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【会場レポ】妖しい、怪しい、奇しい… #あやしい絵展 に行ってきた


※東京都の要請により、東京会場での展示は閉幕となりました。


こんにちは、着物コーディネーターさとです。

3月23日(火)よりスタートの、
あやしい絵展」プレスビューにお邪魔してきました。

そのような「美しい」だけでは括ることのできない魅力をもつ作品を、
本展では「あやしい絵」として紹介します。
(HPより引用)


こんな前フリを見たら行きたくなりますよね!
一歩進むたびに感嘆の溜息が漏れてしまうほど美しい、
「あやしい絵」がずらりとならぶ圧巻の展示でした。


Photo:Sen

チケット購入方法

「あやしい絵展」では、混雑緩和のため、オンライン予約優先チケット(日時指定)が推奨されています。
当日、美術館の窓口でもチケットの販売がある予定との事です。
が!来場までに売り切れてしまう場合もあるそうなので、事前のご購入がお勧めです。

チケット購入ページで日時指定をする際に、残枠確認もできます。
空いている時間帯を選べるのも嬉しいですよね。
決済方法はクレジットカード&d払いです。
確認メールのリンクからバーコードが表示されるので、入場の際に受付で提示して下さい。


入場アクセス


会場の東京国立近代美術館です。
1番近い駅は東京メトロ竹橋駅ですが、
東京メトロ九段下駅を利用すると、千鳥ヶ淵や北の丸公園の桜を見ながら行くことができます♪

東京国立近代美術館のアクセスはこちらをご覧下さい。


3月22日時点での千鳥ヶ淵です。
桜が満開になったら、きっとすごく綺麗ですね!


会場の正面から向かって左手の入り口から入館すると、
手指の消毒ブースがあります。
その後にサーモグラフィーでの検温があるのですが、
測定がびっくりするくらい早い!!
通り過ぎるだけでOKなので、スムーズに入場できますね。



サーモグラフィーによる検温を終えたら、向かって右手に受付があります。
バーコードを提示の上、ご入場下さい。

以下、展示ブースの写真を掲載します。





展示の様子


幕末から始まり、時代の流れに沿って、展示も進んでいきます。
プロローグは幕末~明治時代初期の作品がズラリ。

縁日や寺社でのご開帳の際に興行で使用された「生人形」や、
(展示品は群馬県桐生市の織姫神社に安置されていた生人形だそうです。)
幕末から明治時代にかけて活躍した浮世絵師たちの描く、
妖艶な美人画や妖怪画などが並びます。

特に生人形は今にも動き出しそう…!


続いて、明治~大正期の作品展示です。


明治~大正時代は文学や演劇の変革期でもありました。
展示品も文学に関連するものが多い印象です。
絵画だけでなく、文学がお好きな方のハートにも刺さるのでは…!

日本のみならず、アール・ヌーヴォー期を代表するミュシャの作品なども展示されていて、
大変見ごたえがありました!


特に印象的だったのは「表面的な美への抵抗」と題された展示室です。
美しいだけでなく、生きる辛さや喜びなど、
内面性をえぐり出すような絵画が多く展示されていました。


ナビゲート役のあやしい猫ちゃんは、
稲垣仲静の描いた「猫」。
可愛いだけでなくあやしい雰囲気をまとった猫ちゃん、ナビゲート役にぴったりですね!

そして、展示室の随所に「詠み人知らず」の短歌が登場します。
あやしい猫ちゃんもシルエットで一緒に登場。
素敵な演出ですよね…!
展示をご覧になった際に、是非探しながら見てみてください。


恐ろしくて目を逸らしたくなる、
でもずっと見ていたくなる…
会場の雰囲気に呑まれそうになりながらも、
美しさにドキドキしっぱなしでした。

会場の規模もとても広くて見やすい印象でした。
文学作品や細かい展示品のブースは、大型の展示品より少々狭いブースが多かったので、
小さな作品も隅々までご覧になりたい方は、空いている時間帯のご来場がオススメです!
特に私と同じく、橘小夢ファンの方は是非空いている時間帯にどうぞ…!

ちなみに、今回の展示は多くの作品が撮影・SNS掲載OK。
撮影NGの展示作品には、撮影禁止マークが掲示されています♪


思わず欲しくなるお洒落なミュージアムグッズ


今回、実はすごく楽しみだったのがミュージアムグッズです。

イラストレーターの原田ちあきさんとのコラボ商品や、
ファッションブランド「ahcahcum(あちゃちゅむ)」とのコラボ商品、
与謝野晶子の「みだれ髪」、上村荘園の「焔」の図案の手拭い、
稲垣仲静の「猫」などのデザイン缶のスチームクリーム…!
可愛いものずくめです。



レジ袋は有料なので、エコバッグの持参がオススメです。
オンラインショップでも購入可能な商品がありますが、
一部お取扱いしていない商品もありました。

図録もオンラインショップで購入可能です!
装丁が凝っていて、手に取るだけでドキドキします。
色々なご事情で、ご来場が難しい方にもお勧めです。




あやしい絵展 開催概要

会場:東京国立近代美術館
会期:2021年3月23日(火)~5月16日(日)
休館日:月曜(3月29日、5月3日は営業)、5月6日(木)
開館時間:9:30~17:00
     ※金曜・土曜は9:30~20:00
     ※入館は閉館時間の30分前まで
観覧料(消費税込):一般 1,800円 大学生 1,200円 高校生 700円
*中学生以下の方、障がい者手帳をお持ちの方はチケット購入ページで詳細をご確認下さい。
*作品保護のため、会期中一部展展示替えがあります。詳細は作品リストをご覧下さい。(前期:3月23日~4月18日、後期:4月20日~5月16日)


(屋外の写真撮影時のみマスクを外しました)

また、東京国立近代博物館では、
4月11日まで企画展「美術館の春まつり」も開催されているそうです。
春にまつわる所蔵作品が展示されるそうですよ。


心が華やぎそうな展示ですよね!
期間中にお越しの方は是非春を満喫してください♪