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起業家だけが知っている、人生の荒波を乗り越える方法

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起業体験から、見えてきた事柄の記憶の記録。
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・私が【起業を決断】した時の話。「荒波を消す方法はないが、乗り越え方はあるかもしれない」

29歳の時、私はそれまで勤めていた塾を辞めて、あたらしく学習塾を始めた。つまり「独立起業」というやつである。 それ以来「起業したきっかけは?」と、幾度となく質問された。時には大学生から「起業した時の話をしてほしい」と依頼を受けて講演をしたりもした。おそらく、そのような質問をした人の頭の中には「起業するってことは、なにか特別な志とか、きっかけがあったのでは?」という気持ちがあるのだと思う。 仕事を辞めて、わざわざ起業するくらいなのだから、きっと何かある、道を歩いていたら占い

【コサエルラジオ】私が起業した時の話 〜勘違いと経験不足の日々〜

起業に「成功の方程式」は存在しない。様々な要因が絡み合って成し遂げられるものであり「絶対」も「100%の再現性」も保証できるものではないからだ。 しかし、何も学ばずに挑戦することは傲慢であろう。地図を持たずに、知らない場所へ出向くよりも、事前に情報を収集して進む方がいい。それらがすべて「不完全な情報」と認識していれば、適切な判断を行う「知恵」となりうるからだ。 今回公開する「私が、独立起業した時の話」では、私自身が独立起業して3年目までに体験した内容を録音した。感動するようなエピソードも、啓発的な内容もない。地味で普通の時間の連続である。ただし、実際に体験してきた「本当の記録」であることは保証する。 独立起業を考えている人、ゼロから何かを作り出してみようと考えている人。移動の最中などに「聞き流し」てみてほしい。そして考えるヒントを掴んでいただければ幸い。 【内容】 私(佐藤)が起業したきっかけ 野望も起業意識もない「だらしない人間」だった 会社員時代の経験は重要 ウェブサイトを見て「取材の依頼」がくる 3〜4年間「仕事に浸り続ける時間」も必要 自分に甘えず、考えを表現していく 起業してから「3つのステップ」が存在した 震災の時にすべてを失う = もう一度「起業」する気持ちで そして、4つ目のステップとは・・・ 他 ※【佐藤のプロフィール】 広告コンテストの入選をきっかけに、教育業界からコピーライターに。「日常の何気ない瞬間から幸せを拾い上げる文章」と評価を受ける。起業歴19年の経験を活用した指導力にも定評があり【文章指導の達人】として各種メディアに掲載。企業・商工会議所から依頼を受けセミナー講師をつとめる。 ・Twitter https://twitter.com/sa_ttaka ・動画で視聴したい人はこちら 【佐藤ゼミ】https://www.youtube.com/channel/UCqWThtW5CY7-lF05n_qxk3Q/ ※感想・応援メッセージなどコメント欄にぜひ。「このような話が聞きたい」というリクエストもお待ちしています!

【セールスレターのライティング力】が、必要な時代になる

以前の記事に書きましたが、これからの時代は「文章力(ライティング力)」+「話す力(トーク力)」が必要になってくると考えています。今までは、どちらか片方のスキルを「一定基準」もっていれば、やっていくことができましたが、今後は両方のスキルを身につけていく必要がある。 そしてそれは、想像していたよりも早くやってくるかもしれません。詳細な時期は予想できませんが、5Gのネットワークが地方にも広がり「普通に利用できる」ようになる数年後までに、スキルアップしておいた方がいいかもしれない。

経営に「秘密のノウハウ」は存在しない。

経営に「秘密のノウハウは存在しない」数ヶ月前、ある企業から相談を受け、キャッチフレーズの変更と、ブランディングに関するコンサルティングを行ないました。先日、社長から連絡があり「コロナの影響は受けていますが、新規顧客の質とレベルが向上しているので手応えを感じている」とのこと。そして、追加で新規の制作依頼をいただきました。 このような話をすると「何か特別なノウハウがあるのか?」と、感じる人が多いと思います。しかし、とても残念なことなのですが、経営に「秘密のノウハウは存在しない」

これからの時代に必要なこと。「話す力」を磨こう

これからの時代。つまりアフターコロナと呼ばれる時代では「書く力」に加えて「話す力」が必要になるでしょう。今までは、どちらか片方ができていれば評価を受けましたが、これからは両方を身につけていく必要があると考えています。 直接対面することなく、webツールや電話などでコミュニケーションをとるには、実感している以上の「話す力」が必要になります。身振り手振りや雰囲気などで、なんとなくごまかしていた部分が浮き彫りになり「話せる人」が、はっきりと評価を受けやすくなってくるのではないか、

起業家に必要なこと「未来を、現在のようにイメージする」

起業家(または起業を目指す人)にとって大切なことの1つが「未来を現在のようにイメージする力」ではないかと思う。 起業するという事は「未来に起こり得ること」または「目標」に対して現在から粛々と準備を始めていく必要がある。2年後、3年後に向け「現在は存在しないもの」にリアリティーを持って努力を積み重ねていく事は、これはこれでなかなか難しい。 「そんなことやっても意味ないよ」 などと、言われたりもする。実際に私も言われた。 現時点で存在しない仕事に取り組んでいるのだから、理解

勝負は「書く前」に、決まっている。

こんにちは コピーライターの佐藤(さったか)です。先日、ある作家さんの個展に足を運んだ時の話。展示されていた作品の中に、一点気になる作品があった。それは一輪の花が描かれているシンプルな作品だったのだけど、目にした瞬間に透明な鮮やかさを感じたのだった。 作家の先生と話をする時間があったので「僕は、この作品がとても気になりました」と感想を述べさせていただいた。すると「このような作品は、描いている時間は短いけれども(描くまでに)考えてる時間が長いんですよ」と説明してくださった。私

忙しい社会人のための 佐藤式「読書術」

はじめに 「もっと読みたい。でも時間がない」時折、受講生の方から「先生は忙しそうにみえるのに、どうやって読書をしているのですか?」という質問をいただきます。そして、最近この質問を受けることが増えてきたように感じます。 実は、私(佐藤)も「もっと本を読むにはどうすればいいか?」と試行錯誤をしてきたタイプの人間です。連休の前には必ず書店に寄り「よし、今回の休みはこれでしっかり勉強しよう」と意気込み、気になった本を数冊購入して帰宅。 しかし「買ったこと」で満足して、床の上に未読

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経営者のための「5G入門」私たちは何を準備すべきか?

「5Gって、速度が速くなるんだよね?」 この段階の認識では、大きなビジネスチャンスを逃してしまうかもしれません。 起業家、経営者として「5G」について「今すぐ考察しておきたいこと」をwebセミナーで解説しました。音声のみでも理解できる構成にしましたので、作業中や移動の時などに聞き流してみて下さい。 ※講師 佐藤学長 プロフィール 広告コンテストの入選をきっかけに、教育業界からコピーライターに。「日常の何気ない瞬間から幸せを拾い上げる文章」と評価を受ける。起業歴18年の経験を活用した指導力にも定評があり【文章指導の達人】として各種メディアに掲載多数。企業・商工会議所から依頼を受けセミナー講師をつとめる。 ・ブログで読みたい人は、こちらで https://satotaka.reword21.com/2020/03/5g.html

「リモートワーク」の メリット & デメリット を考察する。未来は、まるごと「仮想現実」の中に?

今からおおよそ15年位前の話です。ある経営者の方に「佐藤さんは、どうして仙台で仕事をしてるのですか? 東京には出てこないのですか」と質問を受けたことがあります。 その時私は「メールと電話とインターネットがあれば、自宅でも仕事はできますし」と、答えました。その方は、うーん、そうなんですか。そういう仕事の方法もあるのですかね? と今ひとつ納得がいかない様子でした。 まあ確かに「毎日、職場に出勤するのが仕事」という時代に「メールとネットがあれば」などと口にするのは、どこか中途半

「夜の闇が深いほど、朝日のまぶしさが目にしみる」

「人生にムダなことは、何ひとつない」 って、いうだろう? あれ、本当のことだから。 今、おまえがやってること。やらされてると感じてること。 それらは全部、ムダなことなんて、何ひとつないから。 100%全額返品保証付きで、断言するから。 でもさ。そう「でも」が、つくんだけどね。 それがムダじゃない、って確認できるのは、15年後くらいだよ。 15年くらい過ぎてから、あの時がんばってよかった。 ようやくそう実感するんだ。 なにもかもが遠い記憶になって、 当時の感情やできごとが

ある起業家の教え「すぐに、根を移してはいけない」

19年前の「私」が、考えていたこと今年の6月で私が起業してから19年目を迎えることになります。私が起業した時に産まれた人は、来年成人式ですね。結構な時間を過ごしてきたものだ、と思います。しかし、19年も前のことになると、当時の記憶がだんだん曖昧になってきました。そこであらためて「あの頃の自分が考えていたこと」を、少し振り返り記録しておこうと考えました。 独立起業目指している人はもちろん、今の仕事に迷いを感じてる人、転職を考えている人、これから社会人になる人も、私の体験から何

起業した時のこと(連載3) チラシが完成した! そして・・・

(前回のあらすじ)学習塾を立ち上げた私は「生徒募集のチラシ」を作っていないことに気がつく。あわてて作成した「手作りのチラシ」を、印刷会社に持ち込んで依頼することにした。開校までのこり二週間! 緊張しながら、私は「それ」を覗き込んだ。 数日後、車でチラシを取りに行った。ドアを開けると、よう、という感じで店長がやってきた。カウンターの上に私が作ったチラシを置いた。そこには何箇所か、鉛筆で書き込みがしてあるのが見えた。  私は「何か間違いがあったのか?」と緊張した。誤字脱字は確

そんな風にして、歩いていく。

私は仕事を通して高校生と話をすることがあります。みんな一見するとあかるく元気に見えますが「モヤモヤイライラ不安」を抱えています。 仕事関係の人と食事をご一緒することがあります。仕事に熱心でポジティブに見える人も「モヤモヤイライラ不安」ばかりですよ、と苦笑いをします。 広告を作る時に、社長とお話をすることがあります。皆さん頼もしくパワフルに見えますが「モヤモヤイライラ不安」は常に消えないね、と口にされます。 社長を引退して会長になられた方と、お話をすることがあります。すで