野田崇達@里山系起業家

野田崇達が企画している里山農業プロジェクトのアカウントです。主にプロジェクトに関するこ…

野田崇達@里山系起業家

野田崇達が企画している里山農業プロジェクトのアカウントです。主にプロジェクトに関することの中で読んだ本、取材などについて書いていきます。 浅学につき誤った情報などを記入してしまう場合もあるかもしれませんが、その際にはご指摘ください。

最近の記事

僕なりの自由研究の手法について

夏休みに向けて自由研究は何にしようという声を聞くようになってきました。上に貼ったガイドの方でも自由研究への付き添いやアドバイスも行っていますが、ご依頼者様、お困りの方向けに自由研究のやり方のようなものを書こうと思います。ご依頼いただいた場合もこれに沿うような手順でアドバイスしていくことになると思います。 一応自由研究ではいくらか評価をいただいたりしてきましたが、私は研究者ではありませんし、研究の手法については偉大な先人たちが残した本が多くあります。こちらではご依頼者向けに僕目

    • 生き物がいる場所の探し方~カブトムシクワガタ編~

      ※なるべくちいさなこでもわかるようにかきますが、漢字はつかいます。わからないところはしらべたり、おとうさん、おかあさんにきいてください。 この記事では昆虫、特にカブトムシクワガタの探し方を解説します。 実のところ、コツを教えろと言われれば経験と勘なのですが、なるべく言語化していきたいと思いますので夏休みに向けてぜひ読んでいってください。 地図から大まかに場所を探す今回はグーグルマップでの方法を解説していきます。昔の本だと地図記号や高さの情報から場所の雰囲気を読み取っていたり

      • 初めての人のための生き物観察ガイドのご依頼方法

        現代人には生物や自然と触れ合う経験がない人が多く存在すること、そういった機会を求めている人たちがいることを自身の活動やボランティアを通して体感してきました。そういった方々の助けとなりたいとこのサービスを企画しました。 ※以下の内容をご依頼前に必ずご確認ください。 システムご依頼に当たっての注意ここをよく読んだうえでご依頼を決定してください。 ご依頼の参考となる情報このサービスが向いている人 できること できないこと かかってくる費用中止、返金についてご依頼方法下の

        • スズメバチは本当に悪者か?

          なんだかんだ愛らしい顔ですよねスズメバチ。 近頃、夏が近づいてきたこともあり、スズメバチに関する話を置く見かけるようになってきました。中にはスズメバチを駆除するトラップについてのものもありますが、僕はこの時期のスズメバチの駆除には反対です。 スズメバチの特性 なぜ、この時期のスズメバチの駆除に反対なのかと言えば、この時期に見かけるスズメバチはたいていの場合女王バチであるからです。 女王バチはこれから卵を産み、働きバチを増やしていくため、逆に言えばこの時期に女王バチを殺して

        僕なりの自由研究の手法について

          僕と苦手な虫の話

          はじめに 夏が近づくにつれ、虫に関するいわれなきデマというか、不快であることを根拠に駆除される虫が増えてきたと思う。僕の方でも先日母に駆除を命じられ、害はないので拒否したのだがその時に誰もがお前と同じ感性だと思うなという趣旨のことを言われた。だが待ってほしい、僕だって害がある虫は苦手なのだなどと考えているときに思い出した話を書く。 僕には苦手な虫がいた 僕には昔、苦手な虫がいた。虫屋(虫に関する趣味を持つ人たち)にはいろいろなタイプがいて、ごく一部の種類以外に興味がない

          子どもと自然のふれあいについての話

          現代では、地方に関わらず自然とのふれあいの経験が不足している子供が多いように思います。そのことについて、都市化が進む農地に育った人間の目線から書きます。 なぜ、地方の子供も自然との触れ合いがなくなったのか先日、衝撃的なものを見ました。同郷の友人が観葉植物しかない公園を指して「自然の中でリフレッシュ」的な投稿をSNSで行っていたのです。 世の中にはいろいろな考えがあるとは思いますが、観葉植物ばかりで管理されている環境を少なくとも僕は自然であるとは考えていません。 都会の子供が

          子どもと自然のふれあいについての話

          オオカミの再導入についての所感

          ここ数日、オオカミの再導入についての話題が盛り上がっている気がします。(Twitterの仕様が変わってしまい一つの話題を調べると延々関連ツイートが流れ続けるのでいまいちどの程度話題になっているのか客観視しにくいですが) このことについて結論だけ述べると私は再導入に反対ですがなぜ反対なのかということをまとめていこうと思います。 野犬からオオカミを見る 今はそれほどでもないですが、僕が住んでいる地域やその周囲には野犬が存在し、昔から親やほかの大人から野犬がいかに恐ろしいかとい

          オオカミの再導入についての所感

          啓蟄に寄せて2023

          啓蟄 本日3月6日は旧暦の2月15日、啓蟄(けいちつ)です。 啓蟄とは土の中で眠っていた虫たちが目覚め、這い出てくるという意味です。この時期になると虫だけでなく虫を食べる動物や虫が好きな人たちも活動的になります。 Twitterなどでは昆虫関係の趣味を持つ人たちが自分の今年の目標を発表する日という文化が根付いているので、去年一年を振り返るとともに今年の目標を書いていこうと思います。 この一年と虫 この一年は昆虫関でもいろいろなことがありました。前々からの問題ではあります

          高校にイナゴの佃煮を持ち込んだ話

          ※商品名は甘露煮ですが無視する方向でお願いします 高校生が希望性でコオロギの粉末入りのコロッケを試食したという話が炎上しています。 まず、記事をきちんと読んでほしいというのはさておき、この原因の一つが無理やり食べさせられた等の思い込みからくる根拠のないデマです。こういった意見を見ていると若い世代とそれ以外の感覚の乖離のようなものを感じました。 そこでもう4年も前になりますが、わたしがお土産としてイナゴの佃煮を高校に持って行ったときの同級生たちの反応をまとめたいと思います。

          高校にイナゴの佃煮を持ち込んだ話

          フードロスは本当になくしてよいのか

          ここ最近、牛乳が廃棄される映像が広まったり、コオロギを強制的に食べえさせられるというデマが拡散されたりした結果、フードロスへの批判がさらに高まっています。しかし僕は、フードロスは本当に無駄なのかという点については個人的に疑問を持っています。 食料廃棄という安全保障 食品の廃棄を可能な限りなくそうということは割と昔から言われてきたことのように思いますが、果たしてそのような状態になった時に問題は起こらないのでしょうか。 まず前提として現代の社会は自給自足の生活により成り立って

          フードロスは本当になくしてよいのか

          どうしたら昆虫食を食べなくてよい未来が訪れるか

          結論があまりに単純なので最初にどうすればよいか答えておくと、虫以外に食べるものがあればよいのです。 最近、昆虫食を食べたくない人たちが盛り上がっています。私は虫を食べる側の人間ですが、まぁ気持ちはわかります。(デマに踊らされるのはナンセンスですが)私も宇宙から超おいしいエイリアンが降ってきて、それが安全で養殖にも向いているとなっても正直食べたくありません。もしかしたらこれを食べないと飢えるという局面でも躊躇するかもしれません。 いろいろ(現行の食品では無視しているような)リス

          どうしたら昆虫食を食べなくてよい未来が訪れるか

          入院生活で実感したサードプレイスの必要性

          サードプレイスとは家庭(第一の場)や職場、学校(第二の場)とは別の居場所(第三の場)を指す言葉です。 私はもともと同年代のコミュニティにうまくなじめなかったこともあり、かなり第三の場に依存した人生を送ってきた人間なのですが、今回入院にあたりリアルでの関係性を切り離され、改めてそのような場所の重要性を感じたので思ったことを書きます。 現代におけるサードプレイスの必要性 サードプレイスとはアメリカで提唱された概念ですが、要するに現代人は家庭と職場や学校を行き来するだけの生活を

          入院生活で実感したサードプレイスの必要性

          ネコを仕舞え!~猫は本当に無害か~

          大前提として、私は猫が好きです。また、猫の生態について無知なわけではありません。生後間もないころから猫に湯たんぽ替わりにされて過ごしました。 だからこそ、私は問いたい。猫を外で飼い、かわいそうだというお題目を唱えて気まぐれにえさをやる。この現状が正しいものなのか。猫にとって幸せなものなのかを。 猫とは 猫とは非常にかわいい中型の「肉食獣」です。非常に狩りがうまく、ネズミや小鳥をとらえては飼い主に自慢してくれるかわいらしい習性を持ちます。いかに狩りがうまく、悪魔的かといえば

          ネコを仕舞え!~猫は本当に無害か~

          不快害虫が人類を滅ぼすかもしれない

          殺虫剤に対して強い耐性を持つ蚊が現在東南アジアで猛威を振るっています。 蚊は多くの伝染病を媒介することから世界で一番人類を殺している生き物ともいわれており、農薬を使った駆除というものが一概に間違ったものであるとは言えないと思います。一方で、このような事例を見ていると農薬を乱用する現代社会に危機感を覚えます。 スーパー昆虫の誕生 近年、農薬に対する耐性を持った、あるいは持ったのではないかと考えられる昆虫に関するニュースを多く目にするようになりました。中には農薬被害により一度

          不快害虫が人類を滅ぼすかもしれない

          昆虫食に対する忌避感の話

          最近、特に昆虫食界隈において虫に対する陰謀論というか、科学的知見に基づいた意見に見せかけた忌避感の表明のようなものを多く見た気がする。それについて個人の意見を書きます。 ※最初の画像はANTCICADAさんの蚕のソーセージです。 虫はなぜ不快に思われるか 僕を含め例外は多いと思うけど、まず前提として、虫は不快なものとして(少なくとも世間的には)扱われています。このことは害のない虫を不快害虫などと呼称して駆除の対象としている現状からも明らかでしょう。 では、なぜ虫は不快は不

          昆虫食に対する忌避感の話

          風邪だと思ったら死にかけていた話

          1月30日、歩いて訪れた総合病院で僕は命の危機を告げられた。 一応、一週間前から症状自体は出始めていたものの元々体調不良に慣れてしまっていたこともあり、そこまで心配してはいなかった。 とはいえ、改善の傾向もなく、薬の効きも薄いことから持病と併せて拗らせてしまったのかなぁくらいの認識で確認の電話を入れた後に普通に歩いて病院を受診した。 今思えば、真っ赤な血便が出ていたり、唾液が全く出なかったり、物を食べることが困難で具なしの味噌汁で凌ぐようになった段階でデカい病院に行くべきだっ

          風邪だと思ったら死にかけていた話