先週タイのチェンマイにサウナを作りたいというクライアントからの依頼を受けてチェンマイに行ってきました。
チェンマイ滞在3日目にチェンマイに19年間住んでいる日本人と会いました。
その方が言っていた言葉が強烈に脳裏に刻まれたためそのことについて書きたいと思います。

豊かな国日本

その日本人の方は日本にいるときは大手の日系企業に勤めていたそうです。
朝から晩まであくせくと働き続け、精神的に参っている時にタイの隣国に住んでいる方と出会い結婚し、それを期にチェンマイに移住したそうです。
チェンマイに移住してから、外からの日本を見つめ直した時に、“物質的に豊かなのに、精神的には豊かではない”と感じたそうです。
技術革新により、時間の効率化や情報のスピードが圧倒的に向上したことにより、無駄を排除して目的のために働き続けることは素晴らしいことだが、人間らしく小さなことで感動したり、小さなこと感情を共有することができづらくなっている。とおっしゃっていました。

私も日本国内に住んでおり、人類が進歩すればするほど失われいてるものがあるとは思っていました。
が、実際にタイという国に行き現地の方の声を聞き、そして現地に住んでいる方とコミュニケーションを取ることにより、自分の中にこの言葉の本当の意味が腹落ちした気がします。

が、私は日本で生まれ日本で育ち日本で働いています。
日本に帰ってからはや3日経ちましたがすっかり日本社会にまた染まりました。
ただ、これでいいんじゃないかなと思っています。
現時点での私はタイに移住したいなとは思っていませんし、日本社会で日本社会ならではの葛藤の中人間として成長していけたらいいなと思っています。

今ある環境に感謝をし、今ある居場所にも感謝をし、誰よりも努力をすれば必ず報われると思うため、しばらくは今のまま突っ走りたいと思います！
頑張ろう、明日も明後日も。