(ミラー)
和尚さん…
私は、よくお世話した人とか、優しくした人から、裏切られるんですけど、これも認識(陰陽観念)なんですかね…？

(和尚)
同じ事が続くんだったら認識(陰陽観念)じゃろ〜な…！

それじゃ…ミラーちゃんの言う優しさとは、どういうのが優しさなんじゃ…？

(ミラー)
えっ…
自分は我慢して、他人が喜ぶ為に、お世話したりするのが、優しさではないですか…？！

(和尚)
なんで自分が我慢してまで、人を喜ばす必要があるの…？
それが優しさなの…？

(ミラー)
だって普通は「旦那さんの為、子供の為、両親の為…」とか言って、自分は我慢して、喜ばそうとするじゃないですか…！
それが普通は、優しさではないですか…！

(和尚)
それ普通じゃないよ…！
それはミラーちゃんだけだよ…

それじゃね…『優しさとは…』をググッてみるとね…「他人に対して思いやりがあり、情がこまかいこと」て書いてあるよ…

「自分は我慢して他人を喜ばす」とは、一言も書いてないよ…！

お世話するときも、自分がやりたいからするんだよ！我慢してやるもんじゃないよ！

(ミラー)
えっ…そうなんですか…！

(和尚)
それじゃ…頭さんに聞くより、心ちゃんに聞いた方が早いね…
ミラーちゃんの、心ちゃんに聞いていいかな…？

(ミラー)
いいですよ…

(和尚)
じゃ…心ちゃんに聞くよ…
なんで心ちゃんは、我慢しないといけないの…？

(心ちゃん)
だって小学生の時クラスのみんなから、イジメられていたから、我慢しなければと思って、自分は「世界一我慢強い」と思い込んだんです。
そして私は、『決して人をイジメたりしない、世界一優しい人間になろう』と決意したんです。

(和尚)
そうか〜
どうすることも出来ないから、自分の不安、寂しいさ、悔しさを押し込めて、自分を納得させる為に、「自分は、世界一我慢強い」と、思い込んだんだね…！
それと「世界一優しい人間になる…！」が、くっついて、「我慢と優しい」が一体になっているんだね…！

(ミラー)
えっ…・・・・・
心ちゃんが、そうだと言ってます。

(和尚)
ミラーちゃんは、「我慢強い」ことはいい事だと思っているんじゃないね…？

(ミラー)
だって両親が、いつも我慢しなさいと言ってましたし、我慢することは、良いことじゃないですか…？！

(和尚)
じゃ…質問を変えるね…！
ミラーちゃんは、『人に優しくして、裏切られて、一生我慢する人生を歩む事になるんじゃけど…』
それでいいんじゃね…？！

(ミラー)
それは嫌です…！
あっ…分かりました…！
だから、いつも最後は裏切られて、我慢することになるんですね…！
私の基準が『我慢』だったんですね…！
私の認識(陰陽観念)が、させていたんですね！
だから、「我慢する環境、状況、現象化」を創っていたんですね…！

私は、我慢するだけでは足りないから、そこで謙虚とか、感謝とか言って自分を納得させて来たんです。

本当は、自分がイジメられたくない(除け者にされたくない)という動機から、我慢してお世話してるから…私は優しさと思っていても、相手からしたら偽善が分かるから、反発されていたんですね…！

やっと、分かりました…！

(和尚)
そうじゃな〜
それが心ちゃんの真意じゃな～

それと、ミラーちゃんは、「世界一我慢強い」だもんね…！
それがアイデンティティだもんね…！
それと、それがミラーちゃんの生きる原動力だったんじゃ…！
陽観念なんじゃ…！
あえて言うならば、謙虚、感謝も陽観念なんじゃけど…！
正しい、間違いじゃないんじゃ…！
陰陽の仕組みなんじゃ…！
だから、ほとんどの人は陰陽の世界(方便の世界)から、抜け出すことが出来ないんじゃ…！

サトリを追求するには、忍耐は必要なんじゃが、もう根源認識に到ったら、次の段階に移行するために光に変えるんじゃ…！

もう小学生の時のイジメられた心ちゃんに寄り添いなさいね…！

(ミラー)
和尚さん…分かりました。
もう私は和尚さんにも、我慢はしないです。

(和尚)
そういう意味じゃないんじゃけど…
もうちょっと頭さんを使いなさいね…！

わしは、ただ心ちゃんに寄り添って、囚われから解放(フラット)して、後は自由に楽しみなさいと言うてるんじゃ…！

わしは、よけいな事をしたかもしれないな～

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