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大学の授業で久しぶりにジェイゾロフトを服用してみた

薬学部での事前授業

最近は大学の事前授業ということで、生物の授業を受けている。高校時代に生物を履修していなかった人はみんな対象らしい。私も高校時代は物理選択だったので受講していた。やはり薬学部では生物を頻繁に使うらしく、高校の生物がわかっていないと授業について行くのは難しいらしい。

久しぶりに教室というものに入り授業を受け始めてみると、久々にパニック発作が来そうになった。その時はサインバルタを服用していて、kyupin先生のブログにもある通り、ノルアドレナリンやドーパミンを増やす薬はパニックを悪化させる傾向にあると思う。

その点、サインバルタはノルアドレナリンを増やす薬だし、前頭葉でドーパミンの濃度も上げる作用がある。やはりパニック障害の薬は多少やる気が出なくてもSSRIの方が良いのではないかというのが最近の学びだ。

ジェイゾロフト再開

そこでオオサカ堂で買ったジェイゾロフトがあったので25ミリほど飲んでみた。感じた作用としては頭が冴える感じが少しある。それと同時に副作用として下痢が強く出た。薬学部の事前授業の前に喫茶店でコーヒーを飲んでいたのだが、下痢で喫茶店のトイレにこもるはめになってしまった。

幸い吐き気はほとんど出なかった。私がこれまでの抗うつ薬の中で最も吐き気を強く感じたのはイフェクサーくらいなもので、他のSSRIやSNRIで吐き気が出たことはほとんどない。

これからの服用方針

薬学部での授業がこれから本格的に始まるのに当たって、最も自分に合っている抗うつ薬は何かといえばやはりジェイゾロフトになるだろう。レクサプロは同じSSRIだが、あまりにもピュアなSSRIすぎて体のだるさが出てしまう。しかしジェイゾロフトは体のだるさはそこまで出ない。

さらにジェイゾロフトはパニックを悪化させる気配も少ないと感じる。どうしてもSNRIであるサインバルタはイフェクサーはノルアドレナリンとドーパミンへの作用があるので自律神経を刺激して、結果的にパニック発作を誘発しかねない。しかし、ジェイゾロフトはドーパミンへの作用が少しあるものの、発作が出やすくなるということがない。

つまり、ジェイゾロフトのセロトニン以外の神経伝達物質への働きというのが絶妙なのだ。セロトニンに対してピュアすぎないので体がだるくならないし、かといって余計に作用してパニックを誘発するということもない。パニック障害への適用をとっていることも納得できる。

精神科医の判断

私の担当の精神科医と話していると、どうやら病院で処方してもらえる薬はジェイゾロフトになりそうである。前回レクサプロを試してみてとてもじゃないが社会生活を送れる状態ではなくなってしまったので、じゃあ次は?というとジェイゾロフトになる。

それにしても、一番最初にかかった精神科医は、初見がパニック障害の私に対してリフレックスを出したのだから、ヤブ医者だったのだろう。リフレックスはミルタザピンの製品名であり、NaSSAと呼ばれる抗うつ薬である。確かに食欲が出たり睡眠が取れたりするのは良かったが、ドーパミンにもしっかりと作用する薬であるため、余計に症状が悪化したのを覚えている。

自分のようにそこまで精神的な落ち込みが大きくなく、活動性もある程度保てている患者に対して、いきなり抗うつ薬を使って治療してくる精神科医はヤブ医者なのではないだろうかと思っている。この記事の読者は、治療初期なのであればまずは抗不安薬の頓服から始めるのが良いだろう。

精神を病んだ急性期というのは脳がある意味でオーバーヒートしている状態に近いと思う。そうした状態の中で、脳を刺激する抗うつ薬を使ってしまうと余計に症状を悪化しかねない。まずは抗不安薬を使って脳に沈静をかけるのが良いのではないだろうか。

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