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小学生を引退 おかしな自分のまま世界にくつろぐ

こんにちは、TO-JIBAのひろみです。
我が家には現役を引退した子どもがいます。
8歳の時から、学校に行かなくなりました。
退職後のおじいちゃんのように、時々顔は出します。
朝起きたら机に向かい、同じような時間に緑茶を入れ、プチようかんを食べ休憩をします。
みんなと違う時間を過ごしています。

よく自分の子どもを紹介する時に、小学生の娘とか、中3の息子など、肩書や所属をつけますが、娘はどうでしょうか?

どんな枠にもあてはまらない、個性的な人。

集団と過ごさないことを受けいれてくれる、学校。
わたしとあなたは違う、という当たり前にして忘れがちなことも大切にしてくれる環境に恵まれて、幸せな毎日を過ごしています。

娘はおかしな自分のまま世界にくつろいでいます。
そして、私はそんな娘の様子から、自分自身の長年の心のわだかまりが解けました。

学習性無力感

私が初めて集団生活を送ったのは、幼稚園。
辛いことばかりでした。
フルーツバスケットや椅子取りゲーム。
ドキドキ、ハラハラしてただ疲れる。
やりたくないのに、やらない自由はない。

提供する側は、ゲームは楽しいもの、と思っています。

先生は、ゲームを通して、ルールを守ることや人との関わりを楽しむ、など教育的な意味合いから、プログラムを提供します。

多くの子どもたちは、盛り上がり楽しんでいます。
そうでもない人も極少数派ながら存在することに気づいてくれる大人はいませんでした。

参加せず、少し離れたところから盛り上がっている様子を見るのは楽しい。
そんな参加の仕方を許してはもらえませんでした。
楽しみ方は人それぞれなんですけどね。

これらは、全部私が内向型であるからの特性だと、大人になった今はわかります。

内向型の特性、刺激に対する感受性の高さからきます。
遺伝子レベルで、刺激を受け取るセンサーが強いのです。

小さな刺激を、人より多く感じて疲れてしまう気質。

断っても先生は言葉巧みに誘って、やらないことを許可してくれないし、楽しむべきのスタンス。

さらに言えば、幼稚園だって行きたくないのに。
小さな子どもが抵抗しても、うまく言葉にもできず、諦めて従うしかない。

学習性無力感とは、まさにこのこと。

学習性無力感とは 長期にわたってストレスの回避困難な環境に置かれた人や動物は、その状況から逃れようとする努力すら行わなくなるという現象。Wikipediaより

ホリエモンみたいな強さ

幼稚園の頃、母が担任から私について苦言を呈されるのが嫌でした。
ふつうにしているだけなのに。

自分の感じていることはおかしいという前提から、周りに従い、波風たてないライフスタイルを構築してきました。

宇宙人であることを隠して生きているような、借り物感。

そこから数十年、出会った娘に驚かされました。

全く、人のいう事を聞かない!
親や先生、大人の指示に従わず、自分の感じていることを貫く。
お願いしたり、怒ったり、ご褒美でつったり、脅したり、あらゆる善悪総出のテクニックも彼女の前では、効かない。

自分の心がYESと言わなければ、動かない強さはどこからくるのでしょうか?

そんな娘は圧倒的少数派。
発達に特性があり、感覚も超過敏で、周囲が理解できないことばかり。

理解してくれない周囲にいつも怒っているようでした。
心の奥底まで見透かし、作り笑顔で意図をもって質問してくる大人に対しては、返事もしない。

私とは真逆で、じぶんがおかしいんじゃない。
おかしなルール、既成概念、型にはめようとする周りがおかしい、と思っているのでしょう。

私にはできない。
ホリエモンみたいだなぁ。

おかしな自分のまま世界にくつろぐ

親として学校に行って欲しい、と思う時代もありました。
だって、みんなと違うって怖い。

そう思うのは、なぜ?
自分が幼稚園の時の経験からきている、ということに気づきました。

タイムマシーンで戻って、あの頃の小さなじぶんに何て声かける?
写真に写った、幼稚園の頃のにらんだ顔の私に。

おかしなじぶんのままでいいんだよ。
そのせかいがぜんぶじゃない。

娘に教えてもらいました。
私は、わたしのままでいいんだ!

自分に正直、まっすぐなまま生きている娘。
少しずつですが、外とのつながりもできています。
もちろんおかしな娘のままで。

最後までお読みいただきありがとうございます。
あなたも、あなたのまま、おくつろぎください。

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