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「自分を知る」というプロジェクトにゴール設定してますか?

「自分を知る」ということ、誰もが達成できるのならば達成したいと思うのではないでしょうか。自己分析、省察、リフレクション。いろんな向き合い方があると思いますが、兎にも角にも、僕らは「自分ってどういう人間なのか?」すごく関心があります。

でも、どういう状態になれば、『よぉーし!自分を知れたぞ!』と言えるのでしょう?

ふんわりした「自分を知りたい」というプロジェクトは、ゴール設定を"しないがち"です。なんとなーく、思い付いたように内省し、「あ、わたしってこうかも?」と自分への新たな発見を得たり、得なかったり。そんなことしてませんか。それじゃあ、もったいない。

そんな大それた話をしようってんではありません。結露から言えば、「自分を知ることのゴールは『再現できること』」です。

わかりやすい所では、能力。

例えば記憶力について「私は短期記憶は得意だけど、長くは覚えてられないんだよね」という自己認知があるとします。

それだけじゃ不十分。再現できてない。

「試験前日に勉強すればコレくらいの量は1日は覚えておける」
「週1回思い出せば80%くらいで記憶維持できる」

といった、実際に再現できるレベルにまで理解して初めて、「自分を知った」と言えると思うのです。

記憶力について自己認知を高めれば、何か試験を受ける当日の朝に「試験範囲のこの領域は90%OKだけど、こっちの領域は30%だな」と、自分の現時点での記憶に非常に客観的評価ができます。

例えば心身の体調もおんなじ。

「コレくらいのストレスは許容できるけど、こういう感覚や身体のサインが出たらアラートだな」
「1日5時間睡眠が5日続くと限界になるなぁ」

といった、再現できるレベルで自己認知をできて初めて、「自分を知った」と言えると思います。

こういう「再現できる」、つまり「予測できる」レベルにまで、自分のことを観察し、仮説をつけて検証を繰り返すことが、
豊かに幸せに生きるために、実はめちゃくちゃ重要ではないか、と思うのです。

まとめます。

「自分を知る」という目標を達成するためには、まずは「再現できる状態を何%作れたか」というKPIを掲げることです。

コレはわかりやすいKPIで、「再現できる状態をどれだけつくれたか」つまりは「仮説通りに自分の心身が動いたか?」に「0〜100%」で回答する指標。もちろん100%を目指します。

実際問題100%は難しいのですが、特定の領域ではほぼほぼ100%を出せるようになってくる。するとたぶん、それが、あなたはその領域においてはほぼほぼ「予測通り」「思い通り」にする事ができる。

人間っていうものは、脳の構造的に「サプライズ」を嫌うそうです。予測と結果の誤差が大きいほどに、湧き上がる感情も大きい。

もちろん良い方向に結果が行けばGoodですが、そもそも世の中は基本的に「予測できないもの」です。そんな中に、少しでも「予測通りに結果が返ってくる」ものがあることは、精神衛生上めちゃくちゃ重要なこと。

そういう意味で、再現できるレベル、予測できるレベルまで、「自分を知る」ことをみなさんにお勧めしたいです。僕もまだまだ僅かな領域しか達成出来てないので、精進します。


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