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「Always look on the bright side of life」

明日の言葉(その7)
いままで生きてきて、自分の糧としてきた言葉があります。それを少しずつ紹介していきます。


「ポジティブに考えよう!」みたいな励ましがわりと苦手だ。

ぐるぐるとネガティブ思考に陥っているのは、そう簡単にポジティブになれないからである。無理だよ。無理だから悩んでいるんだよ。

「前向きにがんばろう!」とか「明るく笑顔で!」とか言われても困る。

別に好きで欝っぽくなっているのではないんだよ。前向きになれないからぐじぐじと愚痴を言っているわけで。笑顔だって無理矢理笑ってもぎこちなく固まるだけだ。いろんなことが頭の中に渦巻いていて、そんなに簡単に笑顔になれないよ。


そう、ゴールだけ示されても困るんだ。
「ポジティブ」とか「前向き」とか「明るく笑顔」とか、処方箋に見えて、実は全部ゴールだ。

どうすればポジティブになれるか、どうすれば前向きになれるか、どうすれば明るく笑顔になれるか、それを悩んでいるのである。


じゃあ、どうするか。
ボクは、しょっちゅう、この言葉にお世話になる。

Always look on the bright side of life


この言葉は、具体的なやり方を教えてくれる。
具体的に「おい、人生の明るい面を探してみろよ」と教えてくれるのだ。

いま、悩んでいるんだろう?
そういうときは、ブライト・サイドを探して、そこを見るようにすればいいんだよ、って。



ご存じの通り、これはモンディ・パイソンの大ヒット曲だ(ぜひYouTubeで見てみてください。初めてなら、ゆっくりのテンポのやつより早めのほうがいいかもです)。

ちょっと歌詞の一部を超訳してみる。

If life seems jolly rotten(人生が腐りきって見えたとしても
There's something you've forgotten(何か忘れてることがあるはずさ
And that's to laugh and smile and dance and sing(笑うとか踊るとか歌うとかさ
When you're feeling in the dumps(ごみ溜めみたいな毎日だと思っても
Don't be silly chumps(まぁ落ち着けよ
Just purse your lips and whistle -- that's the thing(口笛吹けば万事解決さ

And...always look on the bright side of life (な、いつも人生の明るい面だけ見て生きよう
Always look on the bright side of life (人生の明るい面だけ見て生きよう

For life is quite absurd(人生なんて不条理なもの
And death's the final word(どうせ最後には死が待っている
You must always face the curtain with a bow(いつ最期のお辞儀の時が来るかわからない
Forget about your sin -- give the audiences a grin(ヤなこと忘れて笑ってみせろ
Enjoy it -- it's your last chance anyhow(楽しもうぜ! 一回きりの人生さ


たしかに人生は見方によってガラリとその姿を変える。

落ち込んだりイライラするときって、人生のダークサイドばっかり見て勝手に暗くなっているんだよね。


ポジティブ思考したくてもできないとき。
どうしても前向きになれないとき。
明るくふるまうなんてほど遠いとき。

ボクはこのフレーズを思い出して、「明るい面はどこだろう?」と探してみるのである。

そして、そこしか見ない。
そこだけに目を凝らす。

そうすると、それが暗く長いトンネルだとしても、出口がうっすら見えてきたりするのである。



40代後半に、ミュージカルを観るためだけにニューヨークに通っていた時期が数年ある。
そのころ、オリジナルキャストで観た「モンティ・パイソンのスパマロット(Monty Python's Spamalot)」(2005年度トニー賞作品賞受賞)でこの歌が流れて感動した。
ボクの中では、あらゆるミュージカルの中でこの「スパマロット」はトップクラスに好きな作品だ(ただしデヴィッド・ハイド・ピアースが出ているオリジナルキャストに限る)。

※※
友人の和田裕美さんの「新・陽転思考」も同じ考え方だと思う。
事実はひとつ。考え方はふたつ。
この考え方については、またそのうち。

※※※
サッカーで負けているチームのファンたちがこの歌を大合唱しているのがありますね。
これ、好きですw



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古めの喫茶店(ただし禁煙)で文章を書くのが好きです。いただいたサポートは美味しいコーヒー代に使わせていただき、ゆっくりと文章を練りたいと思います。ありがとうございます。

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さとなお(佐藤尚之)

コミュニケーション・ディレクターです。 さとなお名義で食やエッセイの本、佐藤尚之名義で広告関係の本を書いています。最新刊は『ファンベース』(ちくま新書)。 1995年から個人サイト「さとなお.com」を運営しています。

明日の言葉

いままで生きてきて、自分の糧としてきた言葉がいくつもあります。それを少しずつ紹介していきます。
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コメント1件

ミュージカル見るだけにNYに通うってかっこいい!そういうの今度やってみます!
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