見出し画像

✅10代女性【持病で両親に負担 迷惑?】を選択理論でコーチング人生案内#59

「17歳の女子。私には持病があり、数年前に手術をしました。」

 今でも時々、手術の影響で痛みを感じます。そのために、私はいつも両親に重いものを持ってもらったり、痛みがひどい時には車で学校まで送ってもらったりしています。

 そんなことが重なると、「またなの?」「本当は痛くないんじゃないの?」「甘えたいだけなんじゃないか?」などと思われているような気がしてきます。それで、無理して痛みを我慢して生活することが増えました。

 痛みは本人である私にしかわからないので、そう思われてしまうことは仕方ないと思います。でも正直、つらいです。

 痛い時は痛いと伝えて助けてもらうことは、両親にとって迷惑なのでしょうか。どうしたらいいかわかりません。教えてください。(神奈川・B子)

(2022年3月18日読売新聞朝刊)

次を参考に「相談者の答え」を引き出す質問を自由に考えてみてください。

【相談者の困りごと、願いごとを考えましょう】

相談者の「困りごと」

・持病を手術して、今も痛みを感じるが、両親に甘えていると思われたくないので、世話を頼まず、痛みを我慢して生活することが増えた。しかし、正直、辛くて困っている。

・痛い時は痛いと伝えて助けてもらうことが、両親にとって迷惑なのかどうかがわからず、どうしたらいいのか、困っている。

相談者の「願いごと」

・痛みで辛いときに、両親には、「またなの?」「本当は痛くないんじゃないの?」「甘えたいだけなんじゃないか?」などと思わず、こころよく、助けてほしい。(推測)

・痛みで辛いときには、両親に遠慮せずに、世話を頼めるようになりたい。(推測)

・痛みで辛いときに、遠慮せずに、世話を頼めるような方法、両親に気持ちよく手助けしてもらえるような方法、があれば知りたい。(推測)

【ふだん使いがしやすいコーチングモデル】

「自分には、自分が幸せになるために、
未来に向って行動する責任がある」
と考えてみましょう。

 

【相談者の困りごとのパターン】を考えましょう

・痛みで辛いときに、両親には、「またなの?」「本当は痛くないんじゃないの?」「甘えたいだけなんじゃないか?」などと思わず、こころよく、助けてほしい。両親に気持ちよく手助けしてもらえるような方法があれば知りたい。
(相手の行動は相手が決めることであり、「相手の領域のこと」についての困りごと、である。自分の方では、相手を思うように変えることはできないが、情報提供やリクエスト、依頼、説明、説得などをすることはできる。それらにどう対応するかは、相手次第。)

・痛みで辛いときには、両親に遠慮せずに、世話を頼めるようになりたい。
そのような方法があれば知りたい。(願いごとを叶えたいが、方法が分らなくて困っている)


以上を参考に、ここで、みなさんのコーチング質問を考えてみましょう。

 

【心に響く回答者(最相葉月さん)の言葉】

お手紙には実際に両親に迷惑と言われたとは書かれていませんね。両親以上にあなたの痛みを理解する人はいない。でも内心は甘えていると思われていると想像してしまうのですね。

 とても自然な感情だと私は思います。

 病気を抱える子どもたちと親の話をそれぞれ別々にうかがったことがあります。子どもたちができるだけ親の世話にならずに自立する方法を考えていたのに対し、親のほうはいつまでも自分がそばにいなくてはいけないと話していました。

 迷惑をかけたくないと思うのも、それが迷惑ならかけられて当然と思うのも、お互いを大切に思っている証拠なのでしょう。

 私たちの国では幼い頃から、人に迷惑をかけてはいけないと言われて育ちます。その影響なのか、苦しいのになかなか「助けて」と言えない。そのために多くの悲劇が起きていることをあなたもご存じでしょう。

 病気であろうとなかろうと、人に迷惑をかけて生きているのが人間です。自分は違うと思っている人でも、気づかないうちに必ず誰かの世話になっています。

 あなただって、いつか誰かを助けてあげなくてはいけないのです。それは明日かもしれません。心の準備はできていますか。

(2022年3月18日読売新聞朝刊)


私は次のような質問を考えました(ご参考まで)

・ご両親は、あなたが未来に向って、どのような人であり、どのような生活や人生を送られることを願っておられるでしょうか?
 そのようにあなたが生きたり、成長されることについて、どの程度、どういう応援をしたいという気持ちをお持ちでしょうか?
 尋ねてみられたら、どのようにお答えになると思いますか?

・あなたご自身は、未来に向って、どのような人になりたい、どのような人でありたい、どのような生活をし、どのような人生を歩みたいと望んでいらっしゃるのですか?

・ところで、もし、あなたの痛みや辛さが、うそではなく、本当のことだったら、ご両親は、気持ちよく、あなたを手助けされそうですか。

・あなたの痛みや辛さが本当のことであると、ご両親にわかってもらえるためには、ご両親とどのようなコミュニケーションを取る必要がありますか。
 例えば、痛みや辛さを、あなたが10段階(絶対がまんできないのを10、全然問題が無いのを1だとして)で、自分で点数を付けて、それをご両親に、「今は8で、とても辛いので助けてほしい」とか、ありのままを伝えたら、ご両親は、ウソだと思われるでしょうか?
 そのような、ありのままのご自分のことを相手に伝える方法として、どんなことが考えられますか?

・もし、仮に、あなたと同じような持病を持っている親友がいるとしたら、あなたは、どのような場合には、その友人に対して、自分ができる手助けを進んでしてあげますか?
 そして、どんな場合には、手助けすることに気が進まないだろうなあと思われますか?
 また、その親友には、どんなコミュニケーションをとってほしいと思いますか?


今回は以上です。上の質問は、自己対話で使うと、セルフコーチングができます。お役に立てればうれしいです。それでは、また次回。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?