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石垣島 絵本の村づくりお手伝い 忘備録

絵本の村づくりのお手伝いに参加してきたので、忘れないうちに記録。

会社員時代から、エコなことや持続可能な暮らしなどに関心があって、いつかそんな生き方にシフトしていきたいと思っていた。
昨年頃から体も心も整ってきたので、いよいよ生き方そのものに取り組もう、と思い、エコビレッジなど色々な情報をまたリサーチしていた時に、山納銀之輔さんの存在を知り、YouTubeをいくつか見ているうちに、「なんという人がいるんだ!」と衝撃を受けて、大ファンになってしまいました。

同時にアナスタシア・シリーズも読んでいるのだけど、銀さんの言うこととアナスタシアに書いてあることがリンクして、私の中にぐんぐん入ってきた。

アナスタシアの存在も身近に感じながら生きていきたいと思いつつ、
銀さんは実在する人物!調べていくと、今、石垣島で作り始めた絵本の村づくりのボランティアに参加できるという。
これは絶対息子と参加したい、と思い、昨年末、今回の1月分の告知が始まると共に申し込んだ。

本当は今回の募集は15歳以上だったけど、どうしても息子と行きたくて、
「うちの子は体も大きめで、そういう作業も経験あるので、是非一緒に行かせてください」とお願いしたら快諾して頂き、一緒に参加できることが決まった。

やったー、銀さんに会いに行ける!しかもJALの新春SALEで思ったより安く行ける!と、年末年始はるんるんすごしていた。

そして1月1日の夕方に能登の大震災。私が住んでいる加賀市は、能登ほど酷くはなかったけれど、震度5強の強い揺れを体験した。
ニュースやSNSで毎日ひどい状況を見聞きしながら、石垣島に行っている場合か、とモヤモヤしていた。

でも、地震を通して、これからはさらに、銀さんがいうようなエコビレッジ作りの重要性が増してくることを実感し、行きたい気持ちはむしろ高まった。

1/24水曜に石垣島に到着。すぐにでも絵本の村に行きたかったけど、夜に石垣に着いたこともあり、JALパックについていた市内のホテルに向かった。
ホテルでなんとなくスマホでYouTubeを開くと、なんと!TOLAND VLOGで銀さんが出ている!!!
「なにこれー?これが全自動!?」
と息子と興奮しながら大笑いしていた。

【1日目:1/25木 曇り】

朝はバスで星野まで移動。宿泊場所のAlialiさんに荷物を置いて、朝食用のおにぎりまで頂いて、他のボランティアの方が運転する車で、いよいよ絵本の森に向かう。私たちの他に今日から参加のご夫妻と先輩ボランティア1名と、先に来ていてキャンプ場に滞在している先輩ボランティアさん達がいて、皆で現地に向かう。

到着した絵本の村は、周囲も民家があったりして、見た感じは普通の集落の中の普通の工事現場。
大きな2棟分は、コンクリの基礎が終わっていて、足場屋さんが来て足場を組んでいた。
YouTubeで見ていたアバウト工務店の方々が既に作業をしていて、胸が高鳴った。

この日やった作業

○土嚢移動:道路脇の排水溝の上にはみ出た土嚢をどかす作業。

○釘抜き:基礎工事のコンクリ用木枠を解体した木材から、釘やビスを抜く作業。トンカチ、電動ドリル、ペンチ、バール等を使って、どんな釘もだいたい抜けるようになった。サウナ用薪等で廃材利用するために釘を抜く大事な作業。空き時間で作業台(これも廃材で出来てる)の補強なども勝手にやってみた。

銀さんがお昼にかわいい車で登場。
陽気な音楽をかけて、昼食の準備をして、外でみんなでご飯を食べる。

昼食は、パスタ3種類(エビトマト、アンチョビ、カルボナーラ)。
ものすごく美味しい!!!

午後は銀さん指導のもと、屋根張り。

○簡易キッチン棟の屋根張り:メインの建物はまだまだ立たないので、当面の間、料理をしたり資材を置ける建物として、簡易キッチン棟を建設中。私が付いた時は、柱と壁面のべニアだけが張られた状態。そこに屋根を張るためにまず角材を置いて電動ドリルでビス打ち。斜め打ちが難しい!その後、角材の上にベニヤ板を置いてビス打ち。息子は張りたての屋根の上でお昼寝。スヌーピーか!笑

夕食は、別の場所にあるアバウト工務店の拠点に移動して、みんなで食べる。
夕食も銀さんが早めに移動して作ってくれる。
毎回約20名分の大量の料理を、しかも、ものすごく美味しい料理を作ってくれる。料理のことも色々と教えてもらった。

この日のメインはブリカマ大根。美味しかったー!!!

夜はAlialiさんに戻って、また皆でお茶のみながらお話し。
これも楽しい。

【2日目 1/26金 曇り】

この日の作業

○屋根張り:昨日の続き。追加のベニヤ板が届き、全面に貼れた。

○ピザ棟の基礎作り:簡易キッチン棟の隣にピザ窯用小屋を建てるために、地面を平らにならして、柱を立てる四箇所を穴掘り。計測しながら三次元の位置を合わせていくのが難しいけど面白い!柱用アンカー(?)を置いて、コンクリで地面に固める。コンクリの枠は、四角より丸がいいよね、と探してたら、ちょうどいい丸い金枠(捨てられた鍋の一部?)を誰かが発見。くちばし付きのかわいい土台ができた。持参したインパクト(電動ドリル)が役立つ!他にも丸鋸で木材を切らせてもらったり、一通り小さな小屋を建てられるような経験をさせてもらえた。

○草刈り:マンゴー畑跡地の開拓。不要な木や草を払う作業。アバウト工務店の方々がチェーンソーを持って木に登って、不要な蔓や枝を落としたり、地上の木を切り倒したり、草刈り機でどんどん刈っていき、お手伝いメンバーがそれを運んで、どんどん場所が開いていく。
ガジュマルに絡まった枯れた蔓や周りの木を払ったら、スッキリしたガジュマルの存在感がすごい!

昼食:照り焼きチキン温玉丼
夕食:パエリア3種

【3日目 1/27土 曇り】

午前中は2時間ほど作業を抜けて、近くの平野アニマルテラスさんで動物とふれあい体験。
かわいい動物とたくさん触れあえて、アヒルの卵をもらってきた。
今回は観光なしでボランティアだけの旅行だったので、唯一のお遊び時間。といっても、ボランティアも遊び時間も垣根なく楽しかった。

この日の作業

○ピザ棟の柱を立てる:土台の上に柱を置き、ビス打ち。水平器で垂直方向も測れる!4本立てたら角材で斜めに渡して仮固定。屋根の高さや窓の位置など、建てながら決めて行く設計図なしの小屋建てなので、柱の高さや屋根の大きさなど、その場で決まっていくので面白い。

空き時間は、くぎ抜きや草刈り作業。

昼食:ここだけどうしても思い出せない!
夕食:洋風おでん、リゾット(アルデンテ!)

【4日目 1/28日 曇り】
草刈り(開拓作業)の続き。

銀さんが資材購入中に怪我をして、病院経由で午後に到着。
松葉杖をその辺の木の枝で作る!(病院でレンタルすると700円!)

銀さんが来てから2時間ほどで、簡易キッチン棟の石膏ボード張り、ピザ等の屋根の角材を固定するまでが完了。

開拓もだいぶ進んで、暗い森のような敷地が大きく開いて、日当たり、風通しがとってもよくなった。この場所が今後どう変わるのか楽しみ。

昼食:グリーンカレー(銀さん負傷のため貝さんゆっきーさんが作ってくれた。美味しかった!)
夕食:絶品麻婆豆腐

そんな感じで4日間があっという間に過ぎた。
作業の時間も、食事の時間も、移動の時間も、ずーっと楽しかった。
毎日、野外で過ごして、全身を使って動いていたけど、「頑張らない」現場なので、筋肉痛や疲れもなく、毎日でもやっていたい。
そして、食事の時間などに色んな人とたくさんお話しできた。
銀さんはじめ、アバウト工務店の皆さんは、皆さんほんとにキャラがすごくて、文字通り笑いが絶えない。
ボランティアの方々も、とってもいい感じで、とにかく居心地がいい。
帰りたくなかった。本当に。

またボランティア参加したいけど、銀さん、これからも知名度上がり続けそうで、競争率が高くなりそう。

石垣滞在中も、TOLANDきっかけで銀さんを知った友人たちから「絵本の森のことを知って見てたんだけど、今、石垣にいるの!?」と次々に連絡があり、私の周りの小さな世界ではちょっとした社会現象になってました(笑)

このインスタを見て連絡くれた人が多いです↓
https://www.instagram.com/p/C2g6TCAJ3zh/

それでも、銀さんを見つけた時、なんでこんなすごい人がこんなに知名度低いんだろう、と不思議だったので、今、ブレイクしている方が私にとっては不思議ではない。
「すごい人ほど知名度は低い」、「有名になることはバカにみつかることだ」、などという考えにも共感するので、銀さんが有名になることに関して、複雑な気持ちもあるのですが。。。なんて、数か月早く知ったくらいの私が偉そうに言うことでもないですね(笑)

とにかく。
銀さんに直接会うと、人生が変わりだす、というのも聞いていたけれど、今回はTOLANDタイミングのこともあり、石川に戻ってからも、確実に私の周りの世界が変わっているのを実感してます。

そして、今年、私の生き方が大きくシフトする、と昨年末頃から感じていたことが、より現実味を増してきた。場所とか時期とか具体的なことは全く決まってないけど、全自動が動き出しているので安心して待っている感じ。
そんな感じで、これからの動きが楽しみでならないのです。

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