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「不満」をある様にする私から自由になった時、物事の見え方は激変する。

 昨今、SNSを見ていると、政治批判や、環境への不満、誰かに対する批判、自己の現状を正当化するような発言などが多く見られます。

 「生きづらさ」みたいなものは、 社会や政治や人間関係がそうさせているんだと思っている時が私にもありました。

 1978年生まれの私は、「フリーター」という言葉が生まれたり、ニュースでは連日「派遣切り」というワードが報じられる、就職氷河期まっしぐらの時代に社会に放り出されました。不景気や、政治に対して不満を漏らしたりしつつも、目の前のやるべきことに集中して生き抜いてきました。

 自分は悪くない、あいつが悪いんだ!社会が悪いんだ!環境が悪いんだ!政治が悪いんだ!と言いたくなるの気持ちはわからなくもありません。

 今の社会の在り方を見ていると、確かに「生きづらさ」を感じやすいとは思います。

 しかし、社会がどうということと、私が「生きづらい」と感じることは、別のことが影響しています

不満をあるようにしている私の存在。

 社会がどうあれ、環境がどうあれ、会社がどうあれ、あいつがどうであれ、自分が感じている不満をあるようにしているのは、自分自身です。

 自分が悪いとか、自責がどうとかそういう薄っぺらい話ではありませんし、物事を肯定的に捉えようとかいう安っぽい話をしたいわけでもありません。

 不満をあるようにしている私と向き合っていくと、さまざまな規定や戒律(自分だけのマイルール)のようなものに、囚われている私が不満を漏らしていることがほとんどです。そして多くの場合、その囚われていること自体が無自覚になっています。

 規定や戒律に囚われているとき、世界を色眼鏡で見ています。
このポストを読んでいる今も、その色眼鏡をかけて「ジャッジ」しながら読んでいますが、ほとんどの場合、その自覚がありません。

 色眼鏡をかけていると自覚できたとしても、
外そうとしても外れないのが心の色眼鏡です。

 この色眼鏡は、自分自身を裁く色眼鏡でもあり、その色眼鏡で外側のあれこれも裁いています。しかし、あまりにそれが普通になっているために、色眼鏡をかけている自覚がなくなっていおり、その結果、自分だけの正しさという眼鏡で世界を見ては、あーでもない、こーでもないと不満が出てくるのです。

 奥底の私と向き合い続けていくと、
徐々に色眼鏡をかけている私から自由になっていきます。

 向き合うと言っても、自分の考え方や行動をこれは良い悪いと何かの規定に当てはめて裁き、反省するのではありません。
多くの人がこれをやりがちで、苦しくなっていきます。

 どうしても表面的な向き合い方になってしまいがちなのは、
肝心なところが無自覚になっているからでもあります。囚われていることに自覚がない場合が多いので、そこは丸っと見えなくなっています。

 自覚がないが故に、表面的な向き合い方しかできずに、反省や内省みたいな感じで、捉え方や行動面をゴチャゴチャといじるくらいになりがちです。
これをやればやるほど、窮屈になっていきます。

「自覚」は、反省ではありません。
「自覚」は、内省ではありません。
「自覚」は、内観ではありません。
「自覚」は、俯瞰ではありません。
「自覚」は、方法ではありません。
「自覚」は、対処法ではありません。
「自覚」は、メソッドではありません。

 現象をあるようにする私を知っていく。
 考えをあるようにする私を知っていく。

私が握り込んだ、都合、規定、常識、想定、戒律等々から自由になっていくと、自然と色眼鏡を外して見える世界が顕れてきます。

なろうとせずに、なっている。
手放そうとせずに、手放している。

どの様な私がいても、肯定や否定、ジャッジせずに向き合っていきます。
何にも囚われない私になった時、同じ世界を見ても、影響されない私になってきます。そこから不満は顕れようがありません。

不満を言っている私に飽きていたり、違和感を感じたりしているなら、
もうそれは、本気で向き合うタイミングなのかもしれません。


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