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辞めようと思っても、辞められない。「考えの奴隷」からの脱却。

自分の知っている話題が出ると、
人の話を遮ってまで知識の披露会を始める人にたまに出くわします。

 本人は気持ちよく話をしていますが、話を食われた人や、周りはスッと引いています。夢中で話しをして、一通り話し終えて一息つくと場が見えてきます。なんとなく冷えている場を感じながら、「あ、喋りすぎちゃた」と冷静になることもありますが、それはもう後の祭ということも少なくありません。

一般的に嫌われがちなこの行動ですが、
この手の人の多くは、別にマウントを取りたいわけではありません。

「認められたい」「尊敬されたい」のような無意識の考えに影響された自分が「言いたい!」という衝動を生み、その衝動に負けて、気がつくと知っていることのお披露目会が始まっている。

「認められたい」「尊敬されたい」という考えに無自覚に影響されて、
衝動的にやってしまう、動かされてしまう。

これが考えの奴隷。

 そして「認められたい」「尊敬されたい」という私は、
自らに「価値がない」と無自覚に考えているからこそ、外側で証明しようとする動きになりがちなのです。

 これをやりがちな人は、人付き合いは好きですが、人疲れをする傾向もありますし、わかってくれない人、共感してくれない人を「あいつはわかってない」と敵とみなすこともあります。

 しかし、すぐ話をかっさらう私をどうこうしようとしても、どうにもならないのは、行動をある様にする私がいるのに、それを無視して、行動面・現象面をどうにかしようとしても強い葛藤を生むだけだからです。

頭で「やらない方がいい」とわかっていても、辞められないのは、そのためです。

考えの奴隷から、考えの主人に。

 話を食っちゃう人に限らず、私たちは様々な考えに影響されていることが無自覚になっているが故に、衝動が起き、その衝動にあっさりと負けてしまいがちです。

 そして、事が起こってから「またやってしまった」「あーすればよかった」「今度は気をつけよう」と行動面・現象面だけを反省するも、また同じような衝動に負けては「あーまたやっちまった」と繰り返し、今度はその自分を「ダメなやつだ」と責めて自己嫌悪になってしまいます。

 この考えの奴隷であるが故の現象は、
食べ過ぎ・飲み過ぎであったり、人の悪口を言ってしまうことであったり、ギャンブル、買い物などのお金の使い方など、日常の様々なシーンで起こっています。

 現象をある様にする私、行動をある様にする私、その私から自由になっていかない限り、その衝動は何度でもやってきます。

 これを読んでいるあなたも何かしら「辞めた方がいいと頭でわかっていても辞められないこと」の一つや二つ、思い当たることはあるのではないでしょうか。

 そして何度も行動・現象面を改善しようとしては、挫折を繰り返すという経験をしたこともあるかと思います。

考えの奴隷から、主人になっていくには、
内側に意識を向けて、その無自覚に影響を与えている考えを持っている私(無自覚になっている私)と向き合っていくことが第一歩
です。

自分自身と向き合うことに卓越していくなら、
あらゆる考えの奴隷から解放され、考えがあってもなくても、その主人として影響を受けない私になっていきます。



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