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服がダサいと言われても、私はエスニックが好き

私は昔からアジアンテイストの物が好きだった。
身の回りをエスニックな物で囲みたいとずっと思っていた。

でも周りを見ても、誰もエスニックファッションなんてしてる人は居なかった。
だから私はこっそり、お財布やストラップなど、小さい物だけエスニックにしていた。

しかしある時、エスニックなカバンを買ってもらったことがキッカケで、塞き止められていた私のエスニック欲が爆発した。

もう全身エスニックにしたい…!

そこから、私はエスニックファッションに走った。
高1だった。

その頃付き合っていた彼は、私が普通の服からエスニックファッションになるまでの歴史を見ていた。

付き合って数ヶ月後のクリスマス、海遊館デートの帰り、観覧車に乗る為の大行列に並んでいた時、彼から一言

「服ダサい」

と言われた…笑

ええぇぇぇ!?!?
私は自分なりに一生懸命可愛くエスニックして臨んだデートだったのに…

ものすごく悲しくて、私はエスニックを少し控えるようになった。笑

しかし数ヶ月後、結局彼とは別れることになり、それによりエスニック欲が再び爆発した。

一時はモテたくて普通のファッションもしていたが、なんか自分らしさが無くなった気がするし、何より別にモテない。笑

結局すぐ辞めて全身エスニックに染まっていった。(その方がなぜかモテた)

そして初めてエスニックファッションをした日から10年ほど経った現在、私は未だエスニックファッションである。

途中ミニマリストになってめちゃくちゃ服断捨離したり、スティーブ・ジョブズに憧れて同じ服を着続けたり、佐藤可士和に憧れてエスニックとは真逆の無機質部屋になったりもしたけど、
それでも私はエスニックファッションを着続けるのである。

好き以外に、メリットがたくさんある。

まず、服を買う場所で悩まないのである。

なぜなら、エスニックファッションの店だけ行けばいいから。笑

そもそも数少ないエスニックブランドの中で、自分が好きな店を見つけるのは簡単である。
選択肢が少ないということは、それだけ悩む時間を減らせるし、一つのお店でじっくり吟味する時間を確保出来るのだ。

他にも、覚えてもらいやすいということや、
自分にエスニックという縛りを設けることで、仕事選びも人間関係も選択肢が狭まる。

逆にそれがいいのだ

この世は選択肢が多すぎるのである。

先に自分を縛っておくことで、膨大な数の選択肢を事前に減らすことができる。

「100個ある内から好きなの選んで」は大変だが、
「3個の中から好きなの選んで」はすぐ選べるのが人間なのである。

とはいえ、たまにはちょっと大人キレイめな格好の方が相応しいかなとか、スーツの方が…とか、冠婚葬祭とかの日が、年に1回ぐらいやってくる。

そんな時は…

普通に着ればいいのである!笑

これもエスニックファッションのいいところ。

ちゃんとフォーマルの日はフォーマルできる。
だってただのファッションだから!笑

しかも普段エスニックな分だけ、それ以外の格好をすると、めちゃくちゃ新鮮な気持ちになれる。
それはそれで気分が良いモノである。

とかなんとか、メリットが…とか言うてますが…

シンプルに

エスニックが好きなだけ!!

です。

さっとん

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