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フリーランスで舞台演出や振付などのお仕事に携わるにはどの様な方法があるのか?

先日募集した、質問者様の質問にお答えするnote第2段です。

今回の質問に関して僕は書いては消して書いては消してを繰り返しました。

何故なら、これは実力と運でできたメビウスの輪の様な話しだからです。
メビウスの輪というのは輪っかのどこか1箇所を切って片方だけ裏返しにして、またくっつけます。
そうすると裏と表が繋がり無限の様な形になります。


実力と運の表裏一体。

ですが、どちらも表立って必要なものであり、誰にも答えが出せないもの。
至る所でこの様なやり方がある、この様な意識が大事などと囁かれていますが、どれも絶対ではないと思います。
(仕事に携わる方法についての説明や文章が素晴らしいとかはあると思いますが、それも決して真をついていないと思ってます。)

今回の題材でいうと実力は演出や振付をする力。
は人に知られてお願いをされるという縁の様なものと置き換えてお話ししたいと思います。

まず振付や演出の実力って凄く曖昧な定義なのですが、これはプロとして通用する実力があるとみなして、既にクリアしていると仮定しましょう。
そして次はの話しですが、こればかりは人がどうすれば叶うという方法は僕の知る限りでは分かりません。

ちなみに今現在、活躍している方々が運で続けているという事では決してありません。
作品力、伝える力、まとめる力、対応力、柔軟性、個性、社交性、魅力、ここでは書ききれない程の要因を秘めた人が活躍しています。
ただそこに仕事のきっかけを与えるのがだと思います。
思い返してみて頂きたいのですが、地球上の誰がコロナ禍を想像できたでしょうか?
どんなに文明が発達しても将来の為にこうすればこうなるという計算式は存在していなく、あるとすれば今現在に至るまでの出来事を、まるで計算通りかの様に後出しの説明をするくらいしかできません。

僕は踊りを辞めようと思った事もありますし、振付師や演出家になる為にこれをやったからそうなった!なんて決して言えないくらいその場限りで生きてきた人生です。

単純に振付をしてみたいからコンクールに応募したり、スタジオの発表会に作品を出したり、演出をしてみたいからスタジオパフォーマンス(個人でやる自主公演)を企画していたりしてました。

僕の中の定義を少し話させて頂きます。

まず何事に置いても出発点をと定義するのはどうでしょうか?
何か良い事があったら運が良かった。
何か良くない事があったら運がついて無かった。

では、僕は運が良いのか?
そうでは決して無いのです。
例えば、、
僕は出演側が好きな事なのですが、とある大舞台で踊れる事が決まり、その日の為に毎日毎日節制して過ごしてきたある日、僕はコロナになり稽古を途中から参加する事を余儀なくされました。
復帰してなんとか本番を迎える最中怪我をして、途中降板をしました。
周りの方に多大なご迷惑と心配をかけてしました。
周りの方々に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
至らなく悔しい思いを発散しようとも怪我をしていてベッドから起き上がれません。
その時に、動くのは思考のみ。
ただ「自己管理がプロとしてなっていない」と言う所にいかなかったのです。
これ以上自分を咎めても心身が良くなると思えなかったからです。
そこで、達した定義がこれはが無かった。
と思いました。

これ以上にない程の毎日を過ごして、神経をすり減らしても出来事は突然起きます。
良い事も悪い事も。

僕が振付や演出をさせて頂く様になったきっかけは、思い出話しとして明確に説明は出来ますが、あくまで僕の場合であり、他に反映できる事だとは思えないからです。

なので、僕は出発点をにしてます。
勿論成功した時は、周りへの感謝は絶対です。

話しが少しそれてしまいましたが、振付や演出の仕事にする為には、まず大好きな振付や演出を自主的に発信する以外は無いと思います。(自主公演)
または出演者として踊りに長けていて、プロダクションから「今度振付はどうでしょうか?」とお話しを頂くか、、、質問者様とお話しをしている会話に創造性を感じて、プロデューサーに見出して貰うか、、
ただ前者の方が現実的でして、後者はより運の世界です。

好きな事を仕事にすると言うのはどうしても巡り合わせが必要でして、それはここで言うなのです。
なので今の実力をふんだんに外の世界に発信していく事が、俗に言う引き寄せになると思います。
何よりも質問者様が好きな事に出会えている時点で人生におけるがあると思います。

何処かで聞いた事のある様な返答みたいで、すみません。
ただ質問者様の大事なお悩み事に対して、綺麗な言葉や耳心地の良い定義よりも、誠心誠意考えて書かせて頂きました。

好きな事を仕事にする事はとても険しい道だと思います。(ちなみに僕は好きな事を仕事にできている人ではないのです。)

質問者様に良い巡り合わせがあります様に。


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