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Punk of meー私の音楽遍歴 11

私はあまり日本の音楽を聴かない。これは昔からだ。いや、嫌いじゃないんだよ。けど思い入れがあるのが英米の70~80sパンクとその周辺だからどうしてもそこら辺を聴いてしまう。好きなら同じバンドの曲を毎日聴いていても飽きないタイプの愛好家である。

で、日本のバンドで唯一ハマったのがスターリンだった。そりゃ、生まれて初めて買ったカセットもCDもスターリンならそうなるのかも知れないが、とにかく12歳で初めてスターリンを聴いた時のことをよく覚えている。中学の頃にパンクを教えてくれたカナちゃんの家に初めて遊びに行ったときにかかってたのがSTOP JAPで。パンクのパの字も知らなかった少女の私は
「何だか気色悪い」とさえ感じたのだが彼女がいる世界に憧れてしまったのだ。カッコいい服を着ている彼女のお姉さん、親や学校なんか気にせずに夜遊びに出掛けられる環境に。

自伝の通り、カナちゃんにはパンクを好きになったことはしばらく隠していた。彼女のマネをしたと思われてバカにされるのも、そのマネすらもまるで様になってないから恥ずかしくてたまらなかったからだ。私がパンク好きをカミングアウトする頃には彼女はあまりパンクを聴かなくなっていたけれどそれでもバンドの話をしたりするのは楽しかった。

中学を卒業しても、高校を卒業しても、大学に入っても(しつこいが母親に奨学金使われて退学させられたけどね!)ずっとパンクを聴いていた私だが、周りにパンク好きなんていなかった。で、時代はネット社会に突入。念願のパソコンを手に入れてしばらくした頃、2002年くらいだったかな、アメリカ人が運営している日本のパンクバンドについてのサイトを見つけた。日本のパンクバンドと銘打っていても実質ザ・スターリンのサイト。もちろん非公式のファンサイトみたいなもので、情報交換の掲示板なんかもあった。歌詞を英訳してくれる人募集しているとのことで、既に「ロマンチスト」「虫」「Stop Jap」の英訳が掲載されていた。私はいっちょ参加してみるか、と思って(当時の私は人生で一番英語力があった)、「水銀」「Stop girl」「サル」「豚に真珠」「ワルシャワの幻想」「Die in」の6曲を英訳し送った。
いや~、大変だったけど面白かったよ。スターリンの歌詞は非常に文学的なのでどう解釈していいのか迷ったし、センスが問われる。それに英語自体が間違っていたらいくら考えても台無しだし。

そのサイトはもうとっくになくなっている。けれど訳したものは残っている。その運営者に送ったメールがまだ残っていたからだ。

以上の話を一昨年だったかな、ツイッターでして。
「もし、英訳を読んでみたいという方はDM下さい」って書いたんだけど誰からも来なかったという。私は著作権を侵害して好きなアーティストの不利益になるようなことはしたくないので、個人で楽しむ分なら問題はないだろうと判断し、DMで!って言ったんですけどね(汗)。

まぁ、今読み返すともっといい訳があるんじゃね?とか、ここの解釈おかしくね?ってところはあるんだけど、作詞した遠藤ミチロウさんは
「自分の歌詞はどう受け取ってもらえてもいい」と言っていたのでそれに甘えて(?)自由に訳した。

読みたいって方いらっしゃったらツイッターのDMかこちらのメッセージ機能(確かあったはず)でお知らせください。当然のことながら無断配布は禁止です。あくまで個人で楽しんで下さい。英訳がおかしいとか、そういう解釈じゃなくて自分はこう思う、って指摘、議論は歓迎しますよ!