外出と気の入れ替え
休みの日はエネルギーが落ちがち。
最近のパターンとしては寝ている時間が多い気がするし、起きていても、とりたてて何かやりたいと思う気持ちもわかない。やらなければならないことは、常にたくさんあるが、それらをやるモードになかなか入れないのが悩みどころ。
とはいえ、機械ではないので人間、そういうものかもしれないと、最近、少しずつ思えるようになってきたかもしれない。
以前は、何もできない自分に罪悪感や嫌悪感をひどく感じていた。とはいえ、何もできないのは紛れもない現実なので、それもやや諦めから、そういう現実だと受け止められるようになってきた。
そんな休みの前の日の空白の時間、無気力な時も、なんとか有効に使いたいと思う。
昨日は、動く気力がないまでも、休みの日にしかなかなかできないことをしようと思って、絶対に外には必ず出るということだけは、ゴロゴロしながらも心の中では決めていた。
時間はたっぷりあったが、大半は何をしているかわからないようなぼーっとした時間を過ごして、夜の21時半、ようやく重い腰をあげて、仙台っ子ラーメンを食べにバイクに乗った。
閉店時間が22時だったので、まさにギリギリだった。その日は、まともなものを何も食べていなかったので、すきっ腹にネギラーメンがガツンと入って、体と心が温まった気がした。
ちょうど仙台っ子の隣が快活クラブというネットカフェなので、最初はラーメン食べた後は、そこに行こうとは考えていなかったが、休みの日にしか来るチャンスはないと思って、ラーメンを食べ終わるころには、ネカフェに入る決意をしていた。
ハンターハンターの37巻が出ていたことは知っていたので、それはどこかのタイミングで読んでおかないとと、このタイミングしかないだろうと、まずはそれを目的に入った。
快活クラブのいいところは、ドリンクバーもさることながら、ソフトクリームが食べ放題のところも魅力だ。
料金もオープンブースなら3時間で650円前後なので、普通のカフェに入るより断然安いし、飲み放題で、漫画も読めて、雑誌も読めて、ネットも使える。やはりコスパはいい。
ハンターハンターの37巻は読むのに時間がかかる。
文章や設定をしっかり理解しようとすると、1ページ1ページごとじっくり読み込む必要があるからだ。王選編になってから余計にそうなった。小説を読むのに近い。それだけ設定や登場人物が作りこまれていて、読みごたえはある。
ハンターハンターを読み終わった後、ダイの大冒険のアバン先生スピンオフの新作があることを新作コーナーの棚で知り、これは読みたいと思って1巻から、現在最新の6巻まで読み込んだ。
昔、ダイの大冒険を夢中になって読んでいたころの記憶がよみがえった。
その時点で5時間が経っていた。当初3時間で帰ろうと思っていたが、いざ漫画喫茶に行くと、そういうモードになってしまうことは、なんとなくわかってはいたけれど、行ってみてやはり、初めてそういう気分を実感する。
6時間までいようと思ったが、さすがに漫画を読むのも疲れたので、最後にまおゆうの漫画が棚にあることを確認して、1巻のさわりだけ読んで店を後にした。
まおゆうは18巻あって、これも前から小説とともに気になっていたが、とうとう、読むきっかけを得た。たぶん、また読みに来ると思う。なかなか中身のある面白い作品なのだ。経済を取り扱った珍しい作品でもある。
帰宅したのは夜中の3時。いつもは配達中の時間だったが、今日は休み。外出せずに、家にいればラーメンも漫画も読めず、ただ、ぼーっと動画を見るか寝ているかしていたと思う。
そう考えたときに、自分が進めるべき作業は何も進んでいないことに関しては変わらないのだが、寒くてもバイクに乗り、外出したことで、ラーメンも食べ、漫画も読み、気持ちが充実した。
体の調子も寝ころんだまま過ごすよりも、食べて、でかけて動いたので調子は上がった。外出して、気持ちを入れ替えるということは、もっと重要なことだと意識したいと思えた。
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