36の質問で私たちは恋に落ちたか?
noteフレンド新行内紀子さんとのコラボマガジン「プリン屋さんとフランスかぶれ」用に書いたエッセイです。今回の共通テーマは『クリスマス』!
恋に落ちる36の質問の実験をご存じでしょうか?
初対面の人同士が互いに質問に答えあうことでどこまで親密な人間関係を構築できるかの実験なのだけど、実験に参加した2人が結婚したことで「恋に落ちる」方法として知られるようになりました。
昨年のクリスマス、我が家ではこの“36の質問”ごっこをしました。
家族でおいしいものとスパークリングワイン(と三ツ矢サイダー)を楽しみつつそれぞれ質問に答え合うという企画を立てたのです。なんかちょっとクリスマスっぽいでしょう?
初対面でもないし二人きりでもないし。いったいこの家庭内実験の結末はどうなったと思いますか。
Q.あなたにとって「完璧な日」とはどんな日ですか?
Q.これまでの人生で達成した、一番の偉業は何ですか?
Q.相手の良いところは何ですか? 初対面の人には言わないようなことを、挙げて下さい。
このような質問を36個。
「親しくなるには自己開示が必要ってことね。でも長い付き合いのすべてをわかりあった家族だもの、私たちのあいだでは今さら意外な答えなんて・・・」
と思っていたらそうでもなかった!!
この遊び、すでに親しい関係の人同士にもす~ごくおすすめです。
なんとなく日頃からおしゃべりはしているけれどこうしてテーマを設けて改まって会話をすると相手どころか自分でも意外な自分の感情に出会えてしまう。けっこう発見がありました。
夫とは出会って30年以上、娘たちとも出会ってから約20年になりますがまだまだ知らない面があるもんだ、という感じ。「知ってる」と思っていても長い歳月のあいだには変化しますしね。親しき仲にもアップデートあり、です。
さて、この36の実験、もう一つ肝がありまして。それは・・・
36の質問を全部答えた後に、お互い4分間見つめ合う。
4分て━━けっこう長いですよ?! ちょっと高級なカップラーメンの待ち時間ぐらい。楽しいから笑うんじゃない、笑うから楽しいのだ理論みたいに、好きだから見つめ合うんじゃない、見つめ合うから好きになるのかもしれません。
さて、私と夫は改めて恋に落ちたのかといえば。
日中の仕事で疲れているところへワインと満腹が効いて20問目でパパさんは恋には落ちず寝落ちして脱落というオチ。
残った女3人でケーキと36の質問を平らげ、タイマーかけて4分間見つめ合い「何だこの時間は?」とげらげら笑うクリスマスの夜でした。
今年のクリスマスは誰かさんと36の質問を楽しんでみてはいかがでしょう。
お金はかからないし、ズームなどで離れた者同士でもできる、うまくいけば素敵なパートナーと出会えるかも。おすすめです!!
▼これまでのコラボ記事はこちらで読めますのでどうぞ☆
あなたのサポート、愛をこめて受け取ります。