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人の『気持ち』が大体わかるという弊害

スキかみさま、こんにちは。

ご機嫌いかがでしょうか?

熟成下書きがたまりつつある今日この頃なんですが、スキかみさまやフォロワーさんの下書き事情はどうなっているのでしょうか(まさか、そんな事情なんてないのですか…?)。

note下書きでメモの代わりをしていたら下書きがえらいことになっていくんですが、文章が醸されていくのはいかがなものか。

小説や創作と違って価値提供の情報を含む文章は生ものですので、そのまま放置しておくと腐ってしまうのでなんとか手を打たねばなりません。

テキストを吐き散らかすのはよいとして書いたものの整理まで考えていなかったさらにアドバイスをいただけるかみさまたちの声を募集中です;w;

では本題のお話に…

人の『気持ち』が大体わかるという弊害

HSPさんならではの悩みかもしれません。

HSPさんでない人は、もしかしたら自分の表情は敏感な人には伝わってるのかも知れない…ってことがちょっぴりわかるかもしれません。

(HPSなにそれおいしいの?それで?という方にとっては若干気持ち悪い内容かもしれないのでいつでも戻るボタンをぽちっと…)

それでもHSPについて知ってやろうじゃないかという気概のある人にはHSPはこういう考え方をしてるのかぁ、と知ってもらえればうれしいです。

HSPさんには、自分の気質を直す必要はなくて工夫をすれば心穏やかに過ごせるよというヒントになれば幸いです。

1.人が何を感じているかって本来はあまりわからないらしい

私はどんなときも大体笑っている(ように見える)。

なぜなら、人の表情からはとんでもない量の感情の情報が発信されているから。

『自分は今どんな顔をしているのだろう。』

どんな情報を発しているのか、不安でたまらない。

もちろん普段から無理してにこにこしているわけではないが、特に怒りやネガティブな感情を自覚した時は笑顔の仮面を張り付けている。

ネガティブな感情を与えてしまったら、

悪く思われる

嫌われるかもしれない

という何の根拠もない恐怖が、べっとりと私の背中をついて離れない。

自分がどんな情報をだしているか、それについて相手がどんな気持ちなのかに常にアンテナを立てている状態で私は息をしている。

露骨に感情を出す人の感情は私にダイレクトヒットするので、相手にそのつもりはなくとも(ほんとに悪気はないのにごめん)、私はかなりのダメージを受ける。

また、口では怒ってないよというクセにぷんぷん怒りのオーラを出している人にも、どう対処すれば良いのかわからない。

(怒っていると思って察したらいいの?怒ってないをそのまま受け取ったら良いの?)

そういうならもう少しその感情を隠してくれまいかと心の中で思わずにはいられない。

私がこんなときに感じる気持ちは、よく耳が聞こえる人が耳元で大声で叫ばれたときに感じる恐怖、不快感、驚き、戸惑いと似ているかもしれない。

グループで話しているときに、あっ、この人今相手の地雷踏んだぞ…と気がついたり(踏まれた人の一瞬かげった表情や、踏んだ本人は気が付いてないなと思ったり)、それでも当の地雷の踏まれ主はさらりと流しているように見えたり…。

叱られている部下が不機嫌な表情しているのをみると、おおい上司に伝わるよぉ…と思って内心ハラハラする。

けど当の上司は気にしていなかったり。

この人今別のこと考えてるな、相槌うってるけど聞いてないだろうな、ということがわかったり。

「怒り」「不機嫌」「退屈」「痛み」「いら立ち」「焦り」は特にわかりやすい。

自分が当事者であるなら、ある程度共感してくださる人もいるかもしれないが、先ほど書いたように、自分が第三者であったとしても自分ではどうしようもない他人同士の水面下の情報戦に疲弊している。

『目に見えないナニカ』を感じとる力が強い人(海外の研究ではエンパスというらしい)は悪いことばかりでなくて、ポジティブな感情を受けやすいことはとても素敵なことだと思うのだが、

その良い面を踏まえたとしてもネガティブな感情も強く受けてしまう性質は本当に厄介だと思う。

自分がどうにもできない人の気持ちを感じたところで、物事が良い方向に働くことはめったないから。

眉がぴくりとする表情筋の動き、黒目の動き方、目の奥の不安、何言ってんのこの人という顔…

『どうしてこの人はこんな不機嫌な表情をしているのだろう…』

『なんか悪いことしたかな…』

こんな気持ちを常に抱えて仕事をしていたりする。

普通の人には雑念といってもいいレベルのことに、私は私のMPを消費している。

私が、ほかの人は他人の表情からネガティブな気持ちを私ほどは感じていないことに気が付いたのは、30を過ぎたころだった。

それは主人の言葉でようやく気が付いたのだった。

『相手はそこまで考えてないよ。』

2.気持ちがわかる(共感)と、考え方がわかる(思考を理解できる)は別物

誰だって『普通』は自分が基準だ。

考えすぎてしまう自分を基準にしたら、

『あの人は自分が発した言葉で相手がどう思うのかとか、相手の立場で物事を考えたりしないのだろうか?』

となってしまう。

誰かがしたミス一つとっても、腹立たしくてちょっとチクリと言いたい(悪気なく指摘の意味合いもある)気持ちはとても『わかる』。

けど、人前で嫌味ったらしく、相手の立つ瀬がないような言い方だった場合、その人の言葉を発する考え方や思考回路が理解できず、私はフリーズしてしまう。

相手の気持ちを考えない人の言動は、良いか悪いかの軸でいえば、よくないほうなのかもしれないが(これも自分基準)、細かい気遣いができない人だっている。

相手のことを考えると言うことは、少なからず考える時間的コストと、知識が必要だ。

自分ができるといってそれが相手も簡単にできるとは限らない。

私が相手に求めることは、相手が、『なにか嫌味を言われたところで私は全然気にしないから相手に言うのだ』と思っているのと同じだということに気がついた。

私はできるからあなたもできるはず

私は気にしないからあなたも気にしないだろう

は同じなのだ。

感情が露骨な人が悪いというわけでは決してない。私にとって声が大きすぎる人というだけで、何一つ悪いことはない。

そして同時に、感情を受け取りすぎる私もきっと悪くはないのだ。

相手に『それな、わかる~!』と共感したとしても、相手の『考えがわかる』とは別物で、片方がわかって片方がわからないちぐはぐなことも当然ある。

そこを気に病んだり、気持ちがわかるのに考え方をわかってあげられない…と混乱する必要もないのである。

HSPさんは人の気持ちがわかることに慣れすぎていて『相手の考え方がわからない』こともあるということを見落としている気がする。

そっか、私ってば、相手の考え方がわからないんだ。

そしてそれは当然のことだが相手の問題であって、自分がどう考えることでもないし、変えられるものでもない。

そう考えてから、フリーズしていた私の頭は徐々に解凍していったのだった。

4.『あの人の考え』は、HSPだからといってわかるわけではない。

人の気持ちがわかっても、考え方や生き方まで理解できるわけではない。

相手の感情を知るところとなっても、相手の思考や行動原理がわからないので、理解しようとすればするほど余計にこちらの思考が悪い方向にループしてしまう。

ならばどうすればよいのか?

あの人どうしてこんなことを言うのか、考えてもわからないことに時間を使わない、つまりは考えさせられる情報を得ないようにする。

それは相手から距離を置くという物理的処置であったり、相手の考え方を理解できない自分を許容してあげるといった自分のマインドセットをすこしだけ変えることだ。

相手の考え方は相手のものであり、じぶんがどうにかできものでも、そもそもどうにかするものでもないのだ。

考え方に好き嫌い、自分はしないの基準はあっても、

相手は悪くないし、自分も悪くない。

相手はいくら気に食わなくても変えられない。

でもそれは逆に言うと、相手からどう思われても自分を変える必要はないということだ。

『君はそうするんだね、私はやらないけど!』と胸を張っていたらいいのだ。

人の気持ちがわかるだけにHSPさんは相手の世界に入り込んでしまいがちだが、相手は変えられなくても自分の足をぐぐっとこらえることはできるのではないだろうか。

職場に殴り合いのように感じられるやり取りが日常茶飯事である状況だったらそこから逃げ出すのも一つの手。

自分の時間を、いけ好かない相手のために考えをぐるぐるさせるより、大好きな家族や趣味に使おう。

そしたら、もっと幸せになれるから。

私が仕事を辞めるまで後、7日


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