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精子に同情することでオナ禁する方法

皆さんはオナ禁を試すことがあるだろうか。最も、僕はオナニーという言葉の響きが嫌いなので(とくに「オナ」の部分に嫌悪感がすごく、これのせいで、同じ中学の同級生のことを指す同じ中学の略称の「おなちゅう(同中)」という言葉もあまり聞きたくない感じになってしまった)、以下はマスターベーションと呼ばせてもらう。
マスターベーションは疲れるし、した後眠くなるし、時間がかかる時もあるし、習慣化してしまいやすいし、
デメリットも体臭だったり、ニキビだったり、モテなくなったり、医学的にも色々あるらしい。

それに人から見られてはいけない恥ずかしい行為として社会的通念に登録されている代表格でもある。

恥じらいに関して、少し脱線して僕個人の話をすると、
僕は現在一人暮らしをしている。
そのため、実家にいるときと比べ、マスターベーションをするハードルがかなり低い。
というか一人暮らしにおいてこんなハードル存在しない。
一人暮らしの家の中では、なんの警戒心もなしにマスターベーションしてしまえる。
そんな中で、実家に帰ってマスターベーションを試みたとき、お母さんが部屋に入ってきた瞬間に急いで露出した陰部をApple M1チップ内蔵のMacBookAirで押さえつけて隠して、やり過ごさなくてはいけない羽目になった。
おそらく半信半疑だろうが、バレてもいる。
おそらく、一人暮らしの環境に甘えすぎたせいで、以前までは部屋の外の少しの物音を感じ取ってズボンをすぐに履けていた時のセンサーが鈍ってしまっているのだろう。
このとき、前の自分のテイでいてはいずれ母親との玉突き事故が発生してしまいかねない。
そのリスクを一回の失敗で感じ取れた自分は優秀だと感じた。
そして対策方法を考えた。

マスターベーションは以下の数字が大きくなるほどに恥ずかしい。
①普段からしていると思われること
②していた痕跡が見られること(ゴミ箱の中のティッシュなど)
③現在進行形でこの部屋の中でしているのだなと思われること
④していた瞬間だったが自分が部屋に入ってきたことでやめたんだなと思われていること
⑤している瞬間を見られること
男友達と話す時では、①の恥じらいは結構スムーズにクリアしていく人が多い。
現に僕はこのnoteを書くことで①の恥じらいを経験することになる。
ただ、①に関しては全然どうでもいい。

この序列を考えて、⑤を絶対に避けるために、
僕はアダルトビデオをイヤフォンをつけずに流すことにした。
これをすることで、③の恥じらいは経験することになるのだが、前の失敗では④の恥じらいを経験している。
この方法では、④以降の恥じらいは経験しない。
なぜなら、母親も出くわしたくないと思っているからだ。
そうだ。利害は一致していたのだ。
利害は一致してるのに敵対してるみたいな感じになるのはおかしいということに気づいたのだ。
母親は自分の味方じゃないか。
阿吽の呼吸は自分から作っていかないとの精神でこの方法を編み出した。

と、ここまで少し脱線したマスターベーションの恥じらいについて書いてきたが、
こんなことを考えてまでマスターベーションはするものなのか、やらない習慣になった方がいろんなメリットがあるとも思う。
そう感じた僕はマスターベーションを禁止する。
マス禁(聞きなれない表現になってしまってすみません)をすることにした。
「はい、今日からやりません!」ではやめられないのが自分で、この対策として、「精子に同情する」という手法を取る。

これは容易に想像できるが、自分の精巣にある無数の精子は
みんな新たな生命の一部になることを期待している。
そのために、膣内で射精が起こった時に「俺が一番に卵まで辿り着くんだ!」と意気込んでいるはずだ。
そんな中、一人エッチ(マスターベーション)で外界に出てしまう。
外界に出てしまった精子は「あれっ、なんだこれ!思ってたのと違うぞ。」と戸惑うことだろう。
そして、精子は空気に触れてしまうと死んでしまうため、そこで息絶える。
「なんだよぉ。騙しやがったなぁ!!本当は膣なんてないんだろう!全部嘘だったんだろう!!」
死にゆく精子は本当のことを信じられなくなってしまったまま死んでいく。
よくよく考えたら、マスターベーションの動きというのは、男性器を上下にこする運動であるが、
これは性行為を真似た動作であるとも考えられる。
もしやすると、マスターベーションというのは、男性器を上下にこすることで外界のことが何も見えてない精巣の中の精子に
「今、本体さんは セックスしていますよ!」という風に錯覚させ騙す行為のような気がしてくる。
そして先ほど書いたように、精子はいつも純粋な気持ちで尿道から外界へ飛び出た瞬間に人間がついた嘘に気づく。
新たな生命になろうとしていたのに、空気にさらされることでどんどん元気を失っていく。
だからオナホール(改め以後マスホール)なんてものは女性器を再現しようと作られているし、
どれも精子への「シコシコ詐欺」であったのだと気づく。

マスターベーションをする際にこれを想像すると、罪悪感を感じられてやめられるのではないだろうか。

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