【Vol.445】流通チャネルの一等地を押さえる!

【本のタイトル】
ハック思考

【著者】
須藤憲司

【インプット(引用文章)】
僕はあいにく出来が良い学生とは言えなかったので、マーケティングについて覚えていることと言えば、4Pというものがあるんだよということだけでした。「Product」「Price」「Place」「Promotion」ですね。
社会に出て、マーケティングを実践する中で、一つ学んだことは、この中でビジネスインパクトが大きいのは、実はプレイス戦略だということでした。
みなさんが想像するマーケティングは、プロダクトやプライス、プロモーションに関することが多いと思うのですが、プロダクトを消費者に届けるプレイス(流通)が、実は最も希少性が高く面積が限られているものなのです。
例えば、コンビニの棚というのは、敷地面積の総和にしてみると全然大したことはないけれど、メーカーにとっては一等地になります。買えるものであれば、買い占めたいくらいに。
デパートの目抜きエリアも一等地。ポータルのトップも一等地。Facebookのウォールも新しい一等地。要は、人のアイボールやリーチが集まるスペースは、すべて一等地となります。
そしてアイボールというのは、「ターゲット人口×活動時間」によって総計の時間が計算できますから、有限になってきます。なおかつ、それを集中して集めている一等地は限られています。
つまり、実はすべてのビジネスは、人の時間を押さえている流通チャネルの争奪戦だと言っても過言ではないわけです。
よく言われる販促費のマーケットというのは、誤解を恐れずに言えば、この一等地を買い占めるための実弾に近いお金と言えると思います。
一等地を独占できれば、最も強いビジネス上の城壁となりますし、よく言われるマーケットシェアというのも、ここで決まってきます。
強固なプレイスから上がる超過利益は莫大になりますし、それは外部環境に左右されにくく計算しやすい収益ということになります。
世間では、マーケティングというと、プロモーションとかブランドとかプロダクトが何か、ということが注目されるのですけれど、強いビジネスというのは全て徹底的に考え抜かれたプレイス戦略の上に構築されています。
別にこれは、リアルに限ったことではなく、ネットもITも同じだと思っています。OSというデバイスの入り口を押さえるプレイス戦争、ブラウザというOSにできた新しい入り口を押さえるプレイス戦争、ポータルというブラウザの入り口を押さえるプレイス戦争う、検索というポータルの入り口を押さえるプレイス戦争・・・。
そして、動画もアプリもチャットも全部新しいプレイス戦争でできた一等地といえます。
それに対して、SEOだのASOだのバイラルだの、新しい流通施策があるだけで、常にそのビジネスが押さえるべき一等地を奪取することが極めて重要です。
そのために、ブランドやプロダクト、プロモーションやプライス、会社の組織やケーパビリティー、人事制度も財務戦略も全てが従うものだ、と極論を言えば思っています。
プレイスを押さえることは、ビジネスにおいてそのくらい重要な位置を占めているということをお金を使う中で学びました。
そして、それは今も生きていて、自分達のビジネスにとって何が一等地なのかを考えることと、その奪取方法を考えることが経営戦略において最も重要なパートだと考えています。

【アウトプット(具体的アクションプラン)】
マーケティングにおいては、流通チャネルの一等地を押さえる戦略に全力を注ぐ!

#自己啓発 #読書メモ #ハック思考 #須藤憲司

「人はいつでもスタートラインに立つ事ができる!」そう考えています。たとえ、今まで中途半端な人生だったとしても、多くの失敗をしてきたとしても関係ありません!たった今から頑張ればいい!この瞬間から人生を変えることができるのです!そのことを証明するために、毎日noteを書いています!