見出し画像

私と苺

私は苺が大好きで
グラスに入った苺を食べる。
苺はお口の中甘酸っぱくて
私を喜ばせる。
口の中に広がって
やがて消えてゆく苺
苺は私の身体に入って
私に…なった…?

苺はもう何処にも無い。
今私が食べちゃったからだ。
今はほんのり味があるが
やがて胃の中で消化され
もう苺じゃなくなる。
ドロドロに融かされて
私の栄養となって
苺は私の身体となり
私は苺を食べ入れた私
私と苺さっきまで2つだったのに
今は1つに…なった…?

苺という実体は何だったんだろう…

私という実体は…?

私がもし皮膚の内側だとしたら
苺と私は一体…
苺は私?

さっきまでキラキラと
輝いていた真っ赤な苺は?
さっきまで私と苺だったのに
今あるのは私だけ…?


私と苺に境は無い

私と苺に境界線は無い


夕暮れの風がカーテンを揺らす
苺を食べた私の唇に
あなたの唇が重なる


ここにも何処にも境界線は無い


苺は私

私はあなた

あなたは夕陽

夕陽は風

風はカーテン


苺=私=あなた=夕陽=風=カーテン…∞




* * * * * * * * * * * * *

最後まで読んでくれてありがとう(*^^*)♪

またサティに会いに来てねー(^з^)~.:*:・'°☆








この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?