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小学校教師の「授業力」向上を妨げている要因は,間違いなくこれだ‼️

「教師は授業で勝負せよ‼️」

とずっと言われてきました。小学校で6時間授業の日は
「45✖️6=270」学校にいる時間が約7時間とするなら
授業はそのうち4.5時間を占める。つまり授業が魅力的なら,学校は楽しくなる。だから,教材研究を怠ってはいけない・・・と。

確かにその通りで,間違いなく正論なのですが,そんな時間やそこに割く労力なんて存在しないのが悲しい日本の教育現場の現状です😖

授業でしっかり子どもたちと向き合いたい‼️そう思っていても,できないシステムになっています。もちろん,毎日勤務時間を超え夜まで働き,土日も使えば不可能ではありませんが,それはもはや仕事ではなく完全に趣味😝(趣味と言い切れて,楽しいのなら問題ありません👍)

この記事を最後まで読めば,タイトル通り「小学校の先生の授業力の向上が難しい理由」を知ることができます☝️

①授業より優先せざるを得ない業務に追われている

「学習指導」は「学級経営」と紐づいている部分が多いので,切り離して考えてはいけない部分もあるのは承知していますが,「教材研究」と「学級経営」ならば分離して考えて問題ないと思います。
小学校は学級担任制で,一人の教師が学級経営を行いながら,ほとんどの教科を受け持ちます。当然,勤務時間内でできることには限界があるので,優先順位をつける必要が出てきます😵
(♯今回は校務分掌は一旦置いておこう‼️)(♯これも,担当によっては重い)

例えば,クラスの友達とトラブルがあって,怪我をして帰った子どもがいたとします。16時頃に電話をしても,繋がらない・・・。モヤモヤ😰
少し時間を空けてもう一度かけなければ・・・
じゃぁこの時間を使って来週の教材研究をしておこ・・・う・・

なんて,絶対にならないんです😱

そんな精神状態にはならんのです💦(♯サイヤ人は別です😆笑)
学級担任としては「学級崩壊」をさせたくない。トラブルは早めに手を打っておきたいし,保護者との信頼関係を築いておきたい。
例え上手くいっていたとしても,この状態をKEEPしたり,もっともっと成長するために,いろんな事を仕掛けたい。
このような思いと教材研究を天秤にかけたら,どうなるか⁉️言うまでもありませんね💦一度,クラスが崩壊してしまえばその後の方が,遥かに大変なのです。最低限の教材研究(・・・と言うよりは指導書を読んでおくレベル)はしますが,残りの労力は「学級経営」に注ぎたくもなります。


②同じ授業は数年に1回

①の理由ももちろんあるのですが,システムの観点から考えるとこれが最も主たる要因だと思っています‼️(♯いや,確信しています🥴)

授業を終えて「改善点はどこだったか⁉️」なんて,悠長にしている暇すらありません。あったとしてもこの授業を次にするのは数年先(もしかしたら10年後かも・・)になるわけなので,スキル的な事は次回に繋がっても,教材解釈のような観点はその日で完結してしまいます。(♯そりゃそうーだ😭)
いつやってくるかわからない日に向けての反省より,目の前の学級のために時間を使う方が有効に決まってますよね⁉️

その結果,スキル面に関しては成長していくけれど,教材解釈などの点からすれば向上は困難であり「うまいことやって,簡単に終わらせる」能力が開花してしまう・・・・そんな悪循環が生まれてしまう仕組みですね😖

🟧ざっくりまとめると・・・

短期的な目の前の結果を膨大に求められるので,長期的な目標を立てて実践することが限りなく不可能に近いから・・・なのです‼️

🟧エンディング✨

授業力向上にはスキル的な面だけではなく,やはり教材内容に関する深い造詣が必要になってきます。そのためにはやはり「時間」と「心のゆとり」が不可欠です‼️胸を張って「授業で勝負するんだ‼️」とい言うために👍

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