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20年後のために梅酒を作った話

人生で初めて梅酒作りに挑戦した。

梅3kg, 氷砂糖1kg, はちみつ1kg, ブランデー1.8L*3
それに容器を3つ購入。しめて2万円弱。

嫁氏と作業。

そしてできたのがこちら。
梅酒*2とはちみつ梅酒。
3ヶ月後あたりから飲めるみたい。

梅酒作りはずっと気になっていたことなんだけど、今年は特別だった。


中華街で飲んだくれていたある日。紹興酒を呷っていると、
「紹興酒ってね、娘が誕生したときに父親が作って、娘が嫁ぐときに飲むお祝いのお酒なのよ」
とフレンドリーな店員のお姉さま。

なにその素敵な話。


3月に第一子である娘が誕生した。
令和ベビーならぬ平成31年ベビーな娘。

ハタチになってお酒が飲めるようになったら生まれ年に漬けた20年物の梅酒を一緒に飲もう。
3本のうち1本は残しておくから。

そのときには、陣痛が長引いて結局仕事を一週間休んじゃった話、仕事で疲れている日に限ってお風呂に入れるとギャン泣きする話、パパとママが喋ってると言葉もわからないはずなのに会話に入ってこようとする話(まだ生後2ヶ月なのに!)をしてあげよう。

生まれたその日からとてつもないパワーをくれている話も忘れずに。


梅酒をブランデーで漬けたのもお義父さんの梅酒がめちゃくちゃうまくてその影響。
結婚をしてから人と人のつながり、時の積み重ね、そういった感性、価値観がようやく理解できるようになってきた。

20年後娘はどうなってるかねぇ、自分たちはどうなってるかねぇ、とウダウダとくだらない冗談を言いながら作った梅酒を開けるのが今から楽しみでしょうがない。


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