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夜の気付き - 一人称

寝る子がぐんぐん育っている丑三つ時、Creepy Nutsの「ビリケン」をセルフエンドリピートで3時間ほど聴いていた。もちろん明日も仕事だ。

ラジオでRさんが話していたが、この曲はRさんにお子さんが誕生したことがきっかけで完成した楽曲だ。

ゆりかごで空に足をピンと伸ばしてるbaby
like a ビリケンhaha
おおきにtop billin'お父ちゃんの仕事もビリケンha

Creepy Nuts「ビリケン」より抜粋

リリックのここだけで、Rさんがわが子に対してどのくらいの愛を持っているかを感じ、立ちくらみがした。(すな)





Rさん、「お父ちゃん」って言ってる......!
とここで一旦気を失った。

一人称「俺」のRさんが「お父ちゃん」。
お父ちゃん......お父ちゃん......お父ちゃん......(エコー)

これ、ラジオ聞いてた人間からしたら思いもよらない出来事だったというか。いやほんとに、え、Rさんがお父ちゃん言うてますやん。みたいな。痛風のヤニカスの遅刻魔の私たちのオールナイトニッポンパーソナリティー。お父ちゃん言うてますやん。みたいな。

え?

愛すぎる......(すぎる......すぎる......すぎる......)

まあまず、我が子のことを歌にする行為そのものが嗚呼なんと美しい世界!!という話ではあるが、

日本一に3回輝いた天才が小さな我が子を見て自分を「お父ちゃん」と呼び、本当の本当に誰かの父親になり、幸せがまた何倍にもなったんだということを理解し(?)普通に泣いてしまった。嬉しくて。

(こうして目の前の大人の一人称を変えてしまうような存在なんだな、子どもって......)としみじみ。

そして、ふと自分の父親、母親、祖父母、叔父叔母、兄たちのことを考えた。

私の前では一人称を変える人たち。


これって出力された愛なのかもしれない。
もしくは、立場や責任がそうさせたのかもしれない。
そこには何の感情も無いかもしれない。

けれどもそのひとつひとつの小さな命への配慮に、込み上げる有り難み......ってカンジである。

Creepy Nutsよ、新たな気づきをありがとう。
興奮と感動で眠れなくなったけど、ありがとう。

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