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「箱根駅伝」中継のCMを見て思うこと

※このnoteは #PRLT (Lightning Text) Advent Calendar 2023 の12/24分の記事です。

こんにちは、菊地(昭和55年生まれ)です。

出版社で編集者として働くかたわら、最近は経営企画局での社内広報的な仕事を兼務しています。もともとは商品のプロモーション技術を得たいという想いからPRプランナーの資格を取得したのですが、資格ドンピシャの広報業務もやるようになるとは思わなかった感じです。

このアドベントカレンダーも12月24日分の投稿なのですが、ふと気づけば今年もまもなく終わりで、「もういくつ寝るとお正月♪」。ぼくも年明けは帰省しようと思っていますが、お正月の風物詩として広く認知されている「箱根駅伝」は皆さん、お好きでしょうか? 今年は第100回の開催なんだそうです。

ご存じの通り、この箱根駅伝は日本テレビ系列で生中継されるわけですが、放送中に流れるCMの注目度も非常に高いんですよね。帰省先で親戚が多数集まったなかで見る人も多いでしょうから、視聴率にどれだけ表れるのかはわかりませんが、下記のように「箱根駅伝の中継中にCMを流します!」なんてプレスリリースを出す企業があるくらい。

【サンスター、箱根駅伝100回記念大会にて企業CM「100年mouth 100年health篇」を放映】


【箱根駅伝で石川町「テレビCM」放送 日テレ番組、関東圏に発信】

規模は違えど、アメリカの「スーパーボウル」みたいなものかもしれませんね。視聴率だけでなく、視聴の「質」が高いとされるスポーツ生中継ならではのPR施策でしょう。一方でぼくはこういったCMを見ながら、いつも思うのです。

「ここにCMを出している企業の社員は親や友人に自慢しちゃうんだろうな!

くり返しになりますけど、放送は正月、1月2日と3日です。帰省先の実家で、故郷の友人宅で、大勢で見る人もいるんでしょう。そんなときに自分が勤める企業のCMが流れたら、絶対「おれ、このCMの会社で働いてるんだよ!」って言っちゃいますよね。

「テレビCMの一番の視聴者は自社従業員である」なんてことが、やや自虐的に語られることもあるのですが、逆説的には、これほど自社社員にとってモチベーションが上がるプロモーション施策も珍しいと思うんです。もはや、自社社員への福利厚生施策の一つと言ってもいいくらい(?)。パブリックリレーションにおいて、「従業員もステークホルダーである」とは忘れられがちな観点ですが、いやいや箱根駅伝のCMはこれ以上ないのでは、とさえ思います。

第100回という記念大会の今回。箱根路を走る23校のランナーだけでなく、CMを流す企業も同じように気合を入れて、そのスタートの号砲を楽しみにしているのかもしれません。こうして考えると、競走だけでなく、企業CMも楽しみになってきますね。

皆さん、どうぞよいお年をお迎えください。
そして、箱根駅伝。一緒に楽しみましょう。

【箱根駅伝 番組公式サイト 日本テレビ】


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