丈夫か?とメールで問い合わせがあった。 毎日30分かけて学校まで歩いているとか、新見の寒さに耐えられているとか、訳の分からない返答をし、とりあえず宿から氷河に向かう事にした。 日の出を

          北欧 #アイスランド 旅行記(6日目)〜ヨークルスアゥルロゥン氷河〜

          北欧 #アイスランド 旅行記(5日目)〜南アイスランド〜

          今朝はアイスランドの気象を知らせるアラートに起こされる。アラートの内容は、これから向かおうとしているヨークルスアゥルロゥン氷河周辺含める、アイスランド南東地方に風速20メートル以上の嵐が夜にかけて迫っているとの事、数日間はまた荒れる。 幸いにも、雪は伴わないとの事、日頃の行いには自信がなかったが、翌日に予定していた氷河の洞窟ツアーが行われるかどうかも分からない状態だったが。ダメ元で向かう事にした。 南アイスランドは、まさにアナと雪の女王の世界が繰り広げられた舞台である。

          北欧 #アイスランド 旅行記(5日目)〜南アイスランド〜

          北欧 #アイスランド 旅行記(4日目)〜北から南へ〜

          真夜中にオーロラの出現を知らせるアラートに叩き起こされた。急いで外に出て、夜空を見上げると、連日現れてくれた物と比べて、明らかにスケールの違う一面のオーロラが包み込むように輝いていた。 今までは、写真を見ると緑色に写っていたが、肉眼ではほぼ白色で動きがあまりなかった。 北アイスランドのオーロラは一味違うと聞いていたが、その意味を良く理解した。 肉眼でも、くっきりと緑色に見えて、まるで天使の羽に包み込まれるような錯覚を起こすような舞だった。 雪が降ったり止んだりな状況だ

          北欧 #アイスランド 旅行記(4日目)〜北から南へ〜

          北欧 #アイスランド 旅行記(3日目)〜ダイヤモンドサークル〜

          アイスランドに行くと決まり、ガイドブックを数冊取り寄せ、まず直感的に行きたいと思わせたのが、北部の都市アークレイリを拠点とするダイヤモンドサークルと呼ばれるエリアだった。 そのエリアの中にミーヴァトンという湖があり、球体型のマリモが生息している。この球体型のマリモが生息できるのは、地球上ではこのミーヴァトン湖と北海道の阿寒湖のみと言われている。 アイスランドで生まれたプレートが、日本で潜り込んでいるから、この二つの湖も何か見えない存在で繋がっていてもおかしくない。 ミー

          北欧 #アイスランド 旅行記(3日目)〜ダイヤモンドサークル〜

          北欧 #アイスランド 旅行記(2日目)〜ブルーラグーン〜

          世界最大の露天風呂で有名なブルーラグーン。 1976年に、日本の技術を利用して地熱発電を開発しようとした際に、溢れ出てきた副産物が、シリカやミネラル豊富の乳白色の人工温泉。温度は39度に保たれており、今はスパ施設、湯治施設、地熱発電所の三役を担っている。 アイスランドのケプラヴィーク空港に到着したのが午前9時半頃。レンタカーを借りて、ブルーラグーンに到着したのがお昼位で、いよいよ待望の入浴タイム。 ブルーラグーン名物のシリカ(ケイ素)泥パックが提供されていて、10分ほど

          北欧 #アイスランド 旅行記(2日目)〜ブルーラグーン〜

          北欧 #アイスランド 旅行記(1日目)〜機内泊〜

          アイスランド行きを決めたのが夏頃だった。その時に、子供たちが休みの期間で一番安かったのが、年末年始の期間だった。 世界一物価が高いと言われている国で、円安の歯止めが効かない時期の滞在。しかも、すぐ近くでウクライナ危機を迎えている状況で、世界的にも記録的な原油高。 年末から1月にかけては、日照時間が1日4時間しかなく、年間で最も過酷な天候が吹き荒れ、国中の道路や空港が平気で数日封鎖されてしまうような時期。訪問、ましてや観光に向いている時期とは決して言えない。 実際に私たち

          北欧 #アイスランド 旅行記(1日目)〜機内泊〜

          北欧 #アイスランド 旅行記(0日目)〜はじめに〜

          夢の中で、寿命は44歳までと告げられていた。しかし、それは幻だったのか、新たな役割を持たされたのか、45歳の誕生日を迎える事ができ、何かまた動き出そうとしている。 2022年は、温泉と手技療法を融合したサービスを提供するため、立地条件が良かった新見の市街地から、山里離れた熊谷温泉に施術院を移した年だった。 「軌道に乗って商売しているものが、山奥に引っ込んでどうするんだ?あまりにも常識破りで、田舎では自殺行為に等しい!」と地元の方に助言を頂いた事もあった程、思い切った決断を

          北欧 #アイスランド 旅行記(0日目)〜はじめに〜