見出し画像

【今日の本】


コミュ障でも5分で話せる!超人脈術
メンタリストDaigo 著 マキノ出版 2019年

超ネガティブ性格で、コミュ障気味、協調性と共感能力が極端に低いというメンタリストDaigoさんが教えてくれる「ネットワーキング」の法則。

周りの人から「この人とつながりたい」と思われるような人間になること!つまり、
自ら行動し、魅力的な自分を作ることが、あなたの周囲に理想的ない人の輪を広げていく最も確実な方法。

あなたの心が湧き立つ、好きなことは何か?
周りの人と喜びを共有したくなることは何か?

そういった何かは、あなたを「この人とつながりたい」と思わせる魅力的な人へ育てる種になる。
幸せな人生にするために、人の輪を広げて行きたいなら、まずは魅力的な自分を作ることで、後天的に身に付けることができる。

自分の性格にあった形のネットワーキング(人脈作り、人間関係の改善)を行うことと、テクニックを身に付けることが大事。


内向的で人見知りのままでも問題なし!

あなたが今持っている人脈をチェックし、目指す理想や自分の性格に会う形で人間関係を組み立て直せば、それだけで人生が幸せに近づく。

ネットワーキングは買い物と似ていて、店員に勧められるまま買っていたら、お金はすぐになくなってしまう。つまり、出会った人の全員ときちんと付き合おうとすると、あなたの時間と労力が著しく失われる。しかも、時間は取り戻すことができない。


「限られた自分の時間と労力を、人付き合いにどうつぎ込むか」について、本気で考えることが必要。


「自分を、本来の自分ではない誰かに変えようとして成功した人はいない。成功したのは、本来の自分になろうとした人である」
ーピータ・ドラッカー



❶[3セレクト]


①ネットワーキングの効果 


ネットワーキングは人生の理想を叶える後押しとなる。確実に人生を豊にする。幸福は、お金や名声ではなく、人付き合いで決まる。

・3人以上の友達がいるだけで、人生の満足度が96%も上昇する。
・最高の人脈は、仕事のモチベーションを700%アップさせる。
・孤独だった人の人間関係が充実すると、寿命が15年延びる。

人生を豊にするのはお金よりも友達。
(ハーバード大学やプリストン大学の研究チームによる論文によると、「年収が800万円を超えると幸福度は上昇しなくなる」と指摘し、持っている金銭の多寡よりも、お金の使い方、休暇の過ごし方が重要だ」と分析している)



②あなたを幸せにする「ネットワーキング」とは?


「よい人間関係ができない」「出会いがない」という悩みへの対処法は、環境を変えるしかない。


何もアクションを起こさず、「良い人間関係ができない」「出会いがない」と嘆くのは、中華料理店でランチを食べながら、「全然イタリアンが出てこないね:とぼやいているくらい愚かなこと。イタリアンが食べたければ、イタリアン料理店にいこう。


美味しいイタリアンに巡り合うためには、自分の食べたいメニューがあるかどうかをリサーチし、口コミで評判を調べるなど、事前準備が必要。これは、ネットワーキングも同じ。まず、自分が目指すべきネットワークの理想形を把握しておくことが大切。

【理想型を確認するための質問】
・どのような人と付き合えば、人生が好転していくのか?
・どのような人を友達にすればいいのか?
・どのような付き合い方をすると、良いネットワークが広がるのか?
・一生物の友達を作るには、どうしたらいいのか?
・どのような考え方をすると、人間関係の悩みが少なくなるのか?
・ストレスにならないネットワークの規模は?


③世界一の投資家が社会人に伝えたアドバイス

職場に最高の友達がいる場合、モチベーションが700%アップする。その理由は、仕事が楽しくなるからだ。


モチベーションが貴井状態で業務を始めるため、集中力が高まり、作業を終わらせるスピードも上昇する。「あいつのためにがんばろう」と切磋琢磨できる環境だからこそ、革新的なアイデアも出るようになる。

アップルのスティーブ・ジョブスとスティーブ・ウォズニアック、Googleのラリー・ペイジとセルゲイ・プリン、本田技研工業の本田宗一郎と藤沢武夫、ソニーの盛田昭夫と井深大など。上場後に仲違いコンビもいるが、創業時から成長期にかけては、最高の友達のいる環境が、企業の急激な成長を支えていた。

世界一の投資家ウォーレン・バフェットが講演のあと、「どういう会社で働くのがいいですか?」と若者に質問された際、
「尊敬できる人のもとで働きなさい」と伝えたそう。

バフェット自身も。「バリューの父」と呼ばれる投資家のベンジャミン・グレアムのもとで働いていた。心を許せる人、互に成長しあえる人の存在は、心身両面の幸せに直結する。



+1:損得を優先する人脈作りは、いずれ行き詰まる


「この人と繋がったら、いいことがあるのでは」「あの人と付き合ったら儲かるかも」相手をうまく利用して、自分が得をしよう。付き合っても実利がなさそうな相手なら、無視してもかまわない。


この考えを否定しないが、問題は、損得の判断基準があなたの価値観ではなく、仕事に役立つか役立たないか、お金が儲かるか儲からないかなど、誰かの決めたルールに沿っている点にある。誰かのモノサシを使って他人を見極め、下心を持って近づく関係性は長続きしない。



❷[エピソード]


アメリカのペンシルベニア大学ウォートン校のアダム。グラント教授は、外交的な人・内向的な人について多くの研究を行っている。内向的なリーダーと外交的なリーダーのどちらが、チームに良い働きかけをしているか調べたものがある。


検証の結果、外交的なリーダーよりも、内向的なリーダーの方が良い結果を生んでいることがわかった。

外交的なリーダーは本人の気づかぬうちに、何でも自分で取り仕切ることに無流になり、他人の発言にも恐怖を感じるなど、自分以外の人が考えたアイデアを生かせない傾向にあった。

一方、内向的なリーダーは耳を傾ける力に優れ、メンバーの発言を冷静に分析・判断し、チームにとってより効率的な方法を検討する傾向あった。そうしたリーダーの姿勢が、チーム全体のモチベーションを高めていた。

*最新の心理学の研究によると、内向的なタイプの方が深い人間関係を築く力があるとわかってきた。
会話が苦手と思っている人は、社交スキルが低いわけではなく、むしろ相手の感情を読み取る能力は高い。



❸[今日からのアクション]


人脈リストを作って、整理して、人付き合いを考え直す

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?