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入浴中にいいアイデアを思いついちゃったらどうするか。

定年後クリエイターの使い道:9

経験だけは豊富なので、
どういうときにアイデアを思いつくんですか?
とよく聞かれます。

そうですねえ、なんて言いながら考えてる顔をして
時間を稼ぎます。

実際アイデアが出てくる時なんて選べません。
それは神のみぞ知る、な感じです。

アイデアって、何もないところからは出てこないです。
自分の中にあるものなんてタカが知れている。

アイデアは何かのつながりで出てくるもの。

何か別のもの、ことを考えているときに、
そこからのつながりでポンと出てくる。

ということは、出そう出そうとしてるときは出てこない、
ってことでもあります。

いま思いつくと困るんだけどなあ、ってときに出てくる。

寝てるとき、風呂に入ってるとき、歩いてる途中…。

何で困るのかと言うと、メモできない。
そして思いつきは一瞬で消えていきます。

なぜならそういうときってアタマが回ってるときなので、
すぐに次のこと考えちゃうからです。

たとえば寝てるとき。
枕元にメモ帳置いておく、スマホに書く、
これ、意外と難しいです。

意識が半分飛んでたりするので、一生懸命メモしても、
後で何が書いてあるのかわからなかったりする。

いちばん無理ゲーなのが入浴中。

風呂に入ってるときって基本ボーッと何か考えてますよね。
今日あったこととか、明日の予定とか、

ぜんぜん関係ないこと考えるともなく考えてるので、
逆に変なとこで回路がつながったりします。

アレってこうすればこうなるじゃん、気がつかなかった。
みたいなこと。

さあ困った。
風呂にメモ帳置いておくわけにもいかないし、
スマホ持ち込んでもいいけど、手も濡れてるしなあ、と。

そんなときどうするか。
実際、どうしようもないです。
ホントに大切だとしたら一回出て書き留めた方がいいです。

そこまででもないけど、これは覚えといた方がいい、
と思ったときは、

思い出すための、きっかけワードだけ覚えます。

文脈で覚えようとすると長くなってしまうので、単語を記憶します。
この単語は結論である必要はありません。

その言葉をきっかけにズルズルと思い出していくことができる、
その持ち手があればそれを引っ張ればいい、的なものです。

無理して内容を覚えようとするより(意外に)うまくいきます。

このやり方が効果的なもうひとつの理由は、
思いつくことが一個とは限らない、ってことです。

一個何か思うと、そこから枝分かれしてアイデアが増えてったりする。
もしくは全然別のジャンルに飛んだりする。

ハイな状態になってどんどんいい考えが浮かんだりします。
で、しばらくすると落ち着く。

ハッと我に返って、

そのとき最初に思いついたことはすでに朧げです。

ヤバい、と、ここまで考えたことを一旦なぞってみます。
一度反芻することで記憶を定着させるトライはする。

それでも忘れます。なのでとりあえず、

思いついたことの数だけ覚えます。

今日風呂の中で思いついたことは3個あった。
数を覚えておくことで後で、もうひとつあったはずだ。と確認できます。

これやっとかないと、本当は3個なのに2個思い出して満足したり、
本当は2個だったのになんかもうひとつあったような気がする、
なんてモヤモヤしたりします。

できれば反芻するときに、アイデアは3個でキーワードはタマネギとせっけんと富士山。みたいに一度定着させとくといいです。(例は適当です)

なんかスーパーに買い物頼まれたときみたいですね。
実際同じようなものかもしれません。

仕事中に別の仕事のことを思いつくことが多い。

風呂の例はちょっと特殊だったかもしれないです。
実際、意外に多いのは仕事中だったりします。

何かの企画をしてるとき、それとは別の仕事のアイデアを思いつく。
打ち合わせ中にもよくあります。

こういうときはすぐメモ取って即忘れた方がいいです。
そのときの仕事の邪魔になる。アタマはひとつしかないので。

思考はあっちこっち飛んだ方が進む。

結論として思うのは、同じことをずっと考えてると何も出ない。
ってことですかね。

ある意味、真面目に掘りすぎると行き詰まる気がします。
どんなときでも気にせず他のこと考えちゃう方がアイデアは出る。

で、その弊害として起きる忘れるをできるだけ減らす。
アレなんだっけ?
すっごくいいこと思いついたような気がするんだけど。

これ、多いです。そしてすごくもったいない。

まあ、一生懸命思い出してみると大したことなかった、ってことも
いっぱいあるけどね。

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