バイクの乗り方、腰痛防止

だんだん日々、冬らしくなってきた。

自分の住む仙台も、朝方は寒いときはいつ雪が降ってもおかしくない雰囲気だし、チラチラと雪が降っている日も出てくるようになった。ここ20年間ぐらい真夜中はいつも外にいるという、ある種、特殊な環境に新聞配達をしていると、夜外におらざるを得ない状況だが、外にいることで、やはり季節感、季節の移ろいは、深く意識する。

11月末から12月に入り、秋が終わり、冬の空、冬の日差し、冬の空気感に変化してきて、ここから3月10日ぐらいまでが、冬という感覚になる。

特に寒さの峠は、12月中旬の今から、1月中旬までで頂上へ行き、1月中旬から2月20日ぐらいまでが、大底だという感覚だ。

そこから、三寒四温、温かい日が現れだして、3月10日も過ぎると、春に向かっていることを実感しだす。

冬は仙台だと寒くても、-3度ぐらいまでにはなるイメージだ。どんなに下がってもそれぐらいかなと思う。俺の長野の内陸の実家は-10度~15度くらいになることを考えれば、寒さについては、めちゃくちゃ厳しいという感じではないけれど、雪はやはり東北なので、確実に降ってくる。

関東で配達していたころは、雪の回数は年5回以下ぐらいには平均しておさまっていたかなと思う。また、降っても残らず、数日で溶けていくという感じだったが、東北は一度降ると、寒さが続けば残り、アイスバーンや根雪になって残ることもある。

だからこそ、タイヤチェーンでは、その頻度では対応できず、バイク用のスパイクタイヤを11月の末から4月の上旬までは履いているのが、毎年の恒例だ。

寒いと体の動きも悪くなり、膝や腰、手首、肩など影響が出てくるので、若いころは意識しなかったが、体を温めて、体温を落とさないことの重要性を年々、意識するようになった。

準備運動してから、配達に出るというのは大事だし、バイクの乗り降りで、ハンドルとシートの間のレッグシールドで、フレームの低いところからバイクをまたぐのが楽ではあるが、ここをあえて荷台から足を振り上げて大きくまたぐことで、腰痛を防げることを、数年前に気づいて、これを年間を通して実践している。

おかげで、数年前までは1か月に1回、整体などにメンテナンスで通う習慣があったが、それもしなくてもいいような体になった。

腰を支えるのは、腹筋と背筋がメインだが、バイクの前側の低いところをまたぐ形での乗り方は、背筋だけを使うような形になる。

これを荷台に足を振り上げてまたぐことで、股関節の筋肉の強さと可動域の確保がされるようになることで、腹筋背筋の前後の筋肉だけでなく、太ももの内側と、外側の筋肉でも体重を支えることができるようになるので、負担が分散するし、大きな動きをあえてすることで、体の可動域が日々、確保される。

これは自転車に乗ることにも応用できるので、ハンドルとシートの間の一番低いところをまたぐよりも、あえて、オーバーだが荷台や後輪の上を足を振り上げる形で乗る習慣をつけると、腰痛へのメンテナンス対策を日頃、取り入れることができるようになる。

日常の生活の中に、オーバーな予備動作を取り入れることで、それが体幹の維持や、可動域の確保につなげることができるという、このやり方は、工夫次第、考え方次第では、いろいろ応用が利くと思う。

例えば、椅子は背もたれをできるだけ使わず、腹筋を意識して背筋を伸ばし、姿勢を意識するだけで、腰痛や肩こりへの影響がだいぶ違うと思っている。さらに、あぐらや正座を取り入れて、股関節を開いたり、足首の腱を伸ばしたり、脛の筋肉を伸ばしたり、足首のまわしの可動域を意識した、姿勢の取り方を意識するだけで、特別な運動を取り入れなくても、日ごろの習慣として、ある程度の、体のパフォーマンスを維持できる。

4年前は臨時配達員として休刊日以外休みなく配るという、いかにして毎日、配達できるコンディションを維持できるかという、プロ野球選手がペナントレースを故障なく、全試合出場するような条件を求められていたから、

風邪をひくことも、体のパフォーマンスを維持することも、特別なメニューなしに、日常の動きの中で、そのメンテナンスをしてしまうという発想は、いろんな分野で、その考え方は応用できると思っている。

バイクの乗り方で、腰痛を防止できるという、今日はそんな話でした。

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