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【デザイン基礎かるた:た】

ターゲット
なりきり図らん
行動心理


推し量るという意味でもあり、計画するという意味でもありなので、
漢字、迷いましたね。「計る」「図る」「量る」。

これは制作の手を動かす前、計画段階で絶対に必要なフロー。
Webでも紙媒体でも、制作者は自分が作るものが
どの段階で人に見られるものなのか、
使う人がどんなシチュエーションで使うものなのか、
必ず把握してそれを前提に作って欲しいのです。

打ち合わせやチェックをしていてよくあるあるなのが、
・通りすがりの人が見るものなのに文字要素多すぎじゃないですか?
・小学校低学年の子供がターゲットなのに言葉が難しすぎじゃない?
・「詳細」を押して表示されるページなのに内容薄すぎない?

などの、ターゲットやシチュエーションと構成要素のミスマッチ。

このまま作ってしまうと、見る人の満足度が低く、要望を叶えられない制作物になってしまいます。
お客様は、どうしても「これも、これも入れて!」と欲張りになりがち。
その意図も汲んだ上で、情報の取捨選択をするにはどうしても「ターゲットユーザーが望むもの」を関係者間で共有する必要があります。

制作前の打ち合わせの際、ターゲットとなる人々がどんなことを好み、どんな行動を取るのかなど、お客様側にアクセス解析結果やアンケートなどの知見があれば共有してもらっておくと良いです。
下記5W確認の表の右側、「ユーザー側」の方ですね。

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明確な根拠を示す何らかの結果がない場合は、想像力で勝負です。
ターゲットになりきって「何を求めているのか」を考える。
心の北島マヤを呼び起こしましょう。

Webだけでなく、そしてデザイナーだけでなく、制作に関わる人は基本の行動心理学や変化し続ける消費行動モデルを頭に入れておくと良いですね。



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