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中小企業診断士が事業を起こす件。

正確に書くと、
妻が代表取締役となり、ワタクシが専務取締役として、
株式会社を設立しました。

中小企業診断士は、
中小企業のみなさまに、
アドバイスをして、
みなさまに、最大限、経営を強化していただくのが仕事。

今度は、
専務取締役として、
事業者の立場として、活動しているわけです。

支援と活動の違い。
相当あります。

まずもってして、
創業、起業、会社の仕組みづくりって、
こんなに大変だっけと、実感。

そもそも、複合業態なので、許認可、準備が大変です。

経営コンサルタント業は、
法人設立だけの簡単な手続きだけ。

今回は、絵本屋さんカフェなので、
許認可は、古物商、飲食業、旅行業、消防検査、
加えて、
店舗賃貸契約、税務に、労務に、金融機関対応、
お取引先様との契約、
などなど、多岐にわたる活動です。

と、書きつつ、
ここらへんは、今までの経験値が生きていて、
事業計画書を策定し、
段取り良く進めてきました。

まあ、想定していない事態も発生しますが、
なんとか、オープン日を告知することができるまでに。

ここで、よくいわれること、2選。

その1
中小企業診断士がいるんだから、大丈夫そう。
確かに、その通りかもしれません。
想定できるリスクヘッジは、
かなり慎重にやっております。
マーケティング一つとっても、
教科書を上回る実地的な活動を展開していきます。

でも、事業は、生ものです。
回してみなければ、わからない。
オープンしてから、しばらくしてからが本番です。
お客様の満足度をあげつつ、収益性を高める、という、
チューニング活動が待っています。

ここが腕の見せどころであります。

その2
中小企業診断士なんだから、コケられないよね。
中小企業診断士がついていて、失敗したら恥ずかしくねー。
と冷ややかな目線もあります。

いや、失敗はしたくないけど、
ただで転ばないのが、ワタクシの信条。
転ぶ前に、鍛えたコアで、バランスを取り直す。

その冷ややかな目線には、
なんだか、単に、恨めしい気持ちが潜んでいるようにも、見えます。

中小企業診断士は、なんでも屋さんではありません。

今回、どれだけの方のお世話になったことか。。。
専門家、公的支援機関、お取引先様などなど。
みなさまに、いろんなお知恵をお借りして、
みなさまに、いろんなお手を拝借して、
成り立っているんです。

中小企業診断士の活動も、
経営活動も、
分からないこと、困ったことがあったら、
素直に、その専門家に聞くべきなんです。

なんだか、
中小企業診断士なんだから、
何でも知っていて、
正解を知っていて、
なんでもできると思われている節があります。

実は、真逆です。

中小企業診断士は、独占業務はありません。
経営コンサルタントと名乗ればいいだけ。
だれでも、なれる職業です。

だからこそ、
素直に、分からないことは、分かりません!と宣言します。

ただ、ひとつだけ違うのは、
自分のアタマのなかで、
考え抜いた上で、
何が、どう、分からないのか、認識していること。

どう解決策に結びつけることができるのか、
徹底的考えるクセがついていること。

そこが、ちょっと違うだけ。

ワタクシの中小企業診断士の支援も、
結局のところ、
いろんな情報リソースから成り立っています。

聞いたこと、経験したこと。
そして、考え抜いたこと。

さて、
事業を軌道に乗せるまで、
裏方でしっかりと活動してまいります!


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