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いいと思ったらほめる活動

今日は涼しくてうれぴい。
日頃から「うれぴい」とか「おいぴい」とか「かなぴい」とか、ついつい感情表現に「ぴい」を付けてしまう。なんなら「涼ぴくて☆うれぴっぴー」でもいいぐらいだ。

いい年(50代)をして「ぴい」とか言ってる場合か!と自分の中の英二がエイジハラスメントをしてきた(英二はエイジハラスメントをするキャラという設定)。うるさいな!「ぴい」を付けることに年齢なんか関係ないじゃん!と、自分の中のギャルが反発している。

さて、そんな今日であるが、行きつけのスーパーのとある店員さんが髪の毛をばっさり切っていた。それがものすごく似合っていたので「〇〇さん、すごく似合ってるよ!なんか10歳ぐらい若返った感じするよ!インスタのカリスマ美容師のアカウントのビフォーアフターみたい!もっと早く切ったらよかったのに!」とまずは心の中で激賞した。

私は【いいと思ったらほめる活動】を推進するNPO団体を心の中で設立していて、小さなことでもなるべく口に出してほめるようにしている。

しかし行きつけと言えど、我々は単なる客と店員の間柄。田舎の雑貨屋とは違い都会のスーパーは非常にビジネスライクな空間で、そんなことを言う雰囲気ではない。しかもその店員さんはとっても不愛想なのである。あまりに不愛想なので、初め私は彼女が苦手でそのレジを避けていたが、次第にその不愛想さにはまってきて今ではわざわざ彼女を狙って並んでいる。ドラマなどで、序盤では悪役だったキャラにだんだん夢中になることありませんか?そんな現象である。

平日で、レジはとても空いていた。私は彼女のレジに並びながら、思いきってほめ言葉を口に出してみようかという気分になった。すると急に緊張してきて、うっかりその店のポイントカードの代わりに自宅のカードキーを提示してしまった。カードキーだけに彼女は急に心を開いてくれた━━ということがあるはずもなく、不愛想な彼女はカードキーを黙って見ていた(こういうとこ!こういうとこが好き!)。焦って財布から正しいポイントカードを出したりなんかしているうちにほめるタイミングを逸してしまった。

【いいと思ったらほめる活動】NPOの今日の活動は失敗に終わった。
でも、よく考えたら髪形をほめるってルッキズムの助長につながるんじゃない?と私の中のフェミニストが言いだした。あと、ほめ言葉とはいえ客が店員の容姿に言及する行為はカスタマーハラスメントといえるのでは?と私の中のハラスメント認定士が言いだしたところで、私の中のギャルが「めんどくせー」とふて寝を始めた。人をほめるのはむずかぴい。

あとこのNPOのキャラクターは『ほめらにあん』という犬に決まりだな、と思った。

それではまた明日お会いしましょう。

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▼よく同じようなことを考えています。


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