2025年の崖に挑めるのは、ITシニア!

シニア(=自分)のQOLを向上させるソリューションを構想中です。
平凡な会社員が、自分や同世代のために定年(=働き方の転機)後も楽しく元気に生活できる世界の実現を目指しています。

実は待ったなしなんです。

今日は、2025年問題についてです。
「2025年問題は、現在のビジネス環境に適応できない 既存のITシステムを刷新しないで使い続けた場合、このリスクの高まり等に伴う経済損失は、2025年以降、最大12兆円/年になる可能性があると言うもの。」経済産業省

あらゆる産業において、新たなデジタル技術を活用して新しいビジネス・モデルを創出し、柔軟に改変できる状態を実現することが求められています。
しかし、複雑化・老朽化・ブラックボックス化した既存システムが足かせとなっているのです。
DX、イノベーションなどと言われて、やる事が山積してるのに、人材不足が重なって、さらに既存システムの刷新がままならない3重苦と言うわけです。

DX人材の育成など リスキリングが注目を浴びていますが、そもそも何をやるか、経営層の目的が不明確な事が多いのです。
今まで企業は、既存の事業に特化した人材を、OJTで育成してきました。
これは、大変効果があったのですが、今後変革が必要になった今、変革に向き合える人材が不足しています。
そのため、既存のシステムの構築の時には、ベンダー丸投げで、提案通りシステムを構築し運用してきました。
この時から、スキルは社内に残らず、処理内容もブラックボックス化して行きました。 そして、運用できていた担当者もリタイアし始め、システムの技術は古くなり誰も分からなくなっています。
そんな昔の技術を、今更習得する人もいないので、DXもおろか、旧システムの刷新もできないでいます。

レガシーシステムを使い続けるとどうなるのか?
最も高いリスクは、最新の技術を利用している現代のシステムと連携できなくなり、ビジネスの障害となる事です。
また、データの連携ができない、新しいサービスを提供できない、運用コストが高い、システムの障害の復旧ができずビジネスが止まる など大きな負を抱える事になります。

このレガシーシステムが刷新されずにいると、2025年以降 日本の経済損失は 最大毎年12兆円になると試算されました。 経産省
なので、是が非でも直ぐに刷新する必要があります。
レガシーシステムからの脱却の方法は、3つあります。
モダナイゼーション(Modernization)
・リプレイス 「旧システムと同等の新しいシステムに置き換え、既存データで運用する」
・リホスト 「現システムを、そのままクラウドなどのシステム基盤に置き換える」
・リライト 「新しいプログラミング言語で、既存のシステムと同等のシステムを開発し直す」
マイグレーション(Migration)
 新しいシステムにそのまま移行すること。 ゼロから新しいシステムを構築するわけではないため、開発費用を抑えることができます。
クラウド活用
オンプレミス(自社内に設置する状況)から、クラウド環境に移行して、クラウド上で更新していく事。

しかし、これらのレガシーシステムからの脱却の方法は、システムの移行だけに焦点が当たっているようです。
本来は、ビジネスの再構築・再編成(DX)として行われる必要があります。
そうしないと、2段階で進める事になり、コストと時間が掛かり過ぎます。
それには、DXベースで、レガシーシステムの刷新を刻なえる人材と、推進組織が必要となります。
業務が分かっていて、既存システムのブラックボックスを読み取って、DXに落とし込んでいく。
そんな人材として、IT業界のシニアをリスキリングして、活用する絶好のチャンスでもあると思っています。
そういう意味でも、シニア起業を応援したいと思います。

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