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進学校とアイデンティティ・クライシス〜学歴厨夫とFラン妻の往復書簡32〜

おはようございます。
学歴厨のサバ缶です。
と「学歴厨」をアイデンティティにしているサバ缶です。
このように周りくどい自己紹介をしたのは、昨夜Fラン妻と話していたことがきっかけでした(「Fラン妻」もアイデンティティだな)。

進学校のメリットとしてよく挙げられるのは、勉強が出来るクラスメイトに囲まれているため、自ずと高いレベルで勉強してしまうということが言われます(ピア効果?)。
これは経験上、事実だとサバ缶も思います。
進学校で普通に勉強して普通の成績を取っていたら、全国模試では上位者に名前が載っていて驚いたということがしばしばありました(←自慢してすみません)。

そしてその裏返しなのですが、進学校の一番のデメリットは、勉強が出来ることがデフォルトになって見えづらいことがアイデンティティの危機を招くことが多々あることです。
以前にもブログに書きましたが、サバ缶は進学校に入るまでは「数学の鬼」として公立中学や通っていた中堅塾で名を馳せていました。それを自認もしていたわけですが、目標の進学校に入学すると「数学が得意」というアイデンティティは1か月もしないうちにガラガラと音を立てて崩れました。そして「普通の生徒」に成り下がったサバ缶は、よく午前中の授業をサボって街をぶらつくようになりました。出席日数を稼ぐため午後から学校に行き、「今日も重役出勤ですか」と同級生に茶化されたものです。

それでも腐らずに進学校でやっていけたのは、小中学校で熱中していたバスケではクラスで目立っていたからでした。同窓会でも「バスケが得意なサバ缶」として覚えてくれていたりします。

いまではいい思い出ですが、当時の15、6歳のサバ缶少年は「オレの存在意義ってなんだろう?」と日々悶々としていて辛かったです。
そして20年以上経ったいまでは、悶々としながら通った進学校で得た受験知識というか学校ランキングや偏差値や塾情報を細々と発信する「零細学歴厨ブロガー」がアイデンティティになりつつあるから、不思議なものです。

ちなみに今はバスケの方も、エアボール(シュートしたボールがリングにかすりもしないで外れていくこと)を連発しています。

今日の一言
勉強以外の特技を持つことが進学校でやっていくためのコツだったりする。

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