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LIGHT HOUSE 1〜3話 感想と企画の魅力を言語化(賞賛のみ、否定・批判なし)

こんばんは。
あまりに素晴らしい作品だったので、感想と、今回の企画のポイントを自分なりに言語化したいと思い、書きます。



Netflixで、本日から解禁された、「LIGHTHOUSE」という番組は、一風変わったトーク番組です。

佐久間さんが企画・プロデュースし、六ヶ月間、月1回、オードリーの若林さんと星野源さんが二人で、トークするという番組です。

シンプルな企画ですが、様々な仕掛けや演出がされていて、すごいなと感じたので、自分なりに言語化してみます。

3話までまずは一気見しましたが、めちゃくちゃ面白いです。

まずは、それを大前提に、どんな構成なのかを含めて書いてみます。


本題に入る前に、

簡単に私の自己紹介

をすると、独立して13年目、本業はプロデュース業とコーチング業をメインに営んでいます。

「場を創る」仕事と、「心のサポート」する仕事というとわかりやすいかもしれません。

プロデューサーの佐久間さん、星野源さん、若林さん、3人ともずっとファンです。

佐久間さんをプロデューサーとして大尊敬しています。

お笑い大好きなので、佐久間さんの「ゴッドタン」はずーーっとファンで、今でも楽しくみています。

「佐久間宣行のオールナイトニッポン」を毎週欠かさず聞かせてもらい、佐久間さんのパーソナリティのファンです。

星野源さんは、最初のきっかけは埼玉県川口市出身とのことで、私が隣の蕨市出身なので親近感があり、そこから音楽を聴くようになり、ドラマやラジオ、コント、エッセイなどを読んでいます。

若林さんは、M1以来ファンになり、ラジオも欠かさず聞いていますし、激レアさん、オドぜひ、あちこち、ひなあい、などは基本見続けています。

3人のファンなので、今回の企画は、本当に嬉しかったです。

では、本題に。

LIGHTHOUSEの骨格を5W1Hで見る



企画を考える上で、5W1Hというところから見ていきます。

5W1Hとは、
「When(いつ)」「Where(どこで)」「Who(だれが)」「What(なにを)」「Why(なぜ)」「How(どのように)」の英単語の頭文字をとった言葉
で、情報をこの要素で整理することで、正確に伝わりやすくするというフレームワークです。

When(いつ) →  1ヶ月に1度を、6ヶ月繰り返す。

Where(どこで)→ 毎回場所を変えて。二人が話をしやすい場所に。
           1回目は、阿佐ヶ谷、2回目は虎ノ門、など。

Who(誰が) →  オードリーの若林さんと星野源さんが。

What(何を) →  「悩み」をテーマにお互い話し合う

Why(なぜ) → 悩める人々の灯りを照らすため。日本を代表するトップクリエイターの二人が、繊細で悩みがちだからこそ、語れる言葉がある。

How(どのように) → Netflixにて、一挙6話配信。

これが、LIGHTHOUSEの骨格かなと思います。


企画の凄さ


内容の前に、この企画のすごいなと感じたことを書き出します。

1 配信媒体がNetflixであること。

トーク番組は、TVの世界、YouTubeなどネットの世界、は沢山ある中で、   ドラマや映画中心のNetflixでやることが、挑戦だなと思います。

予算面で見ると、2話目の場所を見てもらえるとわかると思うのですが、景気がとても良い場所で、おそらくTVやYouTubeなどの1番組でやれる金額の規模ではないなと思いました。

コンプラの面でも、TVは規制が厳しく、「話せる領域」が極端に狭くなります。
有料のNetflixでの配信は見たい人が見るので、二人がかなり伸び伸び話していた気がします。

評価の面で言うと、ユーチューブはコメント欄やグッドやバッドの評価など、視聴者が評価の中心という構造で、「自由」という側面からは実は離れているメディアだと思っています。 Netflixの視聴者との距離は良い意味で遠いのも話しやすかったのではと思います。

「自由にやれる」「自由に話せる」という点で、Netflixでやっているのはベストだなと思いました。

2 話の引き出しが増える「仕掛け」を複数用意していたこと。

場所の仕掛けとしては、二人が暗黒期、もやもや期である阿佐ヶ谷で行うことで、二人の過去から引きずっている悩みを引き出していました。

2回目の東京タワーが目の前に見える豪華な場所では、また違うトークの引き出しを。

3回目もまたしかりで。

この「場」を変えることで、同じ二人でも話す内容が毎度変わるというのは、ありそうでなかった、番組だなと思いました。

フリートーク一辺倒だけではなく、1ヶ月間、1行日記を書いてもらい、それを元にもトークする構成になっていました。

これも、話をしやすい仕掛けになったいました。

おそらく、これはトーク番組で言う「アンケート」のような役割をこなし、
二人が話しやすいきっかけになっていました。

佐久間さんプロデュースの「あちこちオードリー」は、業界の常識であるアンケートをなくしたトーク番組で、若林さんの質問力や引き出す力を信じるという構成ですが、ゲスト次第では自由すぎて、深い話ができないときもあります。

この一行日記は、本人の核に辿り着きやすい仕組みになっていたなと思います。

シンプルですが、日記のような長いものにはせず、一行日記という表現にし、書き出しやすく、かつ話も広げやすいようにしたのは凄いなと思います。

3 二人の絶妙な関係性

二人の大きな共通点は、ラジオパーソナリティーかなと思います。

話す仕事を何年も毎週していますが、「自分の根っこの本音をじっくり誰かに聞いてもらう」ことは少ない二人な気がします。

星野源さんは一人パーソナリティですし、オードリーは、コンビの関係性があり、トークは出来事がメインなので、揺れ動いた感情は反しても、根っこの心情を話すということが少ないかなと思います。

55周年の曲を二人でコラボしたり、あちこちオードリーにゲストで来たり、お互いのラジオでゲストということもありますが、

二人がじっくりと話す機会は少なかった関係だと思います。

お互い、多忙で、気を遣い合い、繊細であり、人に悩みなどを吐露しない。

しかし、二人はなんとなく、という確信に近いくらい、お互い考えていることや感じていることが近い。

たくさん話したいけれど、気を遣って機会を作りきれなかった。

そこで、近くで見ていた佐久間さんが今回の企画を立てたのかなと勝手に思っています。二人へのプレゼント的な意味合いもあるのかなと。

1回目では二人とも、少し照れていましたが、3回目になると、若林さんが3年間も誰にも言えなかった悩みを打ち明け、

そして、それを星野源さんが見事に受け止め、そして、解決案を自身の経験から話していました。

TVでは決して見せない若林さんの「繊細さ」と「本音」の部分が露呈されたのかなと思います。

余談ですが、私自身、仕事柄相談に乗ることが多く、カウンセリングもしたりしますが、カウンセラーに必要なのは、「知識」や「技術」ではなく、「安心して本音を話せるスペースがあること」だと思っています。

この人なら、受け止めてくれるなと無意識に感じられるような包容力や人間力が必要だと思っています。

星野源さんをみていて、そのスペースが本当に広大だからこそ、若林さんは話せたのかなと思います。

まだ3話しか見ていませんが、あと4〜6話の中でも大きな変化があると思うので、とても楽しみです。

書きたいことはまだまだ山ほどありますが、長くなってしまいましたのでここら辺で。

内容の魅力


最後に、魅力を。

1 ファン必見

星野源さんのファン、オードリー若林さんのファン、佐久間さんのファン。

誰が見ても、楽しめる内容です。

特に、星野さんと若林さんのファンは普段見れない素顔や新しい側面がみれるので、最高です。

2 星野源さんの曲

全6話中、全話に、星野さんの新曲がその月のトークの内容から書き下ろしてくれています。

最高です。

特に、3話の「仲間はずれ」という曲は星野源さんの歌の中でもトップに入るくらい素敵な曲だと個人的に思います。

まだ3曲残っているので楽しみです。

3 6回分の変化

場所も変わるし、悩みも変わり、関係性も深まっていくので、全話変化があります。
同じ二人が話しているのにこれだけ変えられるのは、企画の凄さもあるし、二人の引き出しの豊富さだなと思います。


長くなりましたのここら辺で。

いつか仕事がしたい

3方とも、将来、一緒に仕事できたら嬉しいなと思う、自分の夢リストにある人たちの共演なので、つい書きたくなったので、書いてしまいました。

特に、佐久間さんのプロデュースは、とっても勉強になり、学びに溢れているので、「ただ凄い」ではなく「何が凄いのか」を自分なりに言語化し、自分の仕事にも役立てたいと思いました。

賞賛のみで、否定や批判一切なしです。

素晴らしい番組をありがとうございました!!!

残りの話も楽しみですが、全話何度も見返してみたいなと思います。



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