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たった2日で、点字の50音を覚えた方法とは?

答え:語呂合わせ

しょっぱなからネタバレですね。

こんにちは。点字翻訳のボランティアをすべく、点字を習い始めた者です。

さて、以前、子音の語呂合わせをつぶやきましたが、知らない方には、なんのことやらという感じだと思うので、私が点字を覚えたやり方を、もう少し詳しく書こうと思います。興味のある方は、どうぞお付き合いください。

では、順を追って、説明します。

まず、点字ですが、6コの点の組み合わせで、50音を表すことができます。

④ ①
⑤ ②
⑥ ③

それぞれ、①の点、④の点などと呼びます。

この6コだけで、どうやって50音をあらわすのか、私も最初に聞いた時に驚いたので、しくみを簡単にご説明します。

50音は、母音と子音のくみあわせです。

母音(アイウエオ)については、5個しかないので、まずこれを覚えてしまいます。アは①の点、イは①②の点…という具合です。

次は子音です。下図の青字のように、子音にもそれぞれ点が割り当てられています。カ行(カキクケコ)は、⑥の点、サ行(サシスセソ)は、⑤と⑥の点という要領です。これがわかれば、もう点字が書けます。
※ヤ行とワ行とンは違うルールなので、今は無視してください。

note_つぶやき用_04

さっそくカキクケコを書いてみる

カキクケコをそれぞれ表してみましょう。
⑥の点(カ行)+母音
なので、
カ = ⑥の点 + ア(①の点)
キ = ⑥の点 + イ(①②の点)
ク = ⑥の点 + ウ(①④の点)
ケ = ⑥の点 + エ(①②④の点)
コ = ⑥の点 + オ(②④の点)
となります。⑥の点は、共通してカキクケコすべてに使います。

同じ要領で、例えば、サ、シは、
サ = ⑤⑥の点 + ア(①の点)
シ = ⑤⑥の点 + イ(①②の点)
となります。

note_つぶやき用_05

このように、子音に割り当てられた点を覚えれば、50音が表現できるのです!

では、子音をどうやって覚えるか?

そこで、以前つぶやいたこれ、私が考えた語呂あわせです(笑)
私は、まず、この語呂合わせの暗記を最優先にしました。

そうしたら、2日位でなんなく50音が覚えられました。もっと言うと、これを考えた当日には、ほぼ書けるようになりました。

カロク、サゴロク、タサンゴ、ナ~サン、と、いい感じにリズムをつけて読んでみてください。

カ行は⑥の点なので、カロク
サ行は⑤と⑥の点なので、サゴロク
タ行は③⑤の点なので、タサンゴ
ナ行は③の点なので、ナ~サン

ハ行は③の点と⑥の点なので、ハサム
マ行は③⑤⑥の点なので、マミゴロ
ラ行は⑤の点なので、ラ行はゴ

ヤユヨさげ④

ワは下げる
※ヤ行とワ行とンは違うルールなので、別の機会に。

まとめ

点字を習う前は、あの点々を覚えれば翻訳できるわ~、などと思っていたのですが、何回か講義を受け感じたことは、点字の形を覚えるのは基本中の基本だったということです。

パソコンでいうならブラインドタッチはできてあたりまえ、という感じ。

と言う訳で、点字の形を覚えることに時間を掛けるのは得策ではありません。語呂合わせでサクっと覚えてしまいましょう!

翻訳も点字も関係ない、という方も、ご自分の名前を点字で書いてみてはいかがでしょう。

長文に、お付き合いいただきありがとうございました!

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