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(4/10_観察の練習)慣習vs意図

駅の広告で意味がわからず錯乱した話。


バイトに向かう途中、駅で電車を待っていると一つの広告が目に入った。パチンコデビューの漫画だった。何気なく漫画的に読もうとすると少しつまづいてしまった。
右上のコマから右側を読み、右側が終わったら左上へというながれで読むという癖が漫画を読む習慣として自分の中に定着していたので、その流れでついつい読んでいると「ただいまプレイ中・・」の後に「いらっしゃいませ」というセリフが来てしまう。最初意味がわからず、パチンコという世界に大してのいらっしゃいませかと思ってしまった。
よく見るとこの漫画には、数字が振ってあり、その数字通りに読めばいいため、本来であれば、さほど問題ではないはずであり、作者も番号を振っているのだから問題ないのだと判断したと推察できる。
しかし、ついつい自分の慣れしたんだ順番でどうしても読んでしまう。些細な数字の振られている順番通りに読むという簡単なタスクでさえ、日頃の慣習を覆すという行為は、かなり労力のいることだと改めて認識することができた。
ダニエル・カーネマンのファスト&スローという本に出てくる、システム1(直感的思考)とシステム2(深い思考)の関係を思い出し、改めて読み直そうと思った。



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