【Vol.440】自分の世界観を疑う!

【本のタイトル】
ハック思考

【著者】
須藤憲司

【インプット(引用文章)】
『沈黙の春』という本で、農薬などの化学物質の危険性を、鳥が鳴かなくなった春という出来事を通じて告発したレイチェル・カーソンの別の著書に『The Sense of wonder』があります。
この本には、4歳のロジャーくんという姪の息子と一緒に、メイン州の森や海辺に出かけては、大自然や小さな生命の驚異を楽しんだ話が書かれています。
彼女は神秘や不思議さに目を見張る感性のことを「Sense of wonder」と名づけ、大人になると決まって到来する怠惰と幻滅や、繰り返しに過ぎない人工的な快楽に対して、常に変わらぬ解毒剤になってくれるものだと説明しています。
60年代に環境問題について一石を投じた稀代の生物学者が、生涯をかけて感じた「かけがえのないもの」を、なんとか次世代に残しておきたいと書き留めていた原稿が、この『The Sense of wonder』なのです。
まさに、この「Sense of wonder」こそが「世界を違った角度から見つめる」時に必要になってくるのです。
ちなみに、先ほどの、朝顔がなぜ朝に咲くのか?を追求した日本の女子高生がアメリカで研究成果を発表するというニュースが報じられました。彼女が朝顔のメカニズムに興味を持ったきっかけは、まさに小学校6年生の時につけた朝顔の観察日記だったそうです。
「Sense of wonder」を追求していくと、世界も変えられるという好例と言えるのではないでしょうか?
好奇心を恐れずに、観察・考察・推察を繰り返し高めていくことで、洞察力というものは高まっていくのだと思います。
つまり世界を疑うとは、まっさらな気持ちで対象を観察し、考察し、推察し、洞察することで、自分自身の世界観を再構築していくことにほかならないのです。面白いですよね。
世界を疑ったところで、実際の世界はおそらく何も変化しないのです。
朝になると日が昇って、夕方、日が沈んでいく。日常の変化など何も起きません。
朝起きて世界が変わっていることなど、ないのと同様です。
でも、なぜ歴史上の偉人たちは世界を疑うことから世界を変えられたのでしょうか?
世界を疑うということは、自分自身の持っている世界観を疑うことです。
そして、自分の世界観を疑うことで、新しい規則性や法則を発見し、それが拡がっていくことが世界の世界観を変えることに繋がっていくのです。
つまり、うまくいくハックは、勝手に普及していくくらいのインパクトを持っているということです。

【アウトプット(具体的アクションプラン)】
新しい知性や感性を養うために、自分の世界観を疑う!

#自己啓発 #読書メモ #ハック思考 #須藤憲司

「人はいつでもスタートラインに立つ事ができる!」そう考えています。たとえ、今まで中途半端な人生だったとしても、多くの失敗をしてきたとしても関係ありません!たった今から頑張ればいい!この瞬間から人生を変えることができるのです!そのことを証明するために、毎日noteを書いています!