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”続ける”と”変わる”は同じこと?「継続」と呼ばれるものの正体

何かを続けることと、変わっていくこと。それを真逆の位置にあるもの、対立軸に置かれるものとして見てしまうことが、よくよくあるように思います。これって、実はそうじゃなくって、おんなじことですよ、と。今日はそんな話。

「継続は力なり」って言いますが、まさにこれなんです。っていうと、なんだか陳腐な当たり前なことを説教する爺臭い感じに聞こえるかもしれませんが、そうじゃないので、もうちょっとだけ話を聞いてほしい。

なんでもいいのですが、何かしらを継続すること、何か行動を繰り返し繰り返し続けることって、その先に、たどり着きたいまだ見ぬ世界というか、達成したい目標や、なりたい自分の姿など、少なくとも何かゴールがあって、そこに向けて自分が変わっていく、自分を変えていくというのが、「継続」と呼ばれるものの正体だと思うんです。

例えば太ったお腹を見て、ダイエットして痩せるぞ!と思ったとして、毎日ランニングをすることはまさに「継続は力なり」。その先に、たどり着きたい痩せた自分の世界、減らしたい体重目標、なりたいスリムな自分の姿などなどのゴールがあるわけです。

だけど、変わっていく気がないままにとにかく継続だけしてる、という人が、最近少なくないように思います。特にどうこうなりたいわけじゃあないんだけど、なんとなくみんなに合わせて、という。

別に悪くはないです。ダイエットする目標がなかったとしても毎日ランニングを続ければ実際に痩せるでしょうし、健康的になるでしょう。

ただ現実問題、なかなかそうはならない。ダイエットする目標、健康的に行きたいというゴールを掲げてない人で毎日ランニングを楽しめるのは、本当ごく一部のマラソン大好きランナーだけでしょう。

だから、変わっていく気がない人がいくら何かを続けても、どこにもたどり着けない。変わることを恐れて、立ち止まることを実は心の底では望んでいながら、形式的には努力をしてないと決まりが悪いから、なんとなく継続をしてしまっている。そんな状態の人は、おんなじだけ継続したとしても、やっぱり求めるところにはたどり着かないものだな、と、いろんな先輩方を見てて思います。

人は自分が思った通りにしかならない。
立ち止まることを望んだ人は、望み通り、何もなし遂げないのです

もちろんこの逆のパターンで、変わっていきたい、まだ見ぬ世界にたどり着きたい、そこの景色を見たいと思ってはいても、何か行動を継続することができなければ、やっぱりどこにもたどり着けない

そういう意味において、何かを続けることと、変わっていくことは、おんなじことなのです。

続けるって聞くと、変化がないまま繰り返してるイメージも湧きますが、そうじゃあ、ない。続けることほど、変化を許容し続けることはありません。

人は続ければ続けるほど、毎秒毎秒、その一瞬一瞬で進化していく

先程のダイエットの例で言えば、昨日のランニングと今日のランニングと明日のランニングは、同じ場所を同じ時間に同じスピードで走ったとしても、全く違うものになるんです。

「継続は力なり」とは、めっちゃ変化していこうぜ!という意味でもある。

”続ける”という行為は、変化を避けることだと誤解されやすい気がしますので、ぜひこの記事を読んでハッとされた方がいれば、嬉しいです。


ここまで読んでいただいて本当にありがとうございます! 少しでも楽しんでいただけましたら、ぜひスキをお願いします!