DAZNはどこを目指すのか、日本サッカーとサッカーコンテンツの未来
こんにちは。
本日、雪ですね!!
これだけ降るのは久しぶりじゃないでしょうか?
お家でゆっくり過ごしたいと思います。
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サッカー。
特に海外サッカーの視聴は、私の趣味の中でも大きな割合を占めています。
一番は、スペインリーグ、リーガ。
FCバルセロナの試合は、リーガは全試合チェックをできればリアルタイム、
できなくても見逃し配信で、2019年ごろから見るようになりました。
ティキタカ、MSNと、世界を席巻したのちに、
バルサにハマるというちょっと変わったタイミングでした。
シャビやイニエスタが引退し、ネイマールが突如の移籍で、バルサがパニックバイを起こし、コウチーニョデンベレを買うものの、C Lで無惨な敗退を繰り返す。
下り坂に入ったタイミングで応援し出しました。
それでも、メッシのプレーは朝5時に起きてみる価値があり、彼一人だけにDAZNの月額を払う価値がありました。
けれども、リーガは中々取れず、監督も何度も交代し、バルメトウ前会長は逮捕され、補強も全くうまくいかず、焦ったい時期でした。
だからこそ、面白く、応援のしがいがあったのかもしれません。
潮目は、間違いなく、シャビ監督の就任でしょう。
そして、クーマン監督の破壊と再生のいつもの感じがバルサにも当てはまり、
リーガの順位は悪かったが、ペドリという逸材を使い続け、トップに定着させ、
ガビやニコ、アラウホなどどんどんカンテラから若手を起用し続けました。
財政的に補強が難しい状況ではありましたが、カンテラ思考、つまり、下部組織を尊重し、トップに昇格させる。
そんなバルサが大事にしてきた流れ、原点回帰の礎はクーマンからでした。
バルベルデは名将でしたが、勝ちにこだわるあまり若手の起用は消極的でした。
クーマン政権下での最大の発見は、ペドリ。
そして、ガビはシャビ監督なってからさらに輝き、
若手最優秀を2年連続で取得するバルサの躍進ぶりは目を見張ります。
下り坂を止め、上昇志向に入る流れは、ファンとしてはとても楽しく、
リーガ1位の座を確保し、今年は初タイトルも取れ、応援のしがいがあり、ますますダ・ゾーンを見る時間は増えていくなと思います。
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さて、余談が長くなりましたが、本題。
2016年8月にサービスを開始したDAZNは、英Perform Group(パフォームグループ)が展開するスポーツに特化した定額制動画配信サービスだ。それまで地上波テレビや衛星放送の独占状態にあったライブスポーツの領域に「OTT(over the top)」と呼ばれるネット配信の手法を持ち込み、デバイスの垣根を超えた視聴体験を提供する。
また、世間をあっと驚かせたのはJリーグと「2017年から10年で2100億円」という巨額の長期契約を結んだ点。
料金の支払いもシンプルに1750円だけ。
DAZNのミッションは、スポーツを開放すること。新しい視聴体験を通して、それまでは触れることがなかったスポーツとの出会いを生み出し、ファンを育てていきたい。たとえば、「野球を観る人はラグビーも好き」など、データとしての知見が貯まれば、レコメンドやパーソナライゼーションも進めていきたいと思っています。
そして、当時は、リーガのみならず、セリエ、プレミア、CL、EL、ブンデス、コパデルレイなど、素晴らしいコンテンツが揃い、サッカーファンとしては、感動もののサービスでした。
ですが、ここ数年で、プレミアリーグ、CL、ELが離脱し、
その連絡もほぼなし。
そして、昨年2月に、3000円へ月額料を値上げ。
さらに、今年から、3700円へ値上げしました。
当初の2倍以上、そして、コンテンツはサッカーに限っては、半分以下に下がり、
プレミアは、別のプラットフォームに加入しないと見れなくなりました。
CL ELは、WOWOWの独占。
SPOTVのプレミアは月額1000円ちょいなので、プレミアしか見ていなかった人は、逆に安くなり良かったのかもしれません。
CLは、全てのサッカーファンが見たいコンテンツですが、WOWOWは、2500円程度。
リーガとCLの方は、WOWOWに切り替えるでしょう。
セリエAは、今月からSPOTVも配信するため、どうなることやら。
ただ、Jリーグは地上波は皆無で、ダ・ゾーンの独占市場なので、Jが見たい人は、強制的に加入せざるを得ません。
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「投資フェーズ」から、「回収フェーズ入った」
昨年の値上げでそこまで解約が出なかった。
という発言がありましたが、
今回の値上げは我慢ならんとよほどのサッカー好き以外は、解約したでしょう。
もちろん、野球など他のスポーツもたくさんあるので、サッカーファンに限ってっは、という括りで今回は書いています。
プレミア外しといて、値上げかよと。
サービスの質が下がっているのに、値段を上げるというのは訳が分からず、
納得できない人は多かったでしょう。
私個人としては、リーガ特にバルサの試合は全部見ますし、久保くんのソシエダやレアルの試合はチェックすることと、
Jリーグのレッズの試合は地元ですし、基本的に見るようにしているので、
ダ・ゾーン自体の解約は考えていません。
また、auのオールスターパックで、Netflixやテラサ,アップルミュージックなどの中に、ダ・ゾーンも入っているので、値上げの影響は多少ありましたが、そこまで躍起になる必要もなかったので。
ただ、今回透けて見えたのは、「企業の倫理観と誠実さ」
ダ・ゾーン以外で、リーガとJリーグのプラットフォームがあれば、喜んで、移行します。
CLを配信しなくなっても、事前連絡一切なし、
プレミアの配信停止もギリギリまで連絡せずに、年間契約ユーザーを確保して、他のプラットフォームの発表後にぐだぐだ連絡。
企業は利益を出すことは生存の条件だからダメではないですが、
あまりに、ひどいなと思いました。
特にCLはダ・ゾーンでとガンガン広告しながら、途中で放映やめるなんて、、、
いつか、ツケは返ってくると思いますが、もっと誠実にやって欲しいものです。
さて、今後の未来は、どうなるでしょうか。
CLはフォーマットが変わり、人気は下がるでしょう。
W杯もフォーマットを変えるので、予選が盛り上がらなくなるでしょう。
今回のW杯の最終予選のようなことにはならずに、視聴率も下がるでしょう。
サッカー以外のスポーツをほとんど見ることない人にとっては、他のスポーツがダ・ゾーンで増えても全く嬉しくない。
が、ダ・ゾーンとしては、興味ないスポーツを見るきっかけ、入口にして欲しいという思いがあり、増やす。
世の中のニーズと、企業が提供したいこと、理念、想い。
それがずれ続けていると、どんどん客離れが進んでいくのだなと思います。
私としては、ダ・ゾーンというコンテンツがなければ、
人生の趣味のトップに入る、海外サッカー観戦が実現しなかったので、
ダ・ゾーンには感謝しています。
もちろん、リーガがなくなったら、流石に契約をしませんが、
これからも楽しませてくれるスポーツをどんどん配信して欲しいなと思います。
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